地福寺ブログ

地福寺は、宮崎県延岡市の山あいにある曹洞宗のお寺です。
永代供養のご相談も承ります。

牡丹の花

2010-04-09 23:11:08 | 周囲の自然
裏庭に傘が一本。
ハテサテ?誰がさしてるの?


傘の主は、花壇に咲く牡丹の花でした。
雨に濡れるとよくないということで、普段はモグラ除けの風車が回っている柱を使って、
傘をさしています。なかなかにユーモラスです。


数えたら、蕾が11個ありました。この蕾は赤い牡丹かな?


牡丹の花言葉は、「富貴の象徴」だったかなあ。すこしウロ覚え。

雨が降ると急に寒くなって、冬に戻るみたいですね。
どうぞ、みなさんも体調管理には気をつけましょう。
牡丹の花が咲きましたら、このブログでご紹介しますね。

花まつり

2010-04-09 00:20:13 | お寺の行事
今日は4月8日、お釈迦様の誕生日です。
私が修行に出ていた長崎では、この日に合わせて花で飾られた路面電車が町を走ります。
市街地のアーケードにも甘茶の接待場が設けられ、道行く人に甘茶をふるまっています。
地域性もあるのでしょうが、そうしていくことで町の人々に関心を寄せてもらえるのは確かです。
いずれはクリスマス位の知名度にできるとよいのですが…。

この日は当山でも甘茶の接待をするので、甘茶を作らなきゃ。

朝、起きたらすでにカマに火が入っていました。私は今日はお寝坊さんです。


本堂前に花御堂を設置します。


花御堂の中には、甘茶の中に誕生仏がいらっしゃいます。
このお皿の甘茶を柄杓ですくって、かけるんですね。


母がお花で飾りつけをしています。飾っているお花は…


つつじです。周囲で咲いているものを少し拝借して、飾りつけに使います。


なにも買わなくても、必要なものは周囲にある、というのが嬉しいです。


できました。あとはお参りにいらっしゃる人を待つだけです♪


お釈迦様がルンビニーの花園でお生まれになったとき、蕾だった周りの花々が一斉に咲き、
天からは甘い味のする雨が降りそそいだと言われています。
その話にちなんで、甘茶を出すようになったということですが、
この甘茶、砂糖など入っていないのに甘くなります。不思議ですね~。
ちなみに、ムカデなどの虫よけにもなるので、
家の周りに撒というのも聞いたことがあります。