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推定不良/もみじマーク 広がる戸惑い 「運転下手と烙印」「タクシーの客激減」

2008-06-06 22:42:13 | ニュース
「できない」という表示
「できる」という証明。



その両立。











もみじマーク 広がる戸惑い 「運転下手と烙印」「タクシーの客激減」(抜粋)
6月5日 西日本新聞

75歳以上のドライバーに

「高齢者マーク(もみじマーク)の表示」

を義務付けた改正道交法が

今月から施行され

県内のお年寄りに戸惑いが広がっている。

「運転が下手だと烙印を押されたようだ」と反発する声
客が激減したタクシー…。

県警は

事故防止の切り札として理解を訴えているが

定着にはしばらく時間がかかりそうだ。

もみじマークは

周りの車が気をつける効果を狙い

1997年に道交法で制定された。

今回は普通自動車のドライバーが義務化され

違反には

「行政処分の1点と反則金4000円」

が科される。

周囲の車が幅寄せなどをした場合も罰せられる。


<鹿児島市内の無職男性(80)>
①1日、愛車にマークを付けた
②運転は自信があり
③数年前には選挙カーのドライバーを引き受けたことも
④それだけに

「(マークは)大きな抵抗がある」


<同市内の個人タクシーの男性運転手(75)>
①マークをトランクにしまい込んでいる
②試しに付けたら、売り上げが通常の半分に落ち込んだ

「マークを見て客が不安を感じたからに違いない。年寄りは廃業しろということか」


<同市内の量販店の男性店員(30)>
①こうした混乱の原因を「警察のPR不足」と分析する
②マークは連日、200‐300枚が売り切れる
③5月末から急に売れ始めたという

「つまり、それまで知られていなかったということ」


<県警>
①今年の県内の死亡事故26件(3日現在)中
②65歳以上の運転手が引き起こしたのは10件
③1年間は摘発を見送り、周知を徹底するが

「もみじマークは命を守る」
→表示を呼び掛けている











「警察のPR不足」

というか

「もみじマーク」は

「運転に不安がある」

ということを示す「若葉マーク」と同じものなんだから

当然の結果だろう。



老化に伴って

いくら運転技術は高い人であっても

咄嗟の時の

対応力
判断力

が低下するのは

自明の理だ。



実際

最近の事故の中で見ても

「アクセルとブレーキの踏み間違え」
「反対車線を走行」

という「ありえない事故」のほとんどは

高齢者によるもの。



そうしたことから

「事故防止の切り札」の一つ

になることは間違いないだろう。



その意味で

「もみじマークをつけなくする」

という方向性はムリだろうから

この状況の打開には

別の考え方が必要なのではないか?



例えば

1年毎の免許更新だ。



高齢者については

試験項目を増やし

時間をかけて

総合的に

運動・判断能力をきちんと確認し

「充分な運転能力を所持する」

と判断された人には

「もみじマークの貼付を免除する」

ということにすればいい。



あるいは

「優秀運転者証」

の交付とかね。



そういう形であるなら

問題ないだろう。



免許更新の面倒さは加わるが

逆に

「お墨付き」

がもらえるワケだ。



もし

「完全な合格」でない場合は

「運転は可能」であるが

「もみじマーク必要」

となり

「運転能力が低い人間があぶりだされる」事になるが

それはもともと意図したことであり

仕方ないだろう。



「マークを見て客が不安を感じたからに違いない。年寄りは廃業しろということか」

というのもあったけど

この試験にパスすれば

「高齢者」でも

「運転能力が高い」ことが証明されるわけで

文句はないはずだ。



ただ、思うのは

こういう法律って

いつも

「とりあえず施行」で











後になってから「尻拭い」なんだよなあ。
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