伊豆旅行(Part 2)「河津桜まつり」と金目鯛づくし【2月10日】
朝5時、妻が起きてがさごそと風呂へ行く用意をしているので目を覚ました。
妻を見送り外を見てみると・・・。
昨夜のうちに降ったと見られる雨がテラスをぬらしていた。
景色もご覧のとおり、曇って(式根)島も見えません。
日の出とともに露天風呂に入る計画はおじゃんとなってしまった、残念。
風呂から帰ってきた妻と食事前に昨日聞いていた魚屋さんの干物などを見にロビーへ、
7時少し前だったのでまだ準備中だったが、快く説明してくれた。
お土産に金目の味噌漬と鍋や味噌汁にできる金目のセットを予約して朝食へ・・・。
朝食は和食、やはりこれですよねえ。
自家製の豆腐や、オレンジドレッシングのサラダ、さすが稲取朝から刺身もありましたね。
席についてから焼いてくれた熱々の干物。
さすがに地物でペロッといただいてしまった。
そして最後に運ばれてきたのが昨日夕食に出た伊勢えびを使った味噌汁。
伊勢えびのいい出汁が出てましたねえ~。
食後早めに身支度をすませ、早々にチェックアウト、
混雑を心配して早めに出発・・・したのだが、
予想に反してすいていた、つくづく平日なのですね。
さあいよいよ桜見物の始まり~、
まだ時間も早かったのですが、ご覧のとおり人はほとんどいない状態。
桜はすでに4分咲き程度にはなっているので、十分見頃にはなってます。
時折団体さんが通ります、少し寒そうでしょ。
三日前に祭りが始まったばかりなのですが平年より見頃は早いようで運が良かったです。
どこでも景色独り占め、桜のトンネルでまずは記念写真を・・・。
昨夜の雨で桜の花も濡れて若干うなだれ気味、それもまた風情がありました。
どの木も蕾がいっぱい、これからが楽しみですね。
川の両岸にきれいに植えられている区間もあり、いくつかある橋からの眺めも良いです。
なにせ桜の「お花見ウォーキングロード」の距離だけでも河津駅から3.5㎞ほどありますから
事前にパンフなどを参考にコース取りをした方が時間を有効に使えます。
コース中3ヶ所ある無料足湯の一つ「豊泉の足湯処」。
川を大きく一回りしたところで河津町役場を廻って河津桜の原木を見に行きます。
町道に出たらすぐに目に入ってきました、大きいです!
河津桜は50年位前にこの原木から始まったそうです。
すでに七分咲きといってました、まさに見頃となっています。
河津桜のすばらしい原木を目の当たりにして大満足。
そして向かったのが樹齢千年を迎える大楠があるという来宮(きのみや)神社、
桜コースのほぼ中央くらいに位置する神社ですが、これもまた大きな楠でした。
お参りを済ませ、サービスの甘酒をいただきながら4人の娘ために
おしゃれなお守りをいただいてきました、とてもスピリチュアル。
来宮神社を後にして向かったのがすぐそばにある「カーネーション見本園」、
見本園ということで販売目的の施設ではありません。
試験栽培のものを含めると248品種もあるそうです。
昨日稲取で見てきた「スターチェリー」、
種類多いこの園でもこんな形をしたものはこれだけだったです。
ブロックごとに特徴のあるカーネーションがあり飽きることはないです。
花びら周辺部が濃く内部が淡くなった種類とか・・・、
色・花びらの形など個性的なものがいっぱいあります。
こちらは「イエローエストラージャ」花がとても大きい。
一見パンジーのような配色の「スーパートレンディテッシノ」、可憐でいいですよね。
ショッキングピンクと白が印象的な「スパーデ」、
名前が贅沢、その名も「シンデレラ」。
どうしてなのかいくら見てもその所以がわからず・・・(笑)。
こちらは大人っぽいイメージの「ブラックバカラ」、
赤なんですが、少し黒が混じったような濃さでインパクトありです。
オレンジが少し混ざって明るく清楚な感じのカーネーション、こういうの好きです。
この普通よりかなり淡いピンクの度合いが微妙な美しさをかもしております。
実物はもっと素敵でしたよ「ライトピンクテッシノ」。
カーネーション見本園を出たら空は青空、とてもいい天気、ハウスのせいだけではなかった。
せっかくだから晴天下の桜も見ておこうということでもう一度川沿いまで足を運んだ。
いや~、やっぱり桜は青い空に良く似合います!
朝早い時間からお昼にかけてしっとりした桜とさわやかな桜、「二度美味しい」思いです。
散策のスタート地点「笹原公園」近くにあった「さくらの足湯処」も結構な賑わいでした。
天気もいいからことさら気持ちいいですよね。
「桜まつり」で時間を食いすぎて、バラ園のある“河津バガテル公園”による余裕がないぞ、
ということで後ろ髪引かれる思いで一路お昼に予定している稲取へ再び向かいます。
漁港沿いにある有名な「徳造丸」で金目づくし膳をいただこうと思っていたのですが、
手前の「なぶらとと」が火曜定休かと思っていたのに営業してました。
金目をいただくなら此処、ということでおじゃますることに・・・。
おしゃれな外観でこの裏では“雛のつるし祭り”の展示もやっています。
お客さんも結構入っていましたが、運よく港の見える窓際の席が空いてました、ラッキー。
さあなに食べようかと妻に聞くと、なんとまた「金目鯛釜飯(1,575円)」がいいという、
食べ比べもいいかも・・・ということで待つこと約20分。
できました・・・さい川とはまた違った香りです、味も少し濃い目。
どちらかというと軍配は「さい川」かな、金目の味がもっと際立っていたような。
まあ好みの違い程度なんですが・・・。
私はさすがに違うメニューを、こちらが私の「稲取金目鯛丼(2,100円)」。
金目鯛の刺身、たたき、なめろう(味噌で和えたもの)の三種がてんこ盛り、
お味噌汁にも金目が入って良い香りでした。
この裏側にはなめろうもたっぷり入ってすごいボリュームと美味しさ、これはお勧めです。
窓からはこんな漁港ののんびりした風景が見られます、
さすが稲取、バス停の丸い看板にも赤い金目鯛のマークが・・・。
さあ金目づくしが終わるとお土産買って帰路につく予定でしたが、
天気もいいし、混雑の中都会へ入るのも疲れそうということで、往路にはずした「一碧湖」へ
向かうことにした(河津バガテル公園も行っとけば良かった)。
道の混雑もそれほどなく、スムースに一碧湖に到着、一碧湖美術館へ入る。
いい眺めです。
一碧湖美術館はこの2階のカフェ「デザート・テラス」の利用だけなら入場料は不要。
天気もいいのでこちらのテラスでお茶しました。
妻はこちらのかわいいケーキと珈琲をセットで、
私は人気のやまももゼリーをと思ったのですが、品切れで仕方なく「桜ゼリー」と珈琲。
素敵な景色を見ながらしばし食後のデザートをゆっくりいただきました。
ここまできたら行けるところは行ってしまえ(笑)ということで、
やって来ました「大室山・さくらの里」。
残念ながらこの時期、緑は少ないです、駐車場に河津桜がきれいに咲いてました。
区画でいろんな桜が植えられていますが、今はこの「寒桜」のみ咲いてました。
蕾はまだ残ってましたからもうしばらくは楽しめそうです。
桜を見ていたら2羽のメジロが桜の花を突っつきにやってきていましたよ。
可愛い泣き声でした。
河津桜のあと、寒桜もめいっぱい楽しんだのでそろそろ帰りの道を考えることに、
まずはお土産を仕上げるために道の駅「伊東マリンタウン」へ・・・。
遊覧船の発着所、スパなども併設された大きな施設です。
施設内のカフェで海を見ながら食べると幸せになるというソフトクリームをいただきました。
3種類のトッピングが選べるのかと思ったら、ソフトに混ぜて絞るんですねえ、
ブルーベリー、ラズベリー、グレープフルーツと選んだらちょっと複雑な味になりました(笑)。
でもソフトクリーム自体混ぜる素材を生かせるよう若干甘さ抑え気味だったので
とても美味しかったです。
その後、家族(限定菓子など)・職場へのお土産を調達し、ルートの選定を・・・。
昨日来た道走るのも芸がないということで、宇佐美から亀石峠経由で「伊豆スカイライン」を
使い無料になる箱根新道を使って小田原有料に向かうことに。
伊豆スカイラインにのってすぐ「山伏峠」あたりで太陽が山に沈む場面に遭遇(17:20ごろ)。
韮山峠あたりのパーキングで陽が落ちないうちに景色と記念写真を撮っておこうと・・・、
これが日没前の最後の写真、下田あたりの街の灯がそろそろ灯され始めて綺麗でした。
この後は久しぶりに夜の山道をドライブ、ナビがあるので良かったですが、
さすがにこの歳になると初めて走る場所の夜道は少し不安ですね(笑)。
上りのピーク時間をはずしたおかげで、道はスムースに流れストレスはなかった、
ですがSAで飲んだり食べたりしたので自宅に着いたのは午後9時を回ってしまいました。
稲取・雛のつるしまつり、河津桜まつり、それに“金目鯛づくし”...etc.
たっぷり東伊豆を満喫してきた感じです、妻も大いに満足しいい旅行になりました。
河津桜まつりは3月10日まで、桜の見ごろはこれからなので絶対のお勧めです。