讃岐うどんやラーメン食べ歩きと、旅のブログ

讃岐うどんの食べ歩きが好きです。また国内・海外問わず旅が好きなので、ぼちぼち書いていこうと思います。

YAESU HFトランシーバー「FT-747」の周波数飛び修理

2021-01-13 20:00:00 | 無線・ラジオ・家電・パソコン
 最近、FT-747の周波数飛びが再び発生し、日ごとに酷くなりつつある。じわーっと周波数が動いていき、ひょっと戻る。また、場合によってはポーンと数十Hz飛んで、いきなり戻ったりもする。


 前に調べた時、LSB/USB/CWのキャリア周波数を調整するトリマコンデンサがくさいとは目星をつけていたが、交換するのは面倒くさいので、そのままにしていた。しかし、部品だけは買っておいた。


LSB/USB用トリマコンデンサ:20pF
CW用トリマコンデンサ:10pF

↓当該トリマは、ローカルユニットに搭載されています。2SC458Cを使った水晶発振回路の周波数が、トリマの劣化によりふらついているようです。


ただし、FT-747に使われているトリマは、基板から縦に取り付けられるような特殊構造になっていて、通常では手に入らない。また、メーカーも修理を受け付けない古い機種なので、自分でどうにかするしかない。

 購入したのは、普通のトリマである。ネット通販で取り寄せました。


 この縦3個のトリマを交換することにします。


 ほとんどCWしか運用しないので、CW用のトリマだけ交換してみます。後で調整が出来るよう、無理くり感はありますが、基板と垂直になるように取り付けます。


 一度組み上げて試してみると、だいぶいい感じになりましたが、長く受信しているとじわっと周波数が動く時があります。だめかぁ~

 トリマが1個不安定になっているということは、残りの2個も同様に劣化していると考えられる。よし、全部交換しよう。

 こんな感じで、3個交換しました。無理くり縦に取り付けていますが、これで後の調整が楽になります。


 組み上げて完成です。FT-747にダミーロードを接続し、任意の周波数で送信します。そして他のトランシーバーで受信して、FT-747の周波数をトリマで調整します。USB/LSB/CWを各々調整して、すべて終了です。周波数は、そう大きくずれていることはないはずです。しばらく受信しましたが、以前のように周波数が飛ぶことはなくなりました。

 LSBだけおかしい(またはUSBだけ)とかいう場合は、トリマのはんだ付けを失敗している場合があるので、今一度確認してみましょう。

 自身での修理は、すべて自己責任です。
コメント (2)
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