6月6日~7日、晴天のなか一泊二日で会津へドライブへ…。
日曜日の朝5:00自宅を出発、高速は結構車が多かったが流れはスムーズ。
途中那須高原SAと磐梯山SAの2箇所でトイレ休憩を挟み午前9時前には喜多方到着。
まず朝から何も食べてないので、朝ラーの「喜一」へ。
中途半端な時間のせいか駐車場は結構空きあり、すべて福島or会津ナンバー。
それでも私たちが入った時は座れたが、あとから一人・二人来た時点で満席!
地元の方はほんとに朝からラーメンなんですね(笑)。
さっそくオーダー、妻は“SIOラーメン(500円)”、透き通った見た目もきれいなラーメン。
入口で会津産「山塩」を売ってましたのでその塩を使っているのでしょうか、結構塩味強いです。
私は“熟成醤油ラーメン(500円)”、キッチリ、ハッキリ醤油が主張してきます。
やはり私的には少ししょっぱいか・・・、でも太めの麺と良い相性で美味しいです。
地元の方は「しょっぱく・脂っこく」が好きなようですね。
後半妻と二人でテーブルのお酢を少し入れてみたら、あらまーびっくり。
“SIO”も“醤油”もとてもマイルドになりそれは「ストライクの味」に変化した。
最初から入れれば良かったと思うくらい・・・、それは美味しいラーメンでした。
そして隣のお客さんがダブルスープ、麺&具だくさんの「喜びの一杯(1,500円)」を
頼んでました、すごいボリューム!ちょっと朝からは食べられそうにありません(笑)。
そういえば期間限定だった「熟成味噌ラーメン」が好評のためかレギュラーメニューに。
ひげのマスターもこの日は厨房に入ってました・・・。
お腹が落ち着いたら蔵めぐりへ、西四ッ谷駐車場へ車を置き歩き出します。
観光案内所で万歩計(貸出)と蔵めぐりクイズをいただきました。
まずは若喜商店のレンガ蔵から。
上の写真左に見えるすてきな蔵にある「縞柿の間」。
1万本に1本という貴重な柿の木(パーシモン)をふんだんに使った部屋です。
いい雰囲気でしたねえ、良い状態で保存されています。
笹屋旅館、開店前の蔵見世を眺めながら「歴史的みちのり」へ入るところには
こんなすてきなレンガ造りの「喜多方下町郵便局」。
そしてやってきた大和川酒造「北方風土館」、画になる入口です。
人はあまり多くなかったのですが、アマチュアカメラマンが良いアングル探してウロウロしてました。
こちらでは自由に内部が見学できます。
下の写真は江戸蔵から大正蔵を見通しています。
掛けられている稲は「銘酒」に欠かせない“山田錦”、現在使っているものと同じだそうです。
ほかにも江戸蔵には歴代使われてきた酒造りの道具・酒器などたくさん展示されている。
そしてお目当ては酒蔵見学だけでなくこれ!飯豊山の伏流水(仕込水)、
とても柔らかくて美味しいのです。
持参した1リットルのペットボトルと300ccの水筒に図々しくも入れさせてもらいました、
もちろん係の方に断りましたよ(笑)。
帰ってからおみやげの喜多方ラーメンをこの水で作って食べましたが、
やはりスープがなめらかでとても美味しかった!
喜多方のメイン、ふれあい通りです。
日曜日の11時少し前なのですが、閑散としてます、商店も開いてません(笑)。
だからか?左のスーパー駐車場は満車状態、なんか変な感じだ。
ふれあい通りに繋がるこの通りは通称「マーケット」、
老舗・上海と喜多方の新機軸・あじ庵食堂が並んでます。
いわばラーメンの昭和vs.平成といった塩梅でしょうか。
ふれあい通りにはたくさんの蔵がありましたねえ。
こちらは嶋新さん。
味噌醤油の中の越後屋さん、白い漆喰も鮮やか。
煎餅焼き体験ができる山中煎餅本舗さん、店先でおかみさんが七輪の火をおこしてます。
どの商店の前も工事中で、写真には邪魔なのですが、タイル張りの歩道ができれば
とてもすてきな「ふれあい通り」になるでしょうね、夏休みに間に合わせているのかな。
こちらは当時非常にモダンな造りだった金田洋品店。
ここまで来て気がつきましたが、アーケードがすべて撤去されてます。
この金田洋品店もアーケードのためにきれいなレンガ蔵が見られないと言っていたのに
全容が見えていたのではたと気がつきました。
でもアーケードを取っ払ったあとの傷跡が痛々しいです。
ここからまた「歴道」に戻り、ノスタルジックな吉の川酒造さんを拝見してから
すてきなレンガ塀を回り込んでこちらのモダンボーイ・四代目吉五郎が建てた甲斐本家へ。
とにかく贅の限りを尽くして造ったという蔵だ。
こちらの入口から入るとまずは代々家人が使用した豪華絢爛の日用品?が展示されている。
中でもこちらの印籠はとてもすてきなデザインと造りの精巧さに目を見張った。
こちらの有名な51畳の座敷蔵も襖や屏風はすべて金箔張りだというからすごい。
長い梁や建材が敷地内に入らない時は邪魔になる家を壊し、後に建て直したとさ(笑)。
確かにこの黒漆喰の蔵は重厚で威厳がある、当時はもっと黒光りしていたのだろう。
今では庭先でちゃっかり観光客目当てにおみやげを売っていた。
やはりこうして表から見てもほかの蔵とは存在感が違う。
ふれあい通り最後はこちらの老舗鳴海屋さん、昔懐かしい駄菓子の世界です。
たくさん試食させていただき冷たいお茶をごちそうになり、とてものんびりさせていただきました。
げんこつ飴とねじりきな粉をおみやげに購入。
続いてはおたづき蔵通りを目指し10分くらい歩きます。
途中にある老舗・まるやさん、この日はここも含め有名店にほとんど行列はなし(ほぼ12時)。
市役所近くの「坂内」さんも行列なしだった、こんな事もあるのですね。
そのまるやさんの前で「蔵馬車」と遭遇、とにかく非常にのろい。
すれ違う時にもらったクイズの問題「蔵馬車を引く馬の名前は?」の答えをゆっくり聞けた(笑)。
珍しくこの馬車が通る時だけ通りに車が増える(大笑)。
土日祝日だけ走る「ぶらりん号」もコータローが引く蔵馬車を追い越していった。
おたづき通りでまずはこちらの金忠・豆まるさんへ寄ってみた。
味噌醤油を販売している右の蔵は暖簾も含めすてきなデザインである。
妻の好きな田楽用の味噌をいただいてきました。
そしておとなりの蔵カフェ「豆まる」にていただいたもち田楽(妻は玉こんにゃく)。
お餅の食感は最高、とても良く伸びる餅で味噌も合わせたいへん美味しくいただきました。
美味しい水で入れたブレンド珈琲もさすが、ブラックで頂かなくては失礼なほど美味。
豆まるさんでゆっくりした後はこちらが最後の訪問蔵スポット、小原酒造さん。
あのTVなどで紹介されたモーツァルトを聴かせて造ったお酒「蔵粋(クラシック)」で有名。
おみやげに1本購入してきました。
ほんとは酒蔵見学をお願いして、モーツァルトがかかっている現場を見たかったのですが、
時間もなく諦めました。
ゆっくりと4時間半、蔵の町喜多方を楽しんで駐車場へ戻ってきました。
半分ほどできたクイズを渡すとできたポイントで100%リンゴジュースを頂いた。
ずいぶん近くに見える雪の山を見て「飯豊山ですか?」と聞くとご丁寧な説明とともに、
飯豊連峰のパフレットを探して持ってきてくれました、さすが観光案内所(笑)。
さて蔵観光の次は車で10分ほど西へ走ったところにある「新宮熊野神社」です。
「長床と大イチョウ」で有名なところ。
入るだけでも大人300円と知らずに歩き出したら、途中で管理事務所らしきところから呼び止められた(笑)。
ここの大イチョウには圧倒されます、そしてその奥に長床が控えます。
44本の太い柱が4列に均等に配置され、みごとな景観、拝殿である。
古来より様々な神事が執り行われたのだろう、現在はクラシックコンサートなども開かれるらしい、どんな響きか聴いてみたいものだ。
拝殿を通して眺める樹齢800年以上といわれる大イチョウの幹の太さに再び圧倒される。
ここの紅葉時期は見事らしく、地面一面真っ黄色に染まるということだ。
特に昭和53年の紅葉はつとに有名らしいが
どんなものか見てみたくなる。
一番奥にある本殿、とてもスピリチュアルな雰囲気だ。
しばしヒーリングスポットを散策しながら、宝物殿に行ってみた。
文殊菩薩騎獅像、獅子の上に座った珍しいもの、メインの像だろが何のガードもなく
直に拝見できる、とても見事なものだ。
このとても穏やかな表情には心癒されるものがある。
どうでしょう、素晴らしいですね。
作り手の信仰への真摯な態度・願いなどが
ひしひしと伝わってくるようです。
すてきな感動を胸に熊野神社をあとにします。
神社入り口脇には大イチョウに負けないくらい立派な
「春待ち欅」と名付けられた大木が・・・。
その欅のみごとな枝ぶりを避けるように伸びた隣の木の反り方にも
ちょっと感動。
さあ本日の観光はこれにて一件落着、
早めに本日の宿、会津の奥座敷東山温泉に向かいます。
途中素晴らしい景色に遭遇。
真っ直ぐに伸びる道路の先に磐梯山。
その左手には万年雪をたたえる飯豊連峰、360度パノラマの自然満喫ラインです。
お世話になったのは「庄助の宿瀧の湯」、敷地内に“伏見の滝"を持つ宿だ。
部屋は安い方だったので、若干古さが目立つ、まあしょうがないか。
窓の下はすぐ川、見慣れないカモを発見、と思ったらオシドリのメスだった。
すぐにオスが飛んできた、さすがにオシドリのオスはとても綺麗。
食事前にゆっくり入浴を楽しむ。
こちらの風呂は滝がすぐ横にあるのが自慢、とても近くにあり滝見をしながらゆっくり入れる。
そして6時半ごろに夕食は個室で、二人で22品をシェアする食事をお願いした。
まあ出てくる出てくる、テーブルがすぐに満杯になるほど。
こちらの会津豚のしゃぶしゃぶはとても塩梅の良い出汁もあって最高に美味しかった逸品。
こちらは奥飛騨を思い出す福島牛の朴葉(味噌)焼き。
少し脂が多かったがとても美味しかった。
点数は多いが一品ずつしか出ないため、
ついお気に入りが出るとひとりで食べてしまいそう。
22品というと大変多いと思うのだが、手抜き(品埋め)のように思える品がひとつもなかったのにはとても感心した。
ふたりとも満腹で夕食を終え部屋でまったりとしながら早めに床についた。
コメント
- s-ryo [2010年6月13日 12:47]
- 初めまして。こんにちは~♪
蔵の町、喜多方。趣のあるステキな所ですね。
宿の料理も美味しそう・・・(^¬^)
その②も楽しみにしています! - ジェスロ・タック [2010年6月14日 18:24]
- >s-ryoさん
はじめまして、コメントありがとうございます。
昨年の秋のラーメンの旨さに惹かれ再訪です。
今回はじっくり観光できて良かったです。
喜多方の町づくりは現在進行中のようで、
今後が一層「期待大」です。
訪れる価値ありだと思いますよ。
宿(部屋)はちょっと外したかもです、
ただし料理は最高でした。
本日その②もアップしましたぜひご覧下さい。
あなたのブログにコメント投稿されたものです。