こんばんは。甲斐田です。今日はスタディツアー報告その8をお届けします。前回に引き続き、アフェシップへの訪問報告ですが、今回は職業訓練を受けた女性たち(人身売買や性的搾取の被害を受けた女性)が、主にスペインなど海外から服やテーブルマットの注文を受けて仕事をしている縫製所を訪問したときのものです。文中に出てくる保育所を開設することができるように、現在、寄付を募っています。がんばっている女性たちの子どもたちが危ない目にあわず、健やかに成長できるようにみなさまのご支援をお待ちしています。また、アフェシップの女性たちが作る服も注文していただけたらと思います。詳しくはinfo@c-rights.org まで。
写真はお母さんが仕事をする間、縫製所の床に寝かされている子どもです。
アフェシップの縫製所を訪ねて
Y. Yさん(会社員)
2008年3月24日、アフェシップのフェアファッションの代表ロタさんが縫製所の中を案内してくれました。
2ヶ月前に越してきたばかりでまだ散らかっているという縫製所。
入り口を入ると6台のミシンがあり稼働中。女性たちは笑顔で迎えてくれました。
「近くにロシアンマーケットがあり、そこにお店を出したかったのですが、賃料が高いのでこの場所になりました。」
2階に上がるとまず裁断チームの部屋があり2人の少女がいました。そして、デザインマネージャーのサビ・ベンジョンソンさんのミーティングルーム。
3階に上がると縫製所があり9台のミシン、4人が作業中。
かつては20名ほど働いていたのですが、結婚、出産などで現在15名。注文が増えているのでトムディーセンター*に働く人を依頼中。
(*編集注:アフェシップの職業訓練センター。詳しくはソマリー・マム著『幼い娼婦だった私へ』をお読みください) 「アメリカから注文がきていて1ヶ月はかかる。その後、スペインから大量の注文が入る予定です。日本の方にもどうぞ伝えてほしい。
新しいデザインの服をつくるためにスペインからデザイナーを雇うことになりました。」とのこと。
Q1)アメリカからのオーダーはいくらくらいか?
A)安いものから高いものまであわせて500着、5千ドル(約50万円)の注文。
Q2)日本からオーダーする場合は、どのようにしたらよいのか?
A)ウェブサイトにデザインがのっているので好きなデザインを選んで注文ができます。
Q3)フェアファッションのフェアとは?
A)フェアトレードの基準に従っています。
※フェアトレードとはhttp://www.peopletree.co.jp/fairtrade/index.html
Q4)子どもをそばにおいて仕事をしている女性がいるが、針、ハサミなど子どもには危険が多いと思う。 ここでは保育所はつくらないのか?
(編集者注:トムディセンターにはシーライツの支援で保育室を運営しています)
A)ほとんどが核家族なので、小さな子どもは連れてくるしかない。近くに保育所が
必要だが予算が少なく、場所を見つけて保育士を雇うのは難しい。
Q5)もっと大きな会社にするためアフェシップ以外からも人を雇う予定はないのか?
A)アフェシップより10人ほど受け入れてほしいと話があったが、予算の都合で難しい。しかし、大量の注文が入るときは50人は雇いたい。注文が不定期であるため安定することが大事だ。
代表のロタさんは丁寧に説明してくれました。
たしかに、小さな子どもは長い時間静かにしているのは難しく、針やハサミ等に気をつけなければならず、それゆえに母親までもケガをすることや仕事への集中力が欠けるであろうと感じました。
品物はどれもきちんと仕上がっていて、彼女たちの努力がうかがえます。私も服を注文しました。まもなく届く予定で、とても楽しみにしています。
【編集部より】
縫製所で保育室を運営できるようにご支援ください。
http://www.c-rights.org/join/donation.html
写真はお母さんが仕事をする間、縫製所の床に寝かされている子どもです。
アフェシップの縫製所を訪ねて
Y. Yさん(会社員)
2008年3月24日、アフェシップのフェアファッションの代表ロタさんが縫製所の中を案内してくれました。
2ヶ月前に越してきたばかりでまだ散らかっているという縫製所。
入り口を入ると6台のミシンがあり稼働中。女性たちは笑顔で迎えてくれました。
「近くにロシアンマーケットがあり、そこにお店を出したかったのですが、賃料が高いのでこの場所になりました。」
2階に上がるとまず裁断チームの部屋があり2人の少女がいました。そして、デザインマネージャーのサビ・ベンジョンソンさんのミーティングルーム。
3階に上がると縫製所があり9台のミシン、4人が作業中。
かつては20名ほど働いていたのですが、結婚、出産などで現在15名。注文が増えているのでトムディーセンター*に働く人を依頼中。
(*編集注:アフェシップの職業訓練センター。詳しくはソマリー・マム著『幼い娼婦だった私へ』をお読みください) 「アメリカから注文がきていて1ヶ月はかかる。その後、スペインから大量の注文が入る予定です。日本の方にもどうぞ伝えてほしい。
新しいデザインの服をつくるためにスペインからデザイナーを雇うことになりました。」とのこと。
Q1)アメリカからのオーダーはいくらくらいか?
A)安いものから高いものまであわせて500着、5千ドル(約50万円)の注文。
Q2)日本からオーダーする場合は、どのようにしたらよいのか?
A)ウェブサイトにデザインがのっているので好きなデザインを選んで注文ができます。
Q3)フェアファッションのフェアとは?
A)フェアトレードの基準に従っています。
※フェアトレードとはhttp://www.peopletree.co.jp/fairtrade/index.html
Q4)子どもをそばにおいて仕事をしている女性がいるが、針、ハサミなど子どもには危険が多いと思う。 ここでは保育所はつくらないのか?
(編集者注:トムディセンターにはシーライツの支援で保育室を運営しています)
A)ほとんどが核家族なので、小さな子どもは連れてくるしかない。近くに保育所が
必要だが予算が少なく、場所を見つけて保育士を雇うのは難しい。
Q5)もっと大きな会社にするためアフェシップ以外からも人を雇う予定はないのか?
A)アフェシップより10人ほど受け入れてほしいと話があったが、予算の都合で難しい。しかし、大量の注文が入るときは50人は雇いたい。注文が不定期であるため安定することが大事だ。
代表のロタさんは丁寧に説明してくれました。
たしかに、小さな子どもは長い時間静かにしているのは難しく、針やハサミ等に気をつけなければならず、それゆえに母親までもケガをすることや仕事への集中力が欠けるであろうと感じました。
品物はどれもきちんと仕上がっていて、彼女たちの努力がうかがえます。私も服を注文しました。まもなく届く予定で、とても楽しみにしています。
【編集部より】
縫製所で保育室を運営できるようにご支援ください。
http://www.c-rights.org/join/donation.html