with my Cobby

趣味の写真・カメラを中心にした雑記、愛犬Cobbyとの散歩撮を中心にオールドレンズ記事もプラスしてアップしています。

マニュアル露出に挑戦…

2017年03月24日 | 02. カメラライフ

​最近YouTubeにてよく見ているカメラマンの動画に結構楽しいものがあり、ハマっている人がいる。

カメラマン&写真講座の講師をしているらしいのだが伴貞良(ばんさだよし)という人である。少し早口だがとても話が上手でグイグイ引き込まれる魅力がある、40代ということらしいがとても自分と波長が合う感覚なのである。

その中で気になる話があって『これはやってみよう』となったのがマニュアル露出である。「カメラにおいて大切なのはバランス」であり「いい写真とは何か」いう肩肘張った抽象的なことよりも[気持ちいい写真]を撮りましょうという非常に私にピッタリくる写真との接し方なのである。

カメラにおける露出を考える時大切なのが「EV(Exposure Value))」という概念、その概念を遠回りしても身につけてしまえば非常に気持ち良い写真に近づくというアドバイス、これは滲みましたねえ。とてもわかり易く説明してくれますし、ご自身の作例を交え丁寧に教えてくれます。[おっさん写真道]というタイトルもとても気に入ってます(笑)。

まずマニュアル露出を身につけるべくきょうの休みから実践です。

春がそこまで来ているので顔を出し始めた花を取りたくてAPS-CのD7200にTamronの90mmマクロレンズを付けて(35mm換算135mm)出掛けました。

マクロなんでいきなりマニュアル露出にマニュアルフォーカスという場面が多くて面食らいました。シャッター切るまで時間がかかります(笑)。


でもこの考える時間がとても楽しくなってきます、久々に「撮ること自体」の楽しみも戻ってきたみたいです。初心を取り戻したかの感覚ですね。

考え方としては撮りたい絞りを決めて感覚的に露出を決めて撮ってみる、明るすぎると思えば1EV(一段)単位でシャッタースピードを上げてみる。暗ければシャッタースピードを下げる、でもこの時は風が少しあったのでシャッタースピードを遅くしたくないのでISO感度を1段(100→200へなど)上げてみる・・・という感じで進めていきました。


いつもなら絞りを決めてシャッタースピードが大丈夫ならあとは必要なら露出補正を調整してシャッターを切る、という作業が大きく変わりました。


絞り・シャッタースピード・ISO感度の絡みをとても意識するようになりましたね。D7200の撮れた写真の明るさの基準(傾向)がまだ身についていなかったので、今回はすべて露出オーバー目の写真が多くなってしまいました。でもこれがわかれば調整のパラメーターそれぞれの決め方ができてきますね。


私はフィルムカメラの経験はバカチョンからキャノンオートボーイ(セミオート一眼レフ)くらいですから夜景などの時を除いて終始マニュアル露出というのは初めてです。こういった作業はとても新鮮に感じます。

ただしまだ慣れないので…


こういったハプニングというか突然のシャッターチャンスを撮り逃す可能性大で心配です(笑)・・・これは花を取っているときに偶然ハチが寄ってきたのでうまく写し止めることができましたが^^;)。


こうして撮っているとプロの写真家のExifを見た時になんでISO感度が320だとか中途半端な数値になるのかが理解できました^^。マニュアル露出ではなくてもISOオートにしていてもあり得ることなんですが、理論的・システム的に理解できるのは嬉しいことでした。


あとは場数を踏むだけですね…


伴貞良さんの話しでは構図についてもとてもためになりました、やはり決めては「気持ち良い写真」に尽きますね。三分割だ黄金比だとかトンネル構図だS字構図だとか基本も大事だが自分の基準となる「気持ちよさ」を突き詰めて人が見ても気持ち良いものを目指すというのはとても自然に感じました。


彼のYouTube動画を何本か続けて見てみると今まで色々知識として持っていたものが理路整然と整理されてくるのが自分の中で分かるんですね。

これはとてもいいもの(人)に出会ったなあというのが率直な感想です。ストロボ撮影など苦手なジャンルにもどんどん飛び込んでいけそうな気を起こさせるくらい私にはインパクトがある講義(動画)でしたね。


猫くらいで動き物と風景(スナップは除くが)はあまり撮らない伴さんがSONYのフルサイズ・ミラーレス「α7」を使うのが分かるような気がします。マニュアル露出で追い込むにもその場で出て来る画がだいたい確認できますからねえ・・・。

今回は露出が少しオーバーのものがとても多かったのでLightroomでの作業がいつもと同じようになってしまいましたが、ドンピシャのものが何枚かあって自分でゾクッとしてしまいました。

この感覚の度合いを増やしていきたいですね…