讃岐うどんやラーメン食べ歩きと、旅のブログ

讃岐うどんの食べ歩きが好きです。また国内・海外問わず旅が好きなので、ぼちぼち書いていこうと思います。

ツエップ型アンテナ サガ電子工業

2013-01-19 20:00:00 | 無線・ラジオ・家電・パソコン
 エレメントの片端から電圧給電するアンテナである。



 1.9MHz~50MHzまで、ラインナップがそろっている。基本シングルバンド用なのだが、7/21MHzのみ、ZA-721という2band用が用意されている。

 給電部に同調回路が入っており、電圧給電となるため電流の腹はエレメントの中央になる。そのため、給電点が上でも下でも飛びにはあまり関係がない。船舶などで使うには、給電部を下側に持ってくるほうが調整しやすくケーブルの取り回しも楽なので、そういう設置方法が例として載っていた。

 また、移動運用の時に片側給電というのは、設置が制約されている場合助かることがある。海外のホテルでベランダにアンテナを設置するような場合、サガ電子のツェップ型は威力を発揮する。

 フルサイズの場合は、比較的簡単にSWRが下がる。21/28MHzのツェップ型をホテルのベランダに設置したところ、よく働いてくれた。14MHzのみ何度調整してもダメだったので、導通を計ったところ、どちらもエレメントに接続されていなかった。同調回路があるので、芯線は導通なし、外皮がエレメントと導通があるはずである。

 サガ電子に送付し、チェックしてもらったら、接続が外れていたとのこと。最初から動作しなかった旨申告したら、修理は無償だった。

 ZA-7RKという短縮型を使用したが、調整はクリチカルであった。給電部はおろか、エレメントの先端を周囲の障害物から放さないと調整が取りにくい。また、SWRの良好範囲が、かなり狭くなる。±15KHzくらいだったかな。

 うまく調整すれば、飛びはダイポールと同等程度である。南の島に持って行けば、100W程度でヨーロッパのパイルを浴びることができる。
コメント
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