以前から使ってみたかったFUJIFILMのミラーレス、2016年登場の「X-T2」をなんとかゲットしてきました。現時点でSonyのα7IIIが中心になった状況で(先日の腕プルプル事件もあり)D700が防湿庫で眠っていることが多くなってしまった。
なにせオールドレンズを楽しむことが多くなってきた環境なのでミラーレスが中心になってくるのは仕方ないのかな。D700への愛着は不変であるゆえ今回X-T2を手に入れるにあたって下取りなどにはもちろん出していない。以前から言っているように、自分的には棺桶にD700を一緒に入れて欲しいくらい同体化しているカメラなのである(笑)。
したがってFUJIFILMの「Film simulation」をある程度高レベルのカメラで体験したいという理由だったので、X-T2でさえあれば不良品(ジャンク)以外ならどんな状態でも良かったので、現在の価格ドットコムなどでの中古市場の相場よりもっと安い品を手に入れました。
α7IIIもマップカメラで昨年暮れに瞬間最安値みたいな価格で手に入れましたが(現在も相場はその価格より2万以上高い)、今回X-T2も同様にいわゆる並品が更に安くなった時点でゲットしました。
もう一つの動機に「雨が降ろうがいい写真を撮る」というものがあったので防塵・防滴で評判の良いX-T2につける標準レンズは高いくせにWR(Water Registant)でないF1.4ではなく、廉価なのにWRの「F2」の方を選んだ。それももちろん中古で同様に並品と同等の価格になった美品をうまく手に入れました。
どうでしょうか...並品で「スレ・キズあり」だったんですが、見つけることが困難なほどきれいです。レンズもとてもコンパクトなんですが、X-T2の方がそれを上回るほどコンパクトなのでそれを感じさせません(笑)。同じミラーレスのα7IIIを使っていてもそのコンパクトさには驚くばかり、D700と比べるとピークデザインのストラップで斜めがけしているとカメラを付けていないんじゃないかと思うほど(笑)。
もうすでに二日も雨の中で持ち出しています^^。α7IIIも防塵・防滴に配慮されてはいるようですが、レンズも対応しているものがほぼ無いので怖いですが、これは筋金入りと言っていいアイテムなので全然気になりません。とは言えレンズに水滴など着くと画に影響しますので、そのうち少し高目ですが撥水性の高いマルミのプロテクトフィルター(43mm)でも仕入れようかと思っています。
フィルム・シミュレーションを楽しみたいのでこのX-T2では基本的にJpegでの撮影になります。これって慣れるまでに少し時間かかりますね、今までRAW現像ありきの撮影方法だったので、このカメラで撮った写真は少し暗めになってしまいます...Lightroomの手を借りることがけっこうありました^^;)。
まずは基本の「PROVIA」でスタートです。
まず驚かされたのは当たり前のように「色」、素直ですねえ。これ花を見てから実になるまでずっと『アーモンド』だと思っていた例の木です...実が育ってくると写真のようにまん丸になってきました。なんと『桃』でした、アーモンドの実はもっとラグビーボールのような形なんです・・・トホホ。
調べると桃とアーモンドの花はとても良く似ているのだそうです・・・そうですよね~、けっこう花の形・色を調べて「アーモンド」だと思っていたんですから(笑)。
さて本題です^^、フィルム・シミュレーションの選択により色の出方の違いも見てみたいですよね。
< PROVIA >...以下全て開放(f/2)です
< Velvia >
< Classic Crome >
好みでどれを使っても構わないという画が出てくるところが凄いですね。
曇り空でも素敵な色合いです(PROVIA)...
Cobbyいかがなものかと(ASTIA/ソフト)...
「フィルム・シミュレーションの世界」に書いてあるとおり「ソフト」といってもアンダー部分はけっこう締まってます。これ、開放付近で柔らかくなるオールドレンズに使ってみると良いとありましたので、是非試してみたいですね。
小雨の中撮った玄関先のレンガ敷きの間から生えていたきれいな花を撮ってみたのがこれ(PROVIA)...
光が少ない中での雰囲気がとても良く出ていますね。
そしてなんといっても驚いたのが「人の肌」。噂にはずいぶんと聞いていたのだが、これほどまでとは(PROVIA)...
これは小雨のなかCobbyの散歩へ出る直前に窓からの明かりだけで何も考えずに食事中の孫を撮ったものです。帰ってからPCで見て「何だこれは!」と思いました(笑)。素敵なそして自然な色合いですよねえ、この肌色はNikon、そしてSonyでも未体験ゾーンです^^。
その小雨の中撮った遠景はいつものキラリ☆ふじみ(PROVIA)...
雨の暗さと建物の濡れ具合(色)もいい感じです、手前の池を雨がバシャバシャと叩いています。傘を差してはいますが、邪魔なときは雨に濡れながら撮ってました。カメラを気にしなくていいのは最高です^^。
(PROVIA)...
こんな写真がこれからたくさん撮れますから、今まで考えつかなかったような写真が手に入りそうですね。
(PROVIA)...
こんな「濡れネズミ」になったCobbyはちょっと可愛そうかな、でも本人濡れるのはX-T2同様に全然気にしてませんからねえ(笑)。
(PROVIA)...
色がきれいなのでこんな世界を突き詰めても見たくなりますね、あまり撮らなかったアングルです。
オールドレンズを付けて見る楽しみもあり、ますます充実してきましたね^^...。
※ カメラ : FUJIFILM X-T2
レンズ : XF 35mm F2 R RW