讃岐うどんやラーメン食べ歩きと、旅のブログ

讃岐うどんの食べ歩きが好きです。また国内・海外問わず旅が好きなので、ぼちぼち書いていこうと思います。

2023年6月_北海道旅行記その10 沙流郡平取町「二風谷アイヌ文化博物館」⇒「萱野茂二風谷アテヌ資料館」

2024-03-10 20:00:00 | 旅行

 先日、ウポポイに行ったのですが、本日は平取町にある老舗のアイヌ資料館を訪れます。二風谷(にぶたに)アイヌ資料館と萱野茂二風谷アイヌ資料館は、互いにすぐ近くにあります。お得な共通券700円を購入します。(初めて行くからな)

 ここは事前に調べておいた、アイヌの資料館です。1992年に開館し、多くの貴重な展示物があります。ウポポイほど知られていないので来館者は多くはないのですが、展示物は価値の高いものが多く存在しており、個人的にはこちらの方が好感が持てます。ウポポイは観光客が主体なので若者や団体客が多いのですが、こちらはアイヌ文化に興味があるのでじっくり見たい派が多いような気がします。また欧米からの訪問者もけっこういました。ウポポイが良くないというわけではなく、それはそれでアイヌ文化についてライトな層にアピールしているという点では評価できるのではないかと思います。

 二風谷アイヌ文化博物館 北海道沙流郡平取町二風谷79−4

 館内の撮影は可能です。

 人が少ないのでゆっくりと見学ができます。

 あら、ゴールデンカムイが全巻揃っています。ゴールデンカムイ関係はTV放送でも人気なため、かなりの頻度で北海道各地で関連商品を見ます。またアニメを見ていると(漫画本は読んでいない)、番組中で登場する建物やアイヌの道具、アイヌ文化そのものがあったりして楽しめます。

 屋外展示もあります。これはアイヌのトイレです。(まあ当時は水洗とかないですしね)

 すぐ横の、沙流川歴史館は入館無料で入れます。

 こちらはアイヌ文化主体ではなく、もっと昔の縄文文化時代の展示からあります。

 北海道は旧石器時代⇒縄文時代⇒続縄文期⇒擦文期(一部オホーツク文化)⇒アイヌ文化期と移行し、本土にみられる「弥生時代」がありません。寒冷地なので稲作が発達せず、北海道独特の文化が発展していきました。

 大きな道路を挟んだ向こう側に「萱野茂二風谷アイヌ資料館」があります。共通券を買っているので、行ってみましょう。

 歩いて行くと博物館から5分ほどですが、駐車場もあるので車で行っても大丈夫です。

 萱野茂氏はアイヌ初の参議院議員(当時の社会党)で、初めて国会でアイヌ語で挨拶した人物として知られています。祖母がアイヌ語を母語としていたため、萱野氏も日本語とアイヌ語を母語として話すことができました。アイヌ文化保存のため、多くのアイヌ文化関連の収集・著書があります。

 展示品については博物館の方が圧倒的に見ごたえがありますが、こちらもある程度展示されています。

 アイヌだけではなく、世界の少数民族関連の展示品もあります。例えば、オーストラリアのアボリジニとかです。

 おぉ、流行りの縁結びの聖地か?と思いましたわ。

 単に大岩が割れたのかと思ったら、各々の岩は10Kmも離れた場所で発見され、この場所に移設されたのだとか。まず1975年に沙流川上流で発見され、左の岩は翌年さらに上流で発見されたものと書いています。割れ口が似ているとか、岩の横シマが似ているとか良く分かったな。見つけた人、すげーです。

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