ある高校の卒業式

　こないだ、子供の卒業式があった。中高一貫、私立の進学校だが、６年間いろいろ大変だった。

　学校から案内の葉書が来ていたので、行ってもいいか？と聞いたら、いいということだったので、朝から出かけたのである。

　電車に乗って気がついた。

「あ、スリッパ忘れた」　案内には、上履きを持ってきて下さいと書いてあったのを思い出した。しかたないので、駅前のローソンへ。
「あ、飛行機用の高級なものしかない」　1,000円以上するので諦めて、近くのファミマへ向かった。
「あ、ない」　さらに近くの、もう一つのファミマに。　
「あ、あった」　300円弱でゲット。

　ダメなら、靴下で我慢するかと思ったが、何とかなるもんやな。さすが、コンビニエンス。

　開始時間の20分前に到着。大きな体育館には、卒業生一同＋在校生の一部＋父兄＋来賓で、一杯だった。在校生のブラスバンド演奏もあり、良い式典だった。なんせ生徒数が多いので、10時から始まった式は、12時くらいまでかかった。一通り終了したら、最後のホームルームを見学下さいということで、場所の移動。小雨が降りそうで、降らなさそうな微妙な天気である。

　お世話になった担任の先生から、有り難い言葉をいただいたのだが、みんな心に留めたかな。もう二度とここには戻った来ない、仲間達の似顔絵が、黒板に描かれていた。


　この絵を残して、下校となった。正門では父兄が見守る中、クラス毎に次々に帰っていく姿があった。ほとんどの子供達が進学する。地元に残る子もいれば、遠く関西や関東方面に進学する人も多い。中には海外組もいるそうだ。

　うちも遠征組なので、今週末には住まいを探しに行かなくてはならない。あと４年間、親子共々頑張らねば。