カンボジアだより シーライツ

国際子ども権利センターのカンボジアプロジェクト・スタッフによるカンボジアの子どもとプロジェクトについてのお便り

就任のご挨拶

2009年09月18日 23時01分31秒 | カンボジアの子ども
こんにちは、カンボジア事務所長の筒井です。今日はいいお知らせがあります。ついに、念願の新しい駐在員がカンボジア事務所に着任しました!さっそく、彼女に自己紹介を始めてもらいたいと思います。これまでは、ブログの更新が滞っていましたが、今後は2人で協力して、定期的更新を目指します!

初めまして。8月末よりカンボジア事務所に赴任いたしました、長島千野(ながしま・ちや)と申します。今後、筒井と一緒に「カンボジアだより」を担当させていただきます。それでは簡単に自己紹介させていただきます。

米国の大学を卒業後、日本に帰国して半導体の企業で約5年働いておりました。そのかたわら、貧困・人権問題などに関心があり、自分に出来る些細なことでも、と思いNGOでファンドレイジング等のボランティアを行っておりました。シーライツで仕事をする決意をした理由は、もっと多くの時間を「大切」と思えることに費やしたい、企業で働いている自分は、自分らしさに欠けるという思いが積み重なったからです。児童労働反対世界デ-のイベントでシーライツと出会い、子どもの人身売買、性的搾取、児童労働などの被害を出さないようにする「予防」の活動の方に力を入れていること、また日本人が直接支援するのでなく、カンボジアの文化を良く理解している現地パートナーNGOと協働でプロジェクトを行っていることに共感し、現地で活動したいという気持ちから、カンボジア事務所で働こうと思いました。 カンボジアでの性的搾取の加害者に多くの日本人がいることも、シーライツのカンボジアの活動に関わりたいと強い思いを抱いた理由の一つです。

プロジェクト地やパートナーNGOを実際に訪問し、頑張っている子どもたちやパートナーNGOのスタッフの姿を見たとき、本当に嬉しく思いました!子どもの人身売買、性的搾取、児童労働を予防するネットワークメンバーの子どもたちは、自分自身とコミュニティーの人びとを守ろうと一所懸命活動していて、その姿がとても誇らしげでした。そんな子どもたちと周りの大人たちの力になれるように、頑張っていきたいです。

さて、カンボジアに来て早1ヶ月が経ちました。私は、米国とヨーロッパ諸国しか行ったことがなかったので、来る前は何かと不安だったのですが、不思議なことに着いた瞬間からあまり違和感がありませんでした。街は想像していたより栄えていて、交通手段(バイクタクシーとバイクに2輪座席がついたトゥクトゥクしかないので)以外はあまり不便さを感じません。そして会う人ほぼ全員(特にカンボジア人)に、「カンボジア人だと思った!」と言われ、いつもクメール語で話し掛けられ、なんだかここが自分の祖国のような気さえしてきた今日この頃です。

皆さまには、今後より多くの現地の情報配信を行っていけたらと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。



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