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ヤバい事件/流出口座番号からカード偽造、6地銀で4億円被害

2008-11-11 11:56:22 | ニュース
スキミングだけじゃない。











流出口座番号からカード偽造、6地銀で4億円被害(抜粋)
11月11日 読売新聞

「企業から流出した個人情報を使って偽造されたとみられるキャッシュカード」で

預金が引き出される被害が

全国の地方銀行で相次いでいることが分かった。


<被害>
①2006年12月以降
②少なくとも北洋銀行や中国銀行など計6行で総額約4億円に上る
③現物のカードから情報を盗み取る従来の偽造方法とは違って
④「口座番号などを入手すれば、カードを偽造できる新たな手口」とみられ
⑤銀行側のセキュリティー対策の強化が求められそうだ


警視庁では

大がかりな偽造グループによる窃盗事件とみて

近く関係する警察と合同捜査本部を設置

本格捜査に乗り出す。


<同庁幹部や各銀行>

(北洋銀行)
①07年10月17~23日の1週間に
②顧客が知らない間に現金が引き出される被害が186口座であり
③被害額は約1億4100万円

(中国銀行や千葉興業銀行)
④同様の被害

⑤いずれも顧客の居住地から離れた都内や大阪府などのATMから引き出されていた
⑥どの顧客にもカード紛失の経験はない

(大分銀行(大分市))
⑦カードを作っていない顧客の口座からもカードで預金を引き出そうとした形跡があった


<偽造カードを使う従来の事件>
①ATMや店舗に特殊な装置を仕込み
②現物のカード情報を読み取って複製する「スキミング」が主流
③しかし、今回は顧客の居住地がバラバラで
④過去に利用したATMなどにも共通点がなかった

⑤一方、預金を引き出された顧客の大半は
⑥「都内の健康食品会社の会員」だったことが判明
⑦引き出しに利用されたカードは
⑧磁気部分に口座番号などを暗号化して組み込んでいるタイプで
⑨同庁では偽造グループが「各行のカード情報を解析」したうえ
⑩「健康食品会社から流出した口座番号を使って大量に偽造カードを作った」疑いが強いとみている


<暗証番号>
①北洋など3行で現金が引き出される直前
②「電話で暗証番号を入力して口座残高を照会するサービスの利用が急増」していたことから
③偽造グループが「生年月日や電話番号」を手当たり次第に入力して探り出したとみられる
④間違った番号を打ち込んだケースが
⑤「2日間で1000件を超えた」銀行もあった


同庁では

「被害にあった地銀はカードの解析が容易だった可能性がある」

とみて調べている。











「被害にあった地銀はカードの解析が容易だった可能性がある」



こんなこと言われると

「信用ガタ落ち」ですね。



それにしても

「スキミング」ではなく

「口座番号」だけで

「カードを作られる」ってのはショックだ。



被害も

「少なくとも北洋銀行や中国銀行など計6行で総額約4億円」

と大きい。



今回の事件でキーになるのは

「電話で暗証番号を入力して口座残高を照会するサービスの利用が急増」

というところだろう。



「偽造グループが生年月日や電話番号を手当たり次第に入力して探り出した」

のだとすれば

一般的に言われているように

「生年月日や電話番号」

を暗証番号に使用しないという鉄則を守ってさえいれば

「今回の手口」からは口座を守ることができるということになる。



ところで、今回の事件、本当に

「被害にあった地銀はカードの解析が容易だった可能性がある」

っていうのが理由なんだろうか?



「他の銀行も同様」ってことになると

もっとヤバい。



それにしても

犯罪の手口の進化のスピードは速すぎるよなあ。



仕方ない。



「タンス預金」でセコムするか?











キムタクの豪邸も「盗難未遂」だったみたいだし…。
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