本日、珍しいものに遭遇。
今日は月例会議、明るいうちに帰れたので5時くらいから1時間ほどだが江川を歩く。
土手を歩き出すとすぐにツバメたちがツーピー鳴きながら餌を求めて飛んでいる。
若干陽が傾きかげんでシャッタースピードが稼げないのでツバメは無理か・・・、
しかしツバメ撮りの練習は無駄ではなかったようだ。
3枚に1枚しっかり撮れるようになっていた(笑)。
菜の花の上を飛んで行くツバメ、川の上ではやはりコースを読むのが難しい。
しかし反対側を行くツバメは見ての通り、
尾羽を広げ減速しながら直進し、虫などを捕っているように見える、
この草原の上にはものすごい数の小さな虫が「灰神楽」のようにたむろしているのだ。
この画はほとんどノートリミング、すぐ脇を直進しているので楽に捕らえられる。
そして江川での久々の大物が目の前を川沿いに飛んできた。
カモか何かのつもりでシャッターを切ったのだが、ファインダー越しにこれは違うぞと。
「チョウゲンボウ」のようだ。
家に帰ってから調べたのだが、野鳥図鑑ではハヤブサ類までしか調べきれず、
たまたま“週刊野鳥の世界”最新号(7号)にハヤブサ類の見分け方が載っていた。
チャートに沿って区分けしていくとどうやらチョウゲンポウの雌のようだ。
このチャートはたいへん便利だ。
連写の1枚が非常に良く撮れていたのでラッキーだった。
胸から腹にかけての縦班がとてもきれいだ、飛び方もワシタカ類はさすがに優雅。
ただ目だけはじっと遠くを見つめとても鋭い、ほんとかっこいい。
一方夕方のカモたちはとても静か。
そして目立ったのが、カップルの多さ(笑)。
こうして少し間を置きながらつがいらしきカップルが5~6組休んでいた。
営巣が始まるのだろうか。
大物も見られたし、まだまだ風も冷たいので1時間ほどで切り上げ、
土手を上っていたら足元に“つくし”を発見。
先っぽの黒いのもたくさんあり、まさに土筆(つくし)とはうまく云ったものだ。
家の間近まで来ると今度はコサギが餌を求めて川を物色中だ。
2~3月に柳瀬川で見たコサギとは少し羽根の状態が違うようだ。
夏羽に変わっているのだろう、真新しい羽根のようにとてもきれいなのが写真でもわかる。
見事な冠羽もきれいに風になびいている。
肩から尾羽にかけての柔らかそうな羽根は、それは美しくしばし見とれてしまうほど。
日を追う毎に江川で見られる鳥たちにも季節を感じさせられ「自然」を感じる喜びを教えられる。
川を彩るのが写真のサクラの花びらだけで、ゴミであってはならないとつくづく思う一日だった。