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斜陽産業/日テレ、テレ東が赤字転落 金融危機直撃、広告も大幅減

2008-11-13 21:29:06 | ニュース
ああ、あの憧れの…。











日テレ、テレ東が赤字転落 金融危機直撃、広告も大幅減(抜粋)
2008年11月13日

在京民放キー局5社の9月中間連結決算が

13日、出そろった。

世界的な金融危機の影響による保有有価証券の評価損計上や

テレビ広告収入の大幅減少で

日本テレビ放送網と
テレビ東京が

赤字に転落した。

フジ・メディア・ホールディングスなど3社は

減益だった。

一方、TBSは

輸入雑貨販売会社の買収や複合商業施設の開業が奏功し

12・3%の増収だった。











「TBSは輸入雑貨販売会社の買収や複合商業施設の開業が奏功し12・3%の増収」



すでに

「全く、本業と関係ありません」



悪い、悪いとは言ってたけど

「ここまで」とは。



確かに

あの「トヨタ」が

「営業益73%減 業績予想を1兆円下方修正」

なんて出る時代ですから

ムリないんだけど

「バブル崩壊」後でさえ

勝ち組だったからなあ。



いよいよ











TV業界も終わってしまったかなあ。
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勘定が合わない/高速道「逆走」年1000件、人身事故の4割が65歳以上

2008-11-13 19:22:29 | ニュース
これから突入する「深刻な問題」。











高速道「逆走」年1000件、人身事故の4割が65歳以上(抜粋)
2008年11月13日

高齢ドライバーの増加などを背景に

高速道路での「逆走」の発生が

全国で年間1000件近くにのぼっている。

高速道路会社などは今年から

逆走車をセンサーで感知して警告する装置を高速道に取り付けたり
逆走防止のカーナビの開発などを検討したり

本格的な対策に取りかかった。


<高速道での逆走>
①昨年945件あり
②ほとんどはサービスエリアの出口と入り口を間違えるなどドライバーの勘違いが原因

(今年10月1日、札幌市の道央道事故)
③87歳の男性が乗用車を約4キロ逆走させ対向車と正面衝突して死亡
④高速の出口料金所の手前で車をUターンさせて車線に戻っていた


<警察庁>
逆走による人身事故は昨年35件起きているが
②「事故を起こした運転手の4割は65歳以上」で
③「運転免許保有者の14%(約1100万人)を65歳以上が占める」という高齢化が影響











65歳以上は

「運転免許保有者の14%」なのに

「逆走による人身事故を起こした運転手の4割は65歳以上」

なんだよね。











ペダル踏み間違え、63歳男性の車がスーパーに…客ら2人けが(抜粋)
2008年11月13日

13日午前11時頃

愛知県一宮市西大海道のスーパーキシショッピングセンター西成店に

同県江南市、無職男性(63)の乗用車が突っ込み

近くにいた従業員と客の計2人が腰を打つなどして軽いけがをした。

男性にけがはなかった。

一宮署は業務上過失傷害の疑いで事故原因を調べている。


<事故発表>
①車は店の正面から突っ込み
②壁面のガラスは粉々になった


<男性>
「駐車場に車を止めようとして、ブレーキとアクセルを踏み間違えた」











高速に限らず

身近なところに

「事故の芽」

がある。



これで

「高速1千円」

なんかになったら

事故倍増するんじゃないだろうか?



「あ、出るところ間違った」

とか言って。











優遇制度の拡大で 25都道県、商品券や食事割引(抜粋)
2008年9月5日 読売新聞

今年に入って運転免許証を返納する高齢ドライバーが急増している。

免許を自主返納すると

「飲食店や交通機関で割引が受けられる」

といった優遇制度が

全国各地で始まっているためだ。

先月末までに25都道県の自治体で

こうした制度を導入。

東京都内では

ホテルやデパートで特典が受けられるようになった今年4月以降の返納者が

2500人を超え

「昨年の8倍近く」

に上っている。

昨年1年間に起きた交通事故で

65歳以上のドライバーが「原因」と認定された事故は

前年より3108件多い10万2961件。

10年前の1997年の「2倍以上」で

うち930件は死亡事故だった。

65歳以上のドライバーは

昨年末時点で1107万1097人。

国内の運転免許人口の14%を占め

2017年には

「1748万人に増加」

することが予想される。


<警察庁>
①02年から「運転経歴証明書」を返納者に発行する制度を始めたところ
②免許を返納する高齢者は5年連続で増えたものの
③昨年は前年比3225人減の1万8149人と初めて減少
④03年1月施行の本人確認法で
⑤更新制度のない運転経歴証明書が「金融機関での身分証明に使えなくなった」ことも伸び悩みの一因とみられる


このため各地の警察本部が返納を促そうと始めたのが

趣旨に賛同した民間企業や自治体の協力を得ての優遇制度で

都内では

警視庁と1583店が提携している。


<優遇制度>
(民間企業)
①伊勢丹、三越、高島屋の各百貨店では、運転経歴証明書を提示した高齢者には商品を自宅まで無料で配送
②帝国ホテルでは直営レストランの代金を10%割り引き

(自治体)
③今月からは品川区が区内の商店街などで使える5000円相当の商品券を贈呈
④渋谷区も同区内のコミュニティーバスの回数券6000円分を交付


その結果

都内の4~7月の返納者は

昨年同期の331人から2557人に増加。

すでに昨年1年間の1294人を上回った。











これが

高齢者増加の切り札

「免許返納制度」だ。



しかし

問題もある。











特典の効果てきめん 高齢者の運転免許返納(抜粋)
11/6 神戸新聞

高齢者の運転免許証の自主返納を促進するため

兵庫県警がバス事業者や自治体などの協力で

十月から返納者にバス運賃割引などの特典をプレゼントする制度を創設したところ

一カ月で昨年一年間(百九十二人)の二倍に当たる

三百七十四人が返納に応じたことが分かった。

バス運賃割引のある播磨地域で効果が目立ったが

バス運賃割引のない淡路地域では依然、返納率は低かった。


<県警>
「引き続き、民間事業者や各自治体に(特典贈呈への)協力を呼び掛ける」


<高齢者の免許返納制度>
①一九九八年から全国一斉に始まったが
②「不便になる」「身分証明がなくなる」などを理由に進まなかった
③そこで県警は十月から
④各自治体や企業の協力で、地域ごとに、バス運賃割引や温泉入浴料半額などの特典を、返納者にプレゼントすることにした


<十月の返納者の警察署別内訳>
①姫路 五十九人
②加古川 二十四人
→播磨地域では神姫バスや姫路市営バスが免許返納者の運賃割引に協力

(同課)
「バスの割引が奏功した」

③バス割引のない淡路地域の三署 計七件

(同課)
「車を必要とする人が多いのかもしれない」











「車を必要とする人が多いのかもしれない」



「かもしれない」ではなく

「多い」でしょう。



身体能力・判断力ともに弱ってくるから

事故も起きるんでしょうが

同時に

「徒歩や自転車」

という移動手段も使えなくなる。



生活のためには

「クルマを手放せない」

ということです。



それに

都市になればなるほど

「クルマは不要」になり

田舎になればなるほど

「クルマが重要」になる。



バスにしても

「赤字路線は廃止」

の方向性だし

「街に出たくても足がない」

ということになってしまう。



免許返納の問題点は

「身分証明に使えない」
「自家用車に代わる足がない」

これに尽きる。



プレゼントを増やせば

「一部地域での返納率」は上がるけど

「根本的な解決にはならない」

ということです。



「金融機関での身分証明に使えない」のは

「運転経歴証明書に更新制度がないこと」

が理由らしい。



それならば

通常の免許同様

「更新できるようにすれば解決する」



コストなど

ハードルはあるのだろうが

これから、もっと大変なことになるのだから

今から対策しておくべきじゃないですかね?



「クルマに代わる足」



これは難しい。



どこかの地域でやってるような

「ミニバンやミニバス」みたいなものを利用したバスを

定期的に走らせることしか考えられない。



一番大変な過疎地域何かじゃ

「運用費用の一部のために広告を付ける」と言っても

「スポンサー自体を探す」のも

難航しそうだけど

こんなことくらいじゃないでしょうか?



あとは…。



たとえば

郵便の車とか配送車なんかは

どうでしょうか?



過疎地域とは言え

ある程度、定期的に走ってるわけだし

なんとか、うまくいかないもんでしょうか?



とくダネで

例の「バラマキ行政」の話が出た時に

「もっと、老後の生活が安心できるようにすれば」

みたいな話が出てました。



即効性のある経済対策も必要なのは分かりますが

確かに

「不安ばかりが積もる」

今日この頃。











みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
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世界まる見え…/<グーグルマップ>児童・生徒の自宅、先生うっかり公開相次ぐ--名古屋、千葉など

2008-11-13 18:31:00 | ニュース
番組のタイトルだけではありません。

それでは最新の事件から。











個人情報:「グーグルマップ」で県立高生徒の情報流出 /熊本(抜粋)
11月13日 毎日新聞

県教委は12日

「グーグルマップ」で

「県立高校1校の1学級(生徒数41人)分の氏名、住所情報がネット上に流出した可能性がある」

と発表した。

同日現在で

8人分の流出が確認され

高校はグーグルに削除を要請した。


<県教委>
①担任の男性教諭が今年4~6月
②家庭訪問で使うために生徒の住所などをグーグルマップに登録したが
③設定を「非公開」にしたかどうか、記憶がはっきりしないという
③高校の情報管理担当者が今月5日、グーグルマップでの情報流出が各地で起きていることから校内で注意喚起した後
④11日に保護者から流出の指摘があった。
 

流出による被害は出ていないが

高校は生徒への謝罪と説明をする。

県教委も県内の全高校に

「マップ」利用の調査を指示したほか

当面は利用をやめるよう指導する方針。

また各市町村教委にも注意を呼び掛ける。











他にも











<グーグルマップ>児童・生徒の自宅、先生うっかり公開相次ぐ--名古屋、千葉など(抜粋)
11月7日 毎日新聞

インターネットの地図サービス「グーグルマップ」で

「児童・生徒の個人情報が誤って公開される」ケースが

相次いでいる。


<名古屋市教育委員会>
①7日、市立高杉中学校1年生2クラスの生徒70人分の名字と自宅住所、位置が入った地図が約半年にわたり公開されていた
②担任の男性教諭2人が家庭訪問用にネット上で地図を作成した際、「非公開」の設定をしていなかったのが原因
③5月中旬の家庭訪問に使用するため、各組の教諭が4月下旬から5月初旬にかけて作成
④今月5日、東京都の男性が同校に連絡して発覚、6日までに地図を削除
⑤1クラスの地図にはこれまでに約130件のアクセスがあった


<岡山県>
①岡山市立小学校の女性教諭が作成した家庭訪問用の地図が
②約7カ月間、公開された状態になっていた

③教諭が使ったのは、自分用に作った地図を無料でインターネット上に保存できるグーグルマップの「マイマップ機能」

(市教委)
④4月に児童39人の住所と氏名を登録
⑤地図の「公開」と「限定公開(非公開)」を選択できることに気付かず、公開状態になった


<千葉県>
①船橋市の小学校と君津市の中学校で
②児童や卒業生計39人分の氏名などが入った地図が公開されていたことが分かり、削除された


<グーグル広報部>
「注意事項をよく読んで利用してほしい」











そうは言ってもねえ…。











グーグルマップ「非公開」、検索で表示も 注意呼びかけ(抜粋)
2008年11月6日
「「グーグルマップ」の機能で名前や住所など個人情報を書き込んだ地図がネット上に公開された問題」で

「利用者がプライバシー設定を「非公開」にしても、地図が公開されてしまうケースがある」

ことがわかった。

書き込んだ情報を同サービスで検索すると

地図が検索結果に表示されるという。

この機能はグーグルマップの「マイマップ」。

地図が検索でき

個人情報や
目印
メモ

を書き込んだ自分専用の地図を

自作できる。

最初の設定が「公開」になっていたため

意図しないまま個人情報を含んだ地図が検索され

公開された例はこれまでもあった。


<グーグル>
設定時に表示される「公開」「非公開」の言葉を

「一般公開」「限定公開」と変更し

注意を呼びかけている。


<同社>
「利用者が情報を削除した場合も、ネットの検索結果から消えるまで時間がかかり、公開状態になることがある。」


不適切な情報が公開されていた場合

利用者に削除申請などを勧めている。

削除申請は

地図を作った利用者でなくても可能。

グーグルマップ(http://maps.google.co.jp/maps)の「公開設定をご確認ください」という部分からできる。











「注意事項をよく読んで利用して」も

公開されてしまうわけです。



そこで

「「公開」「非公開」の言葉を「一般公開」「限定公開」と変更」

したわけですね。



まあ、それもあるけど

「記入した内容は公開されてしまうので、公開されて困る内容は記入しないでください」

ともっと強調すべきじゃないかなあ。











アマゾン「自分がほしい物リスト」 全部公開されて大騒動(抜粋)
2008/3/12 J-CASTニュース

「amazon.co.jp」にある「ほしい物リスト」の情報が

インターネットユーザーに

「すべて公開されている」

ことが明らかになり

騒動になっている。

「ほしい物リスト」は

欲しい商品を登録して友人などに知らせるサービスだが

非公開に設定しない限り

ネット上の不特定多数に

「自分がほしい物」

が分かる仕組みになっていた。


<「ほしい物リスト」(「ウィッシュリスト」から名称を変更)>
①欲しい商品を登録して友人などに知らせるサービス
②同サイトで名前やEメールアドレスを打ち込むと
③その人がどんな商品を「ほしい物リスト」に加えているかが一目瞭然にわかる仕組みになっていた

④非公開あるいは特定の人に公開するように設定内容を変更することができるが
⑤デフォルトでは全てのネットユーザーに公開している状態になる

⑥ユーザーのなかには、自分がほしいと思った商品の「覚え書き」程度に「ほしい物リスト」に加えていた人も多数いた模様


「ほしい物リスト」は

ユーザー名、企業・法人名で検索することが可能。

なかには

あるテレビ局が

グラビアアイドルのDVDを「ほしい物リスト」に加えたり

ある社団法人が

「仮面ライダー」の書籍を「ほしい物リスト」を加えているのが分かる。

さらに

企業と名前を併記してアカウント登録しているユーザーもいて

ある大手新聞幹部が

「ハリーポッター」の書籍や
女性用の時計を大量に

「ほしい物リスト」に加えていることなどが分かってしまった。


<2ちゃんねる>
2008年3月12日時点で10本以上のスレッドが立てられる「祭り」状態にまで発展

「こーゆうの実名や本アドで登録する奴って意外にいるのな」


<アマゾンジャパン広報>
J-CASTニュースに対し
「ほしい物リスト」の検索機能は「(amazon.co.jpが)始まった頃から、何年も前からあるもの」

個人の趣味・嗜好といったものが公にされてしまうことに問題はないのか
「確認してから会社としてのコメントを出したい」











どうも

あっちの方の企業は

「開けっぴろげが好き」なようで

おんなじような事件が

過去にも起きてるわけです。



確かに

こういった機能と言うのは

「フリーで利用」できて

利用者に責任があるわけですが

この当時のコメントにもあったように

「デフォルトで非公開」になってれば

こんな事故起きないはずなんですよね。

(グーグルマップの場合、ちょっと違うのかもしれませんが…)



このへんの感覚

よく分かりません。



ところで

こういうときこそ

消費者の味方

「ノダ」ちゃんの出番じゃないの?











グーグルマップのトップページは

「非公開を選ばないといけませんて、ページの半分くらいの大きさに表示しないと商売させません!」

て言ってほしいんですが











「こんにゃくゼリー」ばかり、いじめないで。
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アイドル禁止/中国で「口パク」が処罰の対象に…五輪などは別扱い

2008-11-13 17:33:52 | ニュース
中国ではジャニーズのコンサートが不可能になったようだ。











中国で「口パク」が処罰の対象に…五輪などは別扱い(抜粋)
11月13日 サーチナ

中国文化部はこのほど

「コンサートなど公演での「口パク」禁止」を盛り込んだ

「営業性演出管理条例実施細則」

の制定で

各界の意見を募集することを決めた。


<13日付中国新聞社電>
①中国では8月8日の北京五輪大会の開会式で
②人気少女タレントの林妙可ちゃんの歌声が別人の声だったと分かり、批判の声が出た

「口パク」禁止は国務院が7月22日に発表した

「関于修改営業性演出管理条例的決定(営業性公演管理条例の修正に関する決定)」

に盛り込まれている


<営業性演出管理条例>
①全国を対象にする法律
②中国の法律は大まかなガイドラインが定められており
③その後に発表される「細則」で、罰則など具体的適応が定められ、施行の運びになることが一般的

④同条例では、いわゆる「口パク」を

「偽唱」
「偽演奏」と呼び

⑤「出演者がステージに出ていながら、(実際に会場に流す音楽には)事前に録音した歌唱や演奏を用いて、聴衆をだます行為」と定義

⑥これまでのところ、修正後の条例では

⑦「口パク」行為が発覚した場合、主催団体、出演団体、出演者の実名を公表し
⑧2年以内に同様の行為があった場合には、出演者を含め「営業許可」を取り消すことが盛り込まれている
⑨今回、意見を募集する細則では、それ以外の具体的処罰法が定められるとみられる

⑩「条例」はその他にも、「チャリティー」として実施する公演では
⑪必要経費を除いた収益のすべてを公益事業のために寄付し
⑫出演者も報酬を得てはならないことを定めている
⑬なお、同条例と細則の適用対象は商業目的の公演で
⑭五輪大会開会式など公的行事は対象外











中国語なので翻訳しました。



「オリンピックなどの公的行事については「口パク」などをどんどん行い、聴衆をだまし、場を盛り上げることを国家として奨励するものである。」



さすが

「4千年の歴史」

奥が深い。



「オリンピックの口パク」は

確かに「口パク」行為自体も

問題だったのかもしれないが

それ以上に

「せっかくハレの場で歌った」のに

その存在さえも抹殺されていたのが

「幼い女の子だった」

ということに尽きるのではないだろうか?



この法律、逆だったら納得したんだけどねえ。



「出演者がステージに出ていながら、(実際に会場に流す音楽には)事前に録音した歌唱や演奏を用いて、聴衆をだます行為」については

「五輪大会開会式など公的行事」では決して行ってはならない。

但し

「商業目的の公演など」

は対象外とする。











ね、すんなり納得できるでしょ?
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チャンスはピンチ/井戸知事「関東大震災はチャンス」 不適切なら反省と釈明

2008-11-13 13:53:10 | ニュース
普通、「ピンチはチャンス」なんですが。今回は…不適切ですね。











井戸知事「関東大震災はチャンス」 不適切なら反省と釈明(抜粋)
2008年11月12日

兵庫県の井戸敏三知事は十一日

和歌山市で開かれた近畿ブロック知事会議で

東京一極集中を挙げ

関西経済にとって

「関東大震災が起きればチャンスだ」

と述べた。

災害時における都市の補完機能の重要性を指摘したものだが

会議では近畿二府四県と周辺県の知事が

地方分権や近畿地方の経済について議論。


<井戸知事>
「関東大震災が起きれば相当ダメージを受けるから、これはチャンスなんですね」
「チャンスを生かさなきゃいかん。そのための準備をしておかなきゃいかんということが物理的にはある」
「(金融とマスコミの機能などが東京に集中している現状に触れ)防災首都機能の移転が不可欠だ。」


<大阪府 橋下徹知事>
知事会議終了後の記者会見
「不適切発言ばかりの僕から見ても、不適切だったかなと思う。真意を測ると、(都市の)バックアップ機能が必要だということだ」











さらに、自らの発言について











震災チャンス発言 井戸・兵庫知事、撤回も謝罪もなし(抜粋)
2008年11月12日

<兵庫県 井戸敏三知事>
神戸市内で急きょ開いた11日夜記者会見
「震災が望ましいとは言っていない。備えが大切だと訴えたつもりだ」


発言の撤回や謝罪はなく

防災に携わるボランティアらからは

「非常識」
「言葉を失う」

と、厳しい声が相次いだ。


<井戸知事>
「なぜ、こういう質問を受けているのか理解できない」

何度も困惑した表情を浮かべた。

「(「チャンス」発言について)つねに関西が第2首都機能となるよう用意しておく重要性を訴えた。それを関西発展のきっかけにしようという意味だ」
「何万人もの被害が出るような震災が望ましいとは、全く言っていない。本意ではない」
「震災からは逃げられないんだと、東京の人にも自覚してもらいたい」

(記者の質問)
「被災者を傷つける発言ではないか。謝罪はしないのか」

対して
「なんで謝らなければいけないのか。真意を理解してください、というお願いはする」


<神戸市の阪神大震災の復興公営住宅で高齢被災者の見守り活動を続ける市民グループの東條健司代表(68)>
「完全な失言。関西が政治や経済の中心になるために地震が起きて欲しいと思っているように聞こえる」


<国内外の被災地で支援を続けるNPO法人理事長の黒田裕子さん>
「関東に地震が起きれば、関西がそれ見たことかと喜んでいるように聞こえてしまう」


<首都直下地震をシミュレーションした小説「M8」などの著書のある神戸市在住の作家、高嶋哲夫氏>
「兵庫は地震の悲惨さが一番、身にしみている県であり、全国から支援を受け、やっと立ち直ってきた立場。ほかの地域の被害を利用しようというのは、口が裂けても言うべきではない」


<神戸市幹部>
「阪神大震災当時、真っ先に神戸に駆けつけてくれたのが関東のボランティアだった。そのことを考えると言葉を失う」


<東京都のある幹部>
「震災を経験した県の知事にあるまじき発言。関西圏の繁栄を目指すのはいいが、あまりに視野が狭い」


<昨年4月 石原慎太郎都知事発言>
阪神大震災を巡って
「(自衛隊の派遣を要請する)首長の判断が遅かったから2千人余計に亡くなった」
井戸知事
「失礼な発言だ」

→都庁内には「今回の発言は、石原知事発言への意趣返しでは」と受け止める幹部もいる


<阪神大震災の犠牲者遺族らでつくるNPO法人元理事長、白木利周(としひろ)さん>
「不適切な感じはしない。地震が発生すれば大阪や兵庫が団結して復興に当たり、関西の活性化にもつなげるという意味だと思う」


<中林一樹(いつき)・首都大学東京教授(都市防災論)>
「復興への協力の決意表明であり、東京への応援歌ではないか」











申し訳ないが

「復興への協力の決意表明であり、東京への応援歌ではないか」

とはとても思えない。



自分の故郷に置き換えてみればよく分かる。



「(自分のふるさと)で震災が起きれば相当ダメージを受けるから、これはチャンスなんですね」
「チャンスを生かさなきゃいかん。そのための準備をしておかなきゃいかんということが物理的にはある」



「復興への協力の決意表明」であれば



「震災が起きれば相当ダメージを受けるから、そのための準備をしておかなきゃいかんということが物理的にはある」



こういう風に言えばいい。



チャンスという言葉が出た背景は

知事自身の持論にある。











井戸知事発言、県庁に苦情相次ぐ(抜粋)
11/12

「関東大震災が起きればチャンスだ」とした発言に波紋が広がる中

兵庫県庁に十二日

県内外から苦情や意見の電話が相次ぎ

正午すぎには電子メールと合わせて二百五十件を超えた。

井戸知事は同日朝

ラジオ番組に出演し

「チャンスとは、きっかけという意味だ」

と発言。


<電話>
①約百五十件に上り
②秘書課や広聴室はほとんどの電話がふさがる状態に
③知事への意見を電子メールで募る「さわやか提案箱」にもメール約百件が寄せられた


<秘書課>
①電話の六割は関東方面からで

「兵庫が良ければ良いのか」
「関東人をばかにしている」

②県内の被災者からも

「チャンスという言葉は不適切だった」


<広聴室>
①「発言は不適切」という趣旨で

「撤回すべき」
「チャンスとはどういう意味か」

②一方で

「東京一極集中を是正しなければならず、よく言ってくれた」


<県の幹部職員の一人>
「関東大震災を想定して関西が第二首都機能を備えることが重要-という知事の持論を知っている人には(発言の)真意が伝わるが、他府県の人などには…。揚げ足を取られかねない言葉遣いになったことは残念」











「関東大震災を想定して関西が第二首都機能を備えることが重要-という知事の持論」



これである。



「東京一極集中を是正しなければならず、よく言ってくれた」

という意見もあるようだが

それは

「災害頼み」

ですることではないだろう。











「関東大震災はチャンス」を撤回=臨時会見し謝罪-井戸兵庫知事(抜粋)
11月13日 時事通信

兵庫県の井戸敏三知事は13日午前

県庁で臨時記者会見を開き

「関東大震災が起こればチャンス」

などと述べた11日の近畿ブロック知事会議での自らの発言を

「不用意に『チャンス』という言葉を使ったことは不適切だったと深く反省している。取り消させていただきたい」

として撤回し、改めて謝罪した。

会見冒頭

井戸知事は用意した紙を読み上げ

「私の発言の中で『チャンス』という言葉が、県民の皆様をはじめ、多くの皆様に誤解を与え、混乱を生じさせ、ご心配をお掛けしていることを、心からおわびします」
「阪神・淡路大震災からの復興に、県民の皆様とともに努力してきただけに、大震災の発生に対する備えの必要性を訴えたかった」
「(謝罪や発言撤回をしなかった当初の対応からの変化については)発言の趣旨をご理解いただけると思った」
「趣旨よりも言葉の誤解の方が大きかった。大きな混乱が生じ、関係方面にご心配をお掛けした事実に責任を感じる」











結局、こんな「陳腐な結末」に終わった。



「言論の自由」ということがある。



しかし

一方、「あまり口にすべきでない事柄」というのは

世の中にたくさん存在するわけです。



「言ってはいけない」

としたら

「言論統制」になってしまう。



だから

そうは言わない。



しかし

言葉に

「責任は持たなければいけない」。



「吐いた唾飲まんとけよ」

っていうことです。



「戦争が起きると儲かる」

なんて話もありました。



「戦争特需」

ってヤツです。



しかし、これには大事な決まりごとがあった。



あくまで

「人の庭で起こった戦争」

だけなんです。



第2次大戦では

「本土決戦」

になり

日本は

「ひどい目に」遭いました。



しかし

戦争の当初は

大半の人が

そんなことになるとは思っていなかったはずです。



戦争が儲かる。



それは

意図せず

「自分がひどい目に遭わなければ関係ない」

って発想につながってるわけです。



戦争や大災害が起きると

マイナスの局面も多いですが

一方で「道路整備」が進んだり

「都市計画に従い、理想的な街を作る」

なんてことも可能になります。



そうした結果から逆算すると

「大災害が起きて、改革が進んだ」

という言い方ができるのかもしれません。



しかし

だからといって

「災害が起きてよかった」

なんていう人はいないでしょうし

もしいたとすれば

「被災者になぶり殺しにされる」でしょう。



この話と根っこは同じじゃないですかね。



今回の事件

知事にとっては

「ピンチ」。



しかし

「第二首都機能を備えることが重要」

という持論や

「東京への一極集中」

という問題にフォーカスするきっかけ

にはなってる。



「ピンチをチャンスに変えられるか?」で











知事の技量が分かるというものだろう。
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