今年の我が町・富士見コスモスロードも終焉を迎えました。
今年は私もけっこう足を運んだほうだとおもいます、今までと違いオールドレンズなども加わったので試すにはちょうど良かったせいもあり4種類のレンズで合計6回ほど撮ってきました。
そこでそれぞれのレンズによるナイスショットで2017年の富士見コスモスロードを振り返ってみたいと思います。ただ天気というか気象状況がバラバラなので(特に強い風が多かった)、晴れとそうでない時の出来がばらつき一概にレンズの特性を活かしきれていないのがちょっと残念ではあります...って肝心の腕前を棚の上においておりますが(笑)。
--------------- それでは時系列で見ていきたいと思います ------------
9/24(曇天・風強し・午後)
[α7II + Nikkor - O・C Auto 35mm F2]
※ 大きなボケを楽しんだ結果...開放より欲しい被写界深度のコントロール優先で絞った時
シャープなピント面とお概ね柔らかなボケとがとてもいい相性になる傾向でとても面白いレンズで
あることがわかった。この画はこのレンズでだけでなく今回のコスモスの写真の中でもベストとなる
一枚だと思っています。
※ 少し(2段:f4.0程度に)絞っても出るボケ量は相当なものだと思います、姿が消えそうな
くらいで背景が暗いとか濃い色のものはけっこう汚くなりそうです、この点は注意ですね。
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10/1(晴天・午後)
[α7II + キットレンズ:SEL2870]
※ 広角よりも標準からワイド端にかけての写りが良いという評判通り50~70mmで使うことが
多かった。立体感は乏しい感じであるが、全体の印象というかSonyらしい色というかα7シリーズ
との相性はとても良いと感じた。
※ 被写体と背景の距離さえ注意していれば明るいレンズではないがボケが不足と感じることは
少ないと思う。ボケも好感が持てる感触だ。(大きくボカさないほうが得策か)
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10/6(曇天・午後)
[D700 + Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8S]
※ ハーフといえどマクロレンズなので標準域から近寄ってのピント合わせはヘリコイドを回す量が
多く大変(笑)、しかし人気に違わずシャープな画を吐き出してくれる。当たり前だが絞りの
コントロールが要かなという気がします、少し暗めの背景になるとボケがうるさくなるというか私の
好みではなくなる気がする。
※ こちらは撮影最短距離で撮ったコスモス、これ以上は寄れませんという作例^^。
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10/8(晴天・午後)
[α7II + Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8S]
※ 上の続きだが背景がこれくらいだとうるさく感じることはない、ざわつく背景の作例が下の写真。
(2枚昆虫ありの貼り付けになってしまった^^;)
※ 上の2枚ともミツバチやツマグロヒョウモンが逃げなければもっとマクロレンズ的に寄れます(笑)。
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10/9(晴天・朝)
[α7II + Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8S]
※ やはり晴天の朝(8時ころ)は良いです、どの写真も活き活きとしてました。この写真は
絞りf8で撮ってますが背景が明るいのでそれほどうるさくはないと思いますがやはりもう少し絞り
は開けても良かった感じです。
※ こちらもお気に入りの一枚、メインの花の透明感・立体感はとても気持ち良い一枚と言えそう。
このレンズだけはカメラを変えて3回撮影しているがハーフマクロで「寄れる標準レンズ」感覚で普通に
近接写真を撮っては前後がボケすぎますね、近寄ったらマクロレンズの意識を持たないとだめで
しょう...そのためにピントリングの距離標は近場がとても大きく幅を取ってあり微調整がしやすく
使いやすいのだが、なかなかねえ~(笑)。
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以上3本の最近仕入れたレンズにて今年のコスモスロードを総括してみましたが、どれも個性的で持ち味を生かせれば(というか把握していればだが:笑)必然的に気持ち良い写真が出てきますね。どれも使い込む楽しさが出てきました(キットレンズといえどもです:なにせ簡易的にも防水ですからね)。
特に見直したのが「Nikkor - O・C Auto 35mm F2」だ、絞っても距離によるボケの柔らかさが特筆モノ。35mmだというのに中望遠レンズで撮っているかのようなボケが楽しめる。今回の花びらの質感などとても好みであるしZeissも顔負けの表情も出せそうだ。
Zeissといえばおまけで他日ほかの場所で撮ったコスモスを一枚...
少しコントラスト強めに仕上げてますが、太陽に透けた花びらに映った「ピノキオのような影」、これ撮ってる最中に飛び込んできたミツバチの影です。PCに出てきた時思わず二度見してしまいました(笑)。でもplanar T*1.4/50(ZF)というレンズほんと頼り甲斐のあるレンズです、これに出会えてよかったとつくづく思います。
同じPlanar属のSonyのEレンズ対応でF2・50mmが「Loxia」として発売されてますが、これも最新の設計で隅々まで歪みを排したスグレモノで「PHOTO YODOBASHI」の作例が素晴らしかったですね。ずっと食指が伸びているんです...いつかはね(笑)。
話が少しそれてしまいましたが、vantherra.com主宰の伴さんのモノクロの素晴らしさを見習って最近モノクロにも挑戦しているんです。このPlanarが自分的にはとても調整しやすいのを発見してしまいました。
これけっこう気に入ってます^^)v。
さて話を軌道修正いたしまして今年のコスモスロードは前半コスモスの丈を揃える作業を経て例年よりちょっとボリューム感にかけるてらいはありましたが、色のバラエティが見応えありとても楽しめました。
これからは秋本番、どこまで紅葉に挑戦できるか疑問ですが最低でも都市公園のきれいなものは撮っておきたいなと思っております。
・・・がんばろう。