カンボジアだより シーライツ

国際子ども権利センターのカンボジアプロジェクト・スタッフによるカンボジアの子どもとプロジェクトについてのお便り

スタディーツアー報告⑨アフェシップ・トムディセンター訪問

2008年10月30日 13時09分43秒 | Weblog
 今日はスタディーツアー報告その9です。ツアー一行はアフェシップの事務所訪問後、2グループに分かれ、アフェシップ・フェアファッションとトムディーセンターを訪問しました。今回はそのトムディーセンターについて、ツアー参加者の米川舞さんが報告をしてくださいます。トムディーセンターは人身売買、性的搾取の被害女性の保護施設・職業訓練所で、シーライツは、トムディーセンター内に設置されている保育室に勤務する保育士さんのお給料、子どものミルクやおむつ代などを支援しています。

トムディセンター                           
米川舞

 アフェシップのトムディセンターという、縫製工場で働くため、あるいは、テーラー(仕立屋)になるための縫製技術を学んだり、美容の技術を学んだりする職業訓練センターへ行きました。アフェシップでは人身売買や性的搾取の被害にあった女性を保護し、社会に出て行くことができるよう支援している団体です。一人一人の様子についてカウンセラーが記録し、もう一度性産業で働く生活に戻らないで自立して生きていけるように支援しています。彼女たちが家族の元に帰ることを希望している場合は戻った場合に彼女がまた人身売買などの被害に遭うことがないか調査し、家族ととことん話をします。カンボジアにはいまだに自分の子供なのだから売ろうが、なにをさせようが勝手だと考えている親もいて、家族の元に戻ることが果たしてどうなのか、判断が難しい場合もあるそうです。私は、自分が想像することも難しい悩みやバックグランドをもった女性達がいるこのセンターを訪れることに、どこかためらいの気持ちを抱えながらセンターに向かいました。そこで私が見たのはお花がきれいに咲いていて、可愛らしいブランコに置物がある素敵なセンターだったので私は少し驚きましたが、すごく安心しました。そこで、少女達は元気に走り回り、算数の計算や読み書きをうれしそうに学んでいました。トムディセンターには保育施設があり、幼い子供をもつお母さんたちは保育士さんが見てくれている間、職業訓練に集中することができます。また、縫製以外にもライフスキル、調理なども学んでいます。知識が増えることと、同じような悩みや過去を持つよい仲間に出会い相談し合えることができ、ここにきてよかったと感じると私たちに話してくれました。ここのセンターをどこで知ったか聞くと、義理の父にレイプされて通報したときに警察から聞いた、ソーシャルワーカーに聞いた、トラフィッキングされ(人身売買の被害に遭い)職業訓練をうけている妹から聞いた、と教えてくれました。元々知っていたというよりはたまたま聞いた人が多く、私はこのような支援を必要としている人にこのようなセンターの情報を知らない人は多いように思いました。

 アフェシップでは、買春宿で働く女性達にコンドームの配布、性教育も行っています。買春宿にはHIVに感染してしまっている女性が何人もいて、せっかく保護してもHIVによって亡くなってしまう人がいるとセンターの人が話してくれました。亡くなられた方の写真がセンターにありました。その中のトムディーという少女の名前からここのセンターをトムディーと名づけたそうです。これからセンターを増やしていき、まだセンターの名前になっていない少女たちの名前を、つける予定だと話してくれました。それはこの子たちのことを忘れないためなのかなと思いました。アフェシップの活動は保護するだけでなく、生きる力をつけさせるといった活動で私にとって初めて知った新しい支援の仕方でした。

 私は、日本に帰国してからアフェシップの創設者であるソマリーさんの本を読み、この活動を続けていくことで、危険にさらされたりすることを知りました。私は、このような活動をもっと多くの人に知ってもらい、カンボジアの人々の輝かしいきらきらした笑顔を曇らせることのない社会になってほしいと痛感しました。

写真は、トムディーセンター内の職業訓練施設、縫製所を訪問した時のものです。

アフェシップ・トムディーセンターのより多くの女性と少女たちが元気に生きていけるようにするため、ぜひ会員になってください!
シーライツ あなたにできること: http://www.c-rights.org/join/kaiin.html
シーライツ ホームページ: http://www.c-rights.org/

ソマリー・マムさんの自伝書『幼い娼婦だったわたしへ』(文芸春秋)をぜひお読みください。トムディーという少女のことが書かれています。

スタディーツアー報告⑧アフェシップ事務所訪問

2008年10月17日 12時08分03秒 | Weblog
今日はスタディーツアー報告その8、アフェシップ事務所訪問について、ツアー参加者若杉幸代さんからの報告です。アフェシップは、HCCやフレンズ・インターナショナル同様、シーライツ協働NGOの一つで、人身売買・性的搾取の被害に遭った、または遭う可能性のある女性たちの保護活動と社会復帰への支援活動をしている現地NGOです。創設者のソマリー・マムさんは人身売買の被害者であり、自らの経験を本(「幼い娼婦だった私へ」ソマリ―・マム著、高梨ゆうり訳、文藝春秋刊、\1524+税)にまとめています。今回の訪問で、ソマリ―さんには、残念ながらお会いすることが出来ませんでしたが、アフェシップスタッフのシノンさんからアフェシップについての活動紹介を頂きました。

アフェシップ事務所を訪問して
報告者 若杉幸代

 2008年8月29日の午後、カンボジアスタディツアー参加者、シーライツのスタッフの方々と一緒に、アフェシップオフィスを訪問し、オフィスのシノンさんに話を伺いました。以下は、伺った話の内容です。
 
 カンボジアでは、アフェシップのセンターが3つ(プノンペン、コンポンチャム、シェムリアップ)あります。センターそれぞれに50人前後の少女・女性がいて、3つのセンターに合わせて150人の少女・女性がいます。センターに来る、人身売買や性的搾取の被害を受けた女性達は、社会福祉省や労働・職業訓練省から送られてくる場合と、スタッフが警察と一緒に買春宿に踏み込んで、彼女達をセンターに連れて来る場合があります。加害者はアフェシップ創設者であるソマリー・マムさん達の顔を知っていますが、ソマリー・マムさん達は加害者の顔を知らないので、買春宿に踏み込むのは危険です。
 
 センターに入所から最初の2週間の間に、医療ケア、精神ケアと共に、女性達のバックグラウンドを本人から聞き取り調査し、一人ずつファイルにまとめます。女性達は、性的搾取と無縁で生活できるための職業技術訓練を受けることができますが、その訓練には、縫製と美容の2つがあります。プノンペンとシェムリアップのセンターには保育所がつくられましたが、シェムリアップセンターは、建物はあっても資金がなく、保育士を雇えないために、まだ運営できていません。

 職業訓練が終わると、少女・女性はそれぞれの地域に戻っていきますが、地域に再統合をはたすまでに、3回家庭訪問を行います。職業訓練後、スタッフが少女と一緒に家族を探します。地域に戻った後に彼女達がスキルレベルアップをしたいときには、もう一度センターに戻って、トレーニングを受けることができます。
アフェシップは、HIVの感染防止活動も行っています。コンドームを配布したり、コンドームの使い方や、どうしたら清潔に保てるかといった教育をしています。2008年8月29日現在、3つのセンターで3人がHIVに感染しています。以上が話の内容です。

 29日を振り返って、アフェシップは良い団体だと、改めて思いました。29日の午前中に訪問したフレンズオフィスで、良い団体を見分けるポイントを伺い、「どうやって子供達が社会で生きていけるかを考える団体であるか」などが、ポイントに挙げられていました。自立できるように職業訓練を提供し、さらに家庭訪問を行った後、彼女達をそれぞれの地域に戻れるような支援をしているという活動内容から、アフェシップはどうやって少女や女性達が社会に再統合されるか、ちゃんと考えている団体だと言えると思います。また、アフェシップを実際に訪問する前にも、アフェシップ創設者のソマリー・マムさんの著書「幼い娼婦だった私へ」を読んで、ソマリーさん達が危険にさらされながらも、被害者達の救出や地域に戻るための支援に奮闘していると知り、アフェシップはすごいなぁと思っていました。カンボジアスタディツアーを体験して、アフェシップやフレンズ、HCCの活動を周りの人に伝えて、支援を呼びかけるなど、その活動を応援していきたいと思いました。

写真は、ソマリーさんの素敵な写真が多く掛けられている事務所内のものです。

より多くの子どもたちの社会への再統合を目指すため、ぜひ会員になってください!
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スタディーツアー報告⑦トゥクトゥクドライバーインタビュー

2008年10月14日 14時03分08秒 | Weblog
今日は、スタディーツアー報告その7です。シーライツの協働NGOフレンズ・インターナショナルのチャイルドセーフセンターを訪問後、実際にトレーニングを受けたドライバーさんへインタビューをする事が出来ました。以下は、インタビューについてのスタディーツアー参加者小林孝男さんの報告です。


トゥクトゥク・ドライバー   小林孝男  
 子どもの権利条約の精神に沿って、ストリートチルドレンの緊急かつ必要不可欠なニーズにこたえる活動を行うことは、フレンズ(カンボジアのNGO)の大きな使命です。様々な活動の一つにトゥクトゥク・ドライバーへのトレーニングがあります。観光地、外国人、ホテル、子どもの性的搾取。トゥクトゥク・ドライバーの仕事の現場は、それら全てに直接関係しています。そういえば、何年か前にチェンマイを訪れた際、トゥクトゥク・ドライバーから、降り際に、「女が必要だったらここに電話してくれ」と言って電話番号が書いてあるメモを手渡された経験があります。きっと多くの子どもも被害にあっていたのではないでしょうか。もし彼らが子どもたちの権利を大切に守る側に立って仕事をしてくれれば、どれほど多くの子どもたちが救われるでしょう。 フレンズによるトゥクトゥク・ドライバーのトレーニングは、外国人観光客と子どもが関係する色々なケースにおいて、どう行動すればよいのか、絵や写真入カードを示しながら、合計数時間行われます。トレーニング終了後、口答試験に合格すればフレンズに登録され、制服が支給され、トゥクトゥクにサポーターマークをつけて働くことになります。彼らは買春目的が明らかな客への乗車拒否、子供連れで明らかに性的搾取が目的であることが分かる場合も乗車拒否をします。判断がつかないが怪しいと感じた場合は、相手を目的地まで運んだ後、情報をフレンズや警察に通報したりもします。また、地方からプノンペンに当てもなく出稼ぎに来たような子供を見つけたときは、優しく話しかけフレンズを紹介するそうです。 現在、プノンペン市内には367人の訓練を受けたトゥクトゥク・ドライバーがおり、カンボジア全体では約1000人がいるそうです。「子どもたちを不幸な目に合わせたくない」という思いから、トレーニングを受けたいと希望するドライバーは多く、フレンズでは優先順位をつけて順次トレーニングに当たっています。 フレンズではトレーニングを受けたドライバーの収入が減少しないように、様々な機会に登録しているドライバーのトゥクトゥクへの乗車を推薦し、また紹介しているそうです。カンボジアに行かれた場合は、親指を立てたサポーターマークのついたトゥクトゥクを捜し乗車してみましょう。 


写真は、親指を立てたサポーターマークをつけたトゥクトゥクです。

より多くのドライバーがトレーニングを受け、チャイルドセーフネットワークが広がるよう、ぜひ会員になってください! 
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スタディーツアー報告⑥フレンズのチャイルドセーフセンターを訪問して

2008年10月09日 12時25分38秒 | Weblog
今日は、スタディーツアー報告その6です。スタディーツアー3日目の朝、HCCグッデイセンターの少女達との別れを惜しむ間もなく、シーライツの協働NGOフレンズ・インターナショナルのチャイルドセーフセンターを訪問しました。フレンズ・インターナショナルの活動について、スタディーツアー参加者今井誠二さんが以下に報告をして下さいます。

フレンズのチャイルドセーフセンターを訪問して
大学教員(48)今井誠二

 カンボジアには、都市部に14,000~24,000人の路上生活をしている子どもたちがいます。FRIENDSは1994年以来、チャイルドセーフネットワークを構築して、労働搾取、性的搾取を受けやすいストリートチルドレンの保護・支援の活動をしているNGOです。

 私たちは、FRIENDSのプノンペン市内にあるチャイルドセーフセンターを訪問し、チャイルドセーフネットワークアドヴァイザーであるヴァージニア・ヤングさんから具体的なお話を伺うことが出来ました。活動内容についての説明メモを、その都度なされた質疑応答も含め以下に記します。

※チャイルドセーフネットワークとは、子どもたちに教育・住居・訓練を提供し、地元住民のみならず、全ての虐待から子どもたちを保護する国際的協力活動を行うネットワークです。

 FRIENDSでは、現在、大きく分けて以下の四つの活動を行っているそうです。
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1.民間企業に対する啓発活動
・タクシーやトゥクトゥクドライバーに対するトレーニング
・インターネットカフェ、地域住民と子供達自身、ガイド、旅行代理店の従業員、政府職員、多国籍企業への働きかけをしている。タクシードライバー、旅行社、企業など、立場の違う 人々・法人に対し、それぞれ違うアプローチで「子どもを 守りましょう」と呼び掛けている。
※トレーニングを受けたドライバーはトレードマークの入ったシャツを着ることが 出来るが、規範を破ったドライバーは取り上げられてしまう。

○トレーニング内容:危険な状態にある子どもの通報の仕方をどうするかを教えている。
○ホットラインサービスの提供(24時間)
○通報後の流れ:性的搾取の危険にある子どもと大人の二人組みを発見したら通報する→ソーシャルワーカーが現場に急行する→被害者の救出・(必要に応じて)被害者を医者につなげる・入院させる(費用他はフレンズが負担)

Q)ホテルやトゥクトゥクドライバーの収入減につながらないか?
A)トレーニングを受けたいという希望者が多い。フレンズ側で希望者の「子どもを守りたい」という意思を確認してから、トレーニングを行うことにしている。そして、レーニングを受けたメンバーは、センターや雑誌でも宣伝するので、収入も増える。現在1,000人いるトゥクトゥクドライバーのうち367人がトレーニングを受けたメンバーである。トレーニングを受けたドライバーが規範を逸脱した行為をした場合には、メンバー資格が剥奪される。

Q)ホットライン相談の頻度は?通報してからの手順は?
A)毎月60~80回の通報があり、中には緊急ではないものもある。現場への急行は24時間体制をとっている。
A)トンレサップ川沿い地域は、観光客が多い地域であり、親子ではないような大人と子どもがトゥクトゥクやバイクに同乗した場合、メンバーはフレンズに連絡して、調査部門につなげ、性的虐待がある場合には、地元警察と大使館に働きかけ、起訴する。
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2.地方から出稼ぎに出ている子供たちへの働きかけ
・(長距離バスから降りてきたりして)出稼ぎに来たばかりと見られる子どもたちがいるのを見かけたら通報する。
・仕事をしたいのであればセンターで訓練を受けてから仕事に就くように促す。
・訓練期間中は施設で宿泊できるようにし、最長2年間のコースを提供し、市民教育、保健教育のほか、安全に暮らせるようにライフスキル教育も提供する。
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3.インターネットオンラインでの情報提供
 ポルノサイトから恋愛とセックスの情報を得ようとする若者に対して、ウェブサイトを構築している。http://www.healthlandlove.org このサイトで、Dr. Loveというバーチャルキャラクターに対して、様々な質問をすることがで きる。インターネットカフェのオーナーにも働きかけ、サイトを宣伝している。
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4.旅行者に対する啓発活動
 以下に挙げる、七つのポイントを知らせる旅行者向けパンフレットを作って各国語に翻訳して配布している(日本語版は作成中)。

ポイント1:チャイルドセーフ・ネットワークメンバーをサポートして下さい。タクシー、トゥクトゥク、ホテル、ゲストハウス、レストラン、インターネットカフェ、旅行代理店などの従業員が子どもを虐待するような状況から保護するための訓練を受けています。http://www.childsafe-cambodia.org でチャイルドセーフメンバーのリストをチェックしたり、チャイルドセーフのロゴがついているかをよく見ましょう。メンバーのお店を利用してください。プノンペン市内のチャイルドセーフセンターを訪問してください。

ポイント2:路上や浜辺、寺院でものを売る子どもたちから何かを買う前に、もう一度よく考えてみてください。物乞いをする子どもたちや幼児を抱える親たちにお金をあげないでください。ものを買ったり、金銭を与えることで、(結局)彼らや彼女らを路上や危険な場所にとどめておくことになります。もし彼らや彼女らを本当に助けたいと思うなら、子どもたちにお金を上げるのではなく子どもたちを支援してより良い未来を持つことが出来るようにする活動を見つけ、支援してください。

ポイント3:傷つけられやすい子どもたちと家族をサポートするため、チャイルドセーフ認定製品を購入してください。チャイルドセーフ認定製品を購入することは、直接子どもに金銭を与える代わりにすることができる、効果的なもう一つの選択肢です。チャイルドセーフ認定製品は、子どもたちが学校に戻ることができるように、その親たちによって生産されており、トレーニングを受けた、以前路上にいた若者たちが仕事を見つけることが出来るように、彼ら彼女らによって生産されています。

ポイント4:孤児院ツアーの危険性について気をつけてください。
※良い団体であるか否かを決める試金石
・ポイントは、子ども保護ポリシーを持っているか否か
・訪問者への同行・指導・監視をしているか
・保護のためのトレーニングをしているか
・子どもに教育の機会を与えているか(観光客のための見せ物にしていないか)
・会計報告をきちんとしているか
・訪問者の背景を知らずに受け入れていないか
・子ども達が18歳になった時に、どのように社会に入っていけるかを考えているかどうか

ポイント5:たとえどんな理由があっても、子どもたちをホテルの部屋に連れて帰ることは、良い考えではありません。あなたを当局とのトラブルに巻き込む可能性があります。

ポイント6:売買春が容認されているような場所に近づかないで下さい。

ポイント7:回りに広く目を向けて、もし、子どもが危険にさらされているのを見たら、地方当局に知らせるか、パンフレットにある番号に電話して知らせて下さい。
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 センター訪問後、私たちは少し離れたトレーニングセンターに併設されているレストランで昼食をとり、訓練された若者たちの作品をおみやげとして販売する売店で、買い物をしました。レストランでは、教師と生徒のロゴが入ったユニフォームを着た従業員が実際の接客の仕事をしながら、社会に出るためのトレーニングをしていました。またトレーニングセンターを建てるレンガを一つ50ドルで買うことで、フレンズを応援するキャンペーンが行われており、ツアー参加者が早速申込みをしていました。

 その後の自由行動で訪れたプノンペン市内のロシアンマーケットやシェムリアップのマーケット周辺でも、チャイルドセーフのメンバーや、フレンズの販売店をみかけ、ネットワークがかなり広がっていることを実感しました(2008.9.9記)

写真は、トゥクトゥク、バイクタクシードライバーなどへのトレーニング用教材について、説明をして下さっている、フレンズ・インターナショナルのヴァージニアさん(写真右)と通訳をする甲斐田代表理事(写真左)です。

チャイルドセーフネットワークがより一層広がる様に、ぜひ会員になってください!
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スタディーツアー報告⑤明日をつくる少女たち(HCCグッデイセンター訪問)

2008年10月06日 12時14分53秒 | Weblog
 今日は、スタディーツアー報告その5、HCC(Healthcare Centre for Children)グッデイセンターについてです。三関理沙さんのスタディーツアー報告その4にもありましたが、グッデイセンターは、HCCが保護活動の一環として、運営しているシェルターの一つです。スタディーツアー2日目の午後、ツアー一行は、グッデイセンターを訪問し、所長のサブンさんからの施設紹介を頂いた後、ツアー参加者とグッデーセンターの少女達の交流目的で、運動会が開催されました。そして、その日の夜、ツアー一行は、グッデイセンターに宿泊をしました。以下はツアー参加者鈴木智子さんからの報告です。

「明日をつくる少女たち」 鈴木智子(大学生)

 どうやって少女たちと接しようか、少し緊張した面持ちの参加者を和ませてくれたのは彼女たちの方でした。「チョムリアップスオ!(こんにちは!)」と屈託のない笑顔で私達を迎えてくれました。積極的な少女たちが多く、参加者の手を取ってHCCグッデイセンターの中庭まで手を繋いでくれる人もいました。この時から、楽しい時間が始まっていました。
 
 所長さんのお話によると、グッデイセンターでは最年少は6歳、多くは12~23歳の少女たちが共に寝起きしているそうです。人身売買や性的搾取、ドラッグ、孤児、貧困家庭など保護されている理由は一口では言い切れません。ここでは職業訓練も行っており、美容や洋裁などの訓練は、少女たちが将来自立した生活を送ることが出来る為のものです。さらに、文字と計算、簡単な英語を学ぶことが出来るほか、ライフスキルも身に付けることが出来ます。グッデイセンターは自主性を尊重しており、こうした活動を強要することはありません。しかし少女たちの活動意欲は高く、造花作りや踊り、家庭菜園、養豚など活動の幅を広げています。
 
 所長さんのお話が終わると、いよいよ運動会が始まりました。競技は「りんご食い競争」「壷割り」「バナナ早食い競争」「リレー」「風船割り」です。「りんご食い競争」は日本の「パン食い競争」に似ており、手を一切使わずに空中にぶら下がるりんごを完食しなければなりません。「壷割り」は「スイカ割り」みたいなもので、目を隠しながら周りの声を頼りに上から吊るされている壺を割らなければなりません。仲良くなった女の子に促され、二度チャレンジさせて貰ったのですが割る事が出来ず、皆で悔しがりました。「バナナ早食い競争」は最も参加者を苦しめた競技ではないでしょうか。二人ペアになり、一人が目隠しをします。目隠しをした人が目の前に置かれたバナナを手探りで探し、皮を剥き、相手に食べさせなければいけないハードな競技でした。「リレー」は大きな布袋を履いてパートナーとリレーする競技です。「風船割り」は自分の足に付けた風船二つを守りつつ、他の人の風船を割る競技で、最終的に残った人が勝ちです。最終戦に勝ち残ったツアー参加者と少女との壮絶な戦いがあり、大いに盛り上がりました。どの競技も皆で一緒にハラハラし、一緒に笑い、一緒に喜びを分かち合ったのが何より楽しかったです。
 
 気が付けばもう夕方になっており、夕飯の時間に移りました。少女たちに手を引かれながら、食堂に案内されました。皆とっても優しく、ご飯を自分たちの為によそってくれたり、オカズをとってくれたりしました。ご飯を食べ始めて、驚いたことは少女たちの食欲です。皆よく食べる食べる。私の隣に座っていた女の子はご飯4杯をペロリとたいらげていました。「お腹大丈夫?」と聞いても「へっちゃらよ」と言わんばかり、お腹をポンポン叩きながら笑顔でした。でも食欲旺盛なことは良い事だと思います。「生きるとは食べること。食べるとは生きること。」と以前テレビで聞いた事があります。グッデイセンターの子どもたちは生きることに貪欲なのだと思うと、何だか嬉しくなりました。
 
 まだまだ遊び足りないみんな。夕食後、外で遊び始める少女たちもいれば、寝室となっている広い部屋に案内してくれる人たちもいました。一階が洋裁や美容の職業訓練の教室になっており、階段を上がるとみんなの部屋です。「部屋」と言っても個人部屋がある訳ではありません。夜になると茣蓙(ござ)を敷いて皆で寝るため、家具はそれぞれのロッカーのみです。みんなで一緒に食後に敷地内を散歩などの運動に勤しんだ後、入浴時間となりました。カンボジアでは「サロン」(日本でプールの時に使うゴムの入った布みたいなものです。)と呼ばれる布一枚に着替えてから、お風呂場に向かいます。仲良くなった女の子が私に「サロン」を貸してくれたので、チャレンジしてみました。女の子たちだけなので布一枚になったところで、「セクシー、セクシー」の言い合い。もうすっかり皆と仲良しになっていました。入浴後、皆で輪になって座り、美しいアプサラダンスを私たちの為に少女たちが踊ってくれました。懐中電灯の明かりだけでしたが、より一層幻想的に見え、踊りに釘付けでした。しなる指先や足の動きなど、とても美しかったです。みんなからのプレゼントに対し、ツアー参加者は「幸せなら手を叩こう」「散歩道」「上を向いて歩こう」の歌を披露しました。その後、皆で踊ったり、歌ったり、はたまた追いかけっこをしたりととても楽しい一時を過ごしました。水浴びをしたのにも関わらず、上から水を被ったようにまた汗をかきましたが、少女たちと遊んでいるのが楽しく、気にも留めませんでした。
 
 寝る時間が近づいてきたのでしょうか。年齢の大きな女の子たちが中心となって蚊帳や茣蓙を引き、寝る準備を始めました。けれど、小さい子たちは気にもせず遊び回っていました。お絵かきや折り紙が始まると、皆で夢中になって取り組み、さっきまでのエネルギッシュさはどこへやら。折り紙で鶴を折ったり、可愛らしいハートを作ったりと皆とても器用でした。お絵かきも人気が高く、夜、電気がチカチカと消えたり点いたりする中、綺麗な植物や風景画を描いていました。そうした時間に手紙を書いてくれたり、絵や折り紙をプレゼントしてくれる人たちがたくさんいて、とても嬉しかったです。自分は何もプレゼントするものは持っていないけれど、楽しい時間をプレゼントできればと思いました。
 
 翌朝、起床の合図と共に皆一斉に起きました。会う少女たちに「グッドモーニング!」と声を掛け、外でまだ星が出ている中で元気よくラジオ体操を行い、身体にエンジンをかけました。朝食の時、歌がとても上手な女の子が一人、歌を披露してくれました。言葉はよく分からなかったけれど、思わず聞き入ってしまいました。女の子は拍手喝采を受け、少し照れくさそうにしていましたが、とても良い表情だったのが印象的でした。
 
 朝食後、出発まで時間があったので職業訓練をしている少女たちにネイルアートをしてもらいました。日本のネイル雑誌もあり、勉強に力を入れていることが分かりました。少女たちの目も真剣で、仕上がりはプロさながら。順番を待っている間、小さい女の子が爪を一生懸命整えてくれたのが、とても可愛いらしかったです。きっとネイルアートをしている大きいお姉さんに憧れているのだなぁっと感じました。自分が憧れる人、目指すものが傍にあるというのは、とても素晴らしいことだと思います。そうした選択肢が今後も増えていくことを願っています。
 いよいよタイムリミット。出発の時です。生きていれば、必ず会える、だから泣かないと決心していたのに泣いてしまいました。他の参加者もみんなとの別れが辛くて、目に涙を浮かべていました。バスに乗り込んでもなお、涙が止まらない時、少女たちに「泣かないで」「元気出して!」と励まされました。
 
 日本に戻ってから、あの一日がとても恋しいです。「今頃みんなは何してるのかなぁ」と考えたりしています。みんな、何かしら理由があってグッデイセンターに集まっています。けれど、皆笑顔で、純粋で、優しい少女たち。一緒に生活する仲間から学ぶことや職業訓練で身に付ける技術が力となって、少女たちがもっともっと笑顔になる未来を作って欲しいです。グッデイセンターは、多くの笑顔を生み出す場所ではないかと感じました。

写真は、運動会での「風船割り」競技前の写真です。

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スタディーツアー報告④HCC事務所訪問

2008年10月03日 11時21分21秒 | Weblog
こんにちは。宇野です。今日は、スタディーツアー報告第4回、HCC(Healthcare Centre for Children)事務所訪問についてです。スタディーツアー初日に家庭訪問をした、牛銀行や奨学金制度を実施しているHCCの事務所を訪問し、HCCの活動目的や活動内容などについてのお話を、代表のテリーさんから伺いました。ツアー参加者の三関理沙さんが、その報告を以下にして下さいます。

HCC(HEALTHCARE CENTER FOR CHILDREN =子どものためのヘルスケアセンター)を訪問して
神田外語大学外国語学部英米語学科4年 三関理沙

2008年8月28日にHCCの事務所を参加者全員で訪れました。シーライツがプロジェクトを協働で実施している団体HCCは、子どもの人身売買や性的搾取を防ぐこと、そして性的搾取被害を受けた子どもたちの体と心の健康を守ることを目標として活動しています。1998年に設立され、団体名からわかるように発足当初は、子どもの医療ケアに重点を置いていました。活動を続けていくうちに、子供たちが困難な状況に置かれる原因解決に取り組むようになっていきました。現在、シーライツは、子どもの人身売買を防止するためのネットワーク作りと、収入向上プログラムの支援をしています。

 HCCの活動は、防止活動と保護活動に分けられます。私たち参加者が訪れたスバイリエンでの学校・地域ベース人身売買防止ネットワークは、意識啓発活動、そしてその後に私たちが訪れた家庭への奨学金・牛銀行の支援は、防止活動として行われています。保護活動としては、私たちが訪れ、宿泊したHCCグッデイセンターの運営が挙げられます。性的搾取や人身売買、ドメスティックバイオレンス、児童労働、親との離死別などの理由により保護された、子ども・女性たちのシェルターの運営です。HCCが運営しているシェルターは、他にココンにあと2つあります(間違ってたらすみません、今HCCはココンに2つもシェルターをもっているのでしょうか。確認まで。)。このグッディーセンターは今まで1000人以上の子ども・女性が利用しています。保護された子ども・女性は、まず保健ケアを受けることができます。その後、カウンセリングを行い、必要に応じて家族探しをします。精神的に不安定で、シェルターでの生活が困難な場合は、他の専門施設に行くこともあります。その子ども・女性からのニーズを基に、シェルターでの今後の生活を決めていきます。グッデイセンターでは、単に子どもたちをシェルターに保護するだけでなく、クロマー作り、縫製、美容などの職業訓練の機会も準備しています。現在、6歳から23歳の子ども・女性が共同で暮らしています。また職業訓練のほかに、算数や英語の勉強、また社会復帰に生かせるようにライフスキルの勉強も行います。カンボジアの習慣や文化、伝統的行事を知らずにHCCグッデイセンターで育った子どもが多いため、生活の基礎知識の勉強もします。また、子どもの権利や性的搾取や人身売買の手口について学ぶ授業もあります。
 こうして、教育支援や職業訓練を受け、子ども・女性たちは就職していきます。故郷へ帰らず、縫製工場などで働く女性たちには、1,2ヶ月の家賃また寝具などが提供されます。故郷の村に帰る子ども・女性には、ミシンなどが提供され、帰郷後も収入が確保できるようにサポートが得られます。

 HCCは、防止活動・保護活動共に様々な活動を行っており、現地で実際に支援を受けている家庭を訪問したり、保護された子ども・女性たちと生活できたことで、HCCの活動の重要性を強く感じました。参加者の私たちよりも幼い小学生や中学生が、子どもの権利について自分の意見を他の人の前で堂々と発言している姿、グッデイセンターで将来の生活のために職業訓練を毎日受ける子ども・女性たちの姿を見て、彼・彼女たちのたくましさをとても感じ、私が日本で何ができるか考えさせられました。これからもHCCの活動が広まり、子どもの人身売買や性的搾取を防ぎ、性的搾取された子どもたちへ夢を与えていってほしいと思います。

写真は、HCC代表テリーさんから活動紹介を頂いている時の写真です。

少女たちが夢を持ち続けることができるように、ぜひ会員になってください!
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スタディーツアー報告③奨学金家庭訪問

2008年10月01日 18時21分40秒 | Weblog
 こんにちは。宇野です。今日はスタディーツアー報告その3、奨学金受給家庭訪問についてです。報告に入る前に、奨学金受給家庭について、少し説明させて頂きます。ここでいう奨学金制度は、牛銀行同様、シーライツと協働パートナー現地NGO、HCC(Healthcare Centre for Children) が、人身売買や危険な出稼ぎを防止するために実施しているものです。 奨学金と言っても、お金を支給するのではなく、支給するのは制服・文具など通学・勉強に必要な物とお米です。シーライツはその費用を出しています。奨学金受給家庭とは、これらの物資の受給を受ける女の子のいる、最貧困層家庭のことです。以下は、参加者の井上綾さんからの報告です。

                    奨学金家庭を訪問して                                   井上綾
 私たちは、このツアーの2日目にシーライツから奨学金を受けている家庭を訪問しました。奨学金を受ける家庭の条件として、奨学生が成績優秀ということはもちろんのこと、兄弟姉妹が多くて費用の負担が大きいと思われる家庭・両親がいない家庭などが上げられます。それは、HCCのスタッフが直接家庭訪問をし、奨学金を出すべきかどうかを判断します。奨学金を得ることができた子どもたちは、学校に通うために必要な文房具(ノートやペンなど)や制服を受取ることができ、その中でも成績が優れている子どもに対しては、50kgの米の支給もしています。まず、一軒目に私たちが訪問をさせていただいた家庭には、5人の子ども(中学生1人、小学生2人、小さな男の子2人)とその両親が暮らしていました。奨学金を受けているシモーンちゃん(仮名・16才・中2)は、将来弁護士になりたいと少し恥ずかしそうに私たちに話してくれました。彼女は、そのためにもっとたくさん学校で勉強をしたいそうです。シモーンちゃんのお父さんは、体が不自由でお金を稼ぎにいくことができません。そのため、5人の子どもがいる家庭にとって、全員を学校に行かせることは難しいかもしれないけど、お母さんはできるなら、子どもたちみんなを学校に行かせてあげたいと話していました。シモーンちゃんの妹2人も今は小学校に通うことができているそうですが、いつ行けない状態になってしまってもおかしくありません。奨学金をもらって、学校に行く事が出来る事をとても喜んでいました。二軒目の家族は、6人の子ども(13才~27才)がいる家庭でした。もう結婚をして子どもがいる人もいます。奨学金を受けているソムサロちゃん(仮名・13才・小4)は、将来は洋服を作る仕事に就きたい、そのために大学まで進学をしたいと話してくれました。学校は楽しい?と質問をすると、彼女は顔を縦に動かし、うなずきました。一番好きな授業は国語で、算数は一番難しいそうです。だから、時々お母さんに算数の宿題を手伝ってもらっているそうです。お母さんは、子どもの頃学校に行けたのは、小学校1年生のときだけです。そのため子どもに教えることの出来ない個所もあるため、ソムサロちゃんはお姉ちゃんに教えてもらったり、なんとか自分で解いているそうです。彼女もまた、学校で勉強を出来ることがとても嬉しく、誇りに思っていると話してくれました。最後に訪問させて頂いた家庭では、奨学金をもらっているシムさん(仮名・21才・中3)が私たちを出迎えてくれました。彼女の両親はもうすでに亡くなっていて、姉と弟の3人暮らしをしているそうです。お姉さんは働きに行っているため、シムさんは、勉強と家事の両方をこなさなければなりません。やはり、両立をすることは大変だと口にしていましたが、学校は楽しいから大学までできれば進学をしたいと話していました。そんな彼女の将来の夢は、通訳になることだそうです。学校の授業の中で、国語と英語が得意と言っていた彼女ならではの夢だと思います。奨学金をもらえる年齢は18歳以下と決められていますが、彼女は特例で、奨学金を受けています。奨学金を受けているため、文房具や制服を買う必要がないから、良かったと話してくれました。これまで奨学金を受け取った少女は80人だそうですが、このように学校に行くことのできない子どもたちに夢と希望を与えることができるため、奨学金制度は素晴らしいと思います。子どもにとってだけでなく、日本であまり想像することのできない優秀な子どもに対する米の支給は、両親にとってもいい刺激、いい支援になります。親に子どもをもっと学校へ行かせてやりたい、という気持ちを持ってもらうこともとても大事なことだと思いました。学校に行く、学校で勉強するという日本では当たり前のことに対し、カンボジアの子どもたちはとても誇りに感じ、喜んでいました。学校で勉強をすることが楽しく、大学まで進学したいと考えている子どもたちがたくさんいて、将来に向け希望を持っていることが素晴らしいと感じました。学校は、勉強をする場だけではなく、友達を作る場でもあります。友人を通じて、先生を通じて、出稼ぎの危険性や子供の権利について学ぶこともできるため、子どもたちが被害にあうことも減ると思います。一人でも多くのカンボジアの子どもたちが学校へ行くために、奨学金を受けることの出来る家庭を増やすことが出来ればいいなと思います。そのためには、先進国に住んでいる私たちのほんの少しの支援と協力が必要です。多くの人にカンボジアで育つ子どもたちの状況を知ってもらい、学校へ行けずにいる子どもたちを行かせてあげたいです。そのために、私はツアーから帰ってきて友人などに、カンボジアの状況を伝えています。そこで少しでも多くの人に関心をもってもらい、少しだけでも協力をしたいという意思を持ってもらえたらいいなと思っています。

少女たちが学校に通い続けることができるようにするため、ぜひ会員になってください!
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