観るミステリー小説:相棒Ⅴ第六話「ツキナシ」

今回はミステリー小説のジャンルでいったら『本格』かな。

そういえば右京そのものが推理小説のファンとⅠの時にいっていたから
真犯人とアリバイのトリックを暴くという今回の話は相棒の王道路線か。
(※あらすじはこちらの相棒公式HPで)

今回はトリックの面白さと右京と亀山の謎解き、
そして犯行の真相とまさに本格ミステリーの香りがプンプン。
それほど人間ドラマに振らず純粋にミステリーの面白さを追求する作品も
時にはいいなと思わせる面白さがあった。

まず簡単に破られるトリックと一つ用意しておいて(今回は写真の東京タワー)
それを故意に捜査側に破らせることで、あらたなトリック(作家のファン)
に引っ掛けるという仕掛けがよかった。

そして自分を殺人犯として疑わせて本当の犯罪である『覗き』を隠すという
トリックもとても意外性があって面白かった。

謎解きもロジックがしっかりしていた。
アリバイの時刻を示す証拠写真に写っている時計の時間と
高層ビルの窓に映る月からこの写真がニセモノと断定するくだり
さらに次のトリックの作家のファンを装うトリックを破るヒントを
たまきとの会話から得るところもいい展開。

しかも不倫関係も奥さんや北之口ではなく、被害者と写真家というのも
意表をつかれてやられたって感じでだった。

毎回脚本家が代わるから話の展開にバリエーションがあるのがこのドラマの
良さだなあと思う。
これはマンネリにならないことはもちろん、次回作がとても楽しみになる。

今日の芝居的な部分ではラストの薫が迫力がありカッコよかった。
イタミンに電話して「今(犯人が)堕ちた」というところは
なかなか決まっていた。

それと作家木之口を演じた川崎麻世。
役に合っていたな~。
マジで覗きや盗撮していたら一番らしくなくカッコ悪いタイプだもの。
やや大げさ気味の演技もナルシストらしくて役にピッタリあっていた。

今回は心に余韻が残るといった作品ではないが
その分推理ゲームを十分に堪能できる作品であった。
「ツキナシ」は月が写真にないのと、覗きからとんだ殺人事件にまきこまれた
作家の北之口にツキがなかったというのを引っ掛けたタイトルだろうか?

※9時になりサッカーが大勢が決まって、これで未練なくチャンネルを相棒に変えられると思ったら、
相棒の画面にずっと津波警報の地図が出っぱなし
しょうがないことではあるが、やはりなんか今ひとつ集中できなかったね。
ちょっと残念まっ恨むならテレビ局ではなく地震だけど。




先日、俳優の藤岡琢也さんが逝去したことにより
テレビで藤岡さんが水谷豊と共演した『熱中時代・刑事編』の映像が流れた。
「ジーグザ~グ気取った~♪」の主題歌カリフォルニアコネクションも懐かしい
1979年のテレビドラマだ。たしかオープニングの車はスバル360。
やはり水谷豊が若い!当時あのカッコよさにオレたち憧れてたな~。
もちろん同じ刑事モノでも、この相棒とはまったく関係ないのだが
あの新米刑事が27年の月日を経て今の警部になったと考えると
妙に自分の頭の中でつながるんだよなこれが。
なんとなくより右京がより身近に感じられるようになった。



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ポールモーリアサウンドよ永遠に








オレの音楽のルーツはロックである。
でも『音』に目覚めさせてくれたのはポールモーリアの音楽。
ずばり『エーゲ海の真珠』だ。
中学時代自分の家のオーディオ装置はモジュラーステレオと呼ばれた
卓上型のステレオ、今でいうミニコンポの前身のようなものだった。
オーディオ装置の中では比較的安価なもので、当時の自分の家の経済事情では精一杯のものだったと思う

それより音の良い物でシステムコンポという大型のスピーカーを持つステレオが
あったけどとても手のでる品物ではなかった。

そしてもっと音にうるさい人たちは単品コンポというステレオのアンプや
スピーカーなどの部分をいろいろなメーカーや製品を組み合わせて
自分の好みの音を作るというマニアックな世界を楽しんでいた。
今では死語になりつつあるオーディオマニアという人種がいた時代だ。

当時の友人の兄さんが、このオーディオマニアだった。
そのコンポの音を聞かせてくれるというので友人の家に遊びにいった。
その時その兄さんがプレーヤーに乗せて聞かせてくれたのが
ポールモーリアの『エーゲ海の真珠』。
数年前に流行った曲でもちろん自分も知っていた曲だった。

哀愁のあるピアノソロから始まりきらめくようなストリングスサウンド。
サビの部分でオーケストラにかぶさってくる女性コーラス。
そのサウンドの厚みに圧倒された。
友人の兄さんに頼んでそのレコードを借りて家のステレオで聴いた。

しかし出てくる音は友人の家のコンポとはまったく違った。
友人の家のステレオでは聞こえていた楽器が自分の家のステレオでは聞こえない。

友人の家のステレオで聴いた『エーゲ海の真珠』が
100の楽器で演奏されていたとすれば
オレのステレオから聞こえてくる音はせいぜいその半分だった。

それがオレがオーディオに興味を持ったきっかけ。
やがて高校に入り夏休みとかバイトをするようになり
卓上スピーカの部分だけを音のいいモノに替えたりして
少しづつグレードアップをしていった。

やがてはそれが自分の前職にもつながっていたから
この曲との出会いはとても印象深い思い出だ。

そんなポールモーリア氏が今月の3日に逝去した。
自分は『エーゲ海の真珠』以外はあまり記憶にないのだが

あの日のエーゲ海の真珠の音は30年近くたった今でも
耳の奥に残っている。
自分にとっては生涯忘れられない曲の1曲である。




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腕のいい和菓子職人の手焼き:日立家のどら焼き(みちのくスイーツ列伝NO27)

      
最近流行りの生どらを食べると、美味しいのだけど
「これってどら焼きの形をしたワッフルじゃないの?」
と思うような味と食感を感じることが多い。

でもこのどら焼きは
「どら焼きってやっぱり和菓子だよね」って
思える味と食感をもっている。

どら焼きのオリジナルは東京上野の「うさぎ屋」が
大正3年に製造販売したのがオリジナルの発祥といわれているらしい。
意外と歴史の浅い和菓子だし、これだけの短期間で全国に広まり
多くのバリエーションを生んだのだからすごいヒット商品である。

そのオリジナルを食べたことがないので、
「これが本当のどら焼きの味だ」とは言えないが
このどら焼きは間違いなくオレが子供の頃に食べて
美味しいと感じたどら焼きの味なのだ



皮は生どらに多いパンケーキのようなフワフワしたソフトなものではなく
しっとりとした食感を持つ味の濃いカステラ。
餡は北海道小豆の粒餡、そして餅入りである。

仙台には『こだま』というどら焼き専門店の老舗があり、
ここのどら焼きが餅入りで昭和30年代頃から人気が高かった。
その影響で仙台のお菓子屋さんのどら焼きには餅入りが多いのではないか
というのがオレの推論。

たしかに子供の時、友達がどら焼きを食べた話などすると
「そのどら焼き、中に餅は入っていた?」と
聞いていたような気がする。
餅入り=高級、本物的な感覚が仙台のある年代以上の人にはあるかも。
それだけ「こだま」のどら焼きの影響力は大きかった。

ここ何年も「こだまのどら焼き」は食べていないので比べられないけど
日立家のどら焼きは間違いなく和菓子であって「和スイーツ」的な
軟弱感はない。
皮にも餡にもとてもしっかりとした味がある。

やはり日立家の和菓子は美味しいなとあらためて感じさせる逸品。
オリジナル性は低いけど仙台人のイメージにあるどら焼きの味
表現できるのは地元に根ざした菓子作りを永年続けているからだろうな。

バナナ味からイチゴ味、オレンジ味とどんどんバリエーションが広がる
生どら全盛の今、このようなオーソドックスなどら焼きの方が
珍しいかもしれない。

日立家のどら焼きにはこんなすごいのもある。

たぶんこれはレビューできないと思いますのであしからず

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後輩の頑張りに拍手!(第85回全国高校サッカー選手権大会:宮城県大会決勝戦)

       
今日は全国サッカー選手権大会に出場する宮城県代表を決める
宮城県大会の決勝戦。

出場校は昨年に続き県大会二連覇を狙う利府高校と
13年ぶりの決勝戦出場の我が母校の宮城県工業高校。

母校は浦和レッズを彷彿とさせる赤と白のユニホームで宮城の赤い悪魔だ。
晴れていれば秋の空にとても映える色だが、今日はあいにくの雨。
両校の選手のためにもいいコンデションでやらせてあげたかった。
しかし試合内容は天気など関係ない緊迫した好ゲームだった。

試合は開始早々から利府高のペース。
公立高校では県内一の100人も部員を抱える実力校。
個々の選手の技術も我が母校の選手よりも優れている。

再三左サイドを相手のサイド攻撃に崩され前半の早い時間に先制を許す。
しかし、ここから後輩たちは頑張った。
体格的にも優れている利府高の選手に臆することなく挑む。

相手のボールに喰らいつき奪う。
そしてひとたびボールを持つと必ず前に進む。
そのチャレンジ精神は実に見事。
強敵相手に一歩も引かずに攻撃サッカーを繰り出す。

そしてついに同点に追いついた。
そうすると後半は気迫で利府高を上回り押し気味に試合を進める。



しかしここで得点できなかったのが痛かった。
ついに80分がすぎ・・・ロスタイム2分の30秒がすぎた時
利府高のロングスローからついに相手に勝ち越しゴールを決められる。
もう残った時間は1分・・・それでも後輩たちは利府ゴールに襲い掛かる。

全員が攻撃モードになっていたため、
ルーズボールを拾われカウンターから致命的な3点目を失う。

しかしこれはいたしかたないこと、恥ずべき失点ではない。
無情にも終了のホイッスルが吹かれ、



大喜びする利府高の選手とピッチにうずくまる宮城工業の選手。

しかし後輩たちはよく戦ったと思う。
特にボールを持った後に体を入れ替えて前を向く技術は全員がうまかった。
きっと常に試合に勝ちたいという気持ちを出して練習に取り組んできたから
身についてきたのだろう。



そしてこの日、我が母校の応援団、サポーターの声援が一番大きかったのが
表彰式を終えてもまだ悔しさで泣いている選手たちが挨拶に応援団のスタンドに向った時だった。

選手、応援団とも本当に誇りに思える後輩たちである。


利府高校3-1宮城県工業高校

両校の選手に改めて拍手

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モダンなどらやき:喜久水庵の【どら茶ん:ずんだ味】(みちのくスイーツ列伝NO26)

      
今、仙台市民に一番人気のある和スイーツの店は?と問えば
『喜久水庵(きくすいあん)』は間違いなく上位にランクされるだろう。

仙台の老舗茶店である『お茶の井ケ田(いげた)』が経営するお店で
お茶とお茶にあう和菓子を作り販売している。

最初はお茶屋さんのお菓子だけあって『抹茶モノ』が多かったが
最近は非常にバラエティに富んでいる。
それにつれてお客さんも、お茶を買う人よりもお菓子を買う人の方が多くなり
今や『喜久水庵』は和菓子店と認識している人が多いほど。

ここのお菓子は和でありながら、かなりソフトケートされたもので
和菓子というより『和スイーツ』という表現がぴったりする。

このどら茶ん(どらちゃん)は見たとおりのどらやきである。
中の餡は5種類ほどあるが、すべて生クリームとあわされた『生どら』
これはずんだ味で、ずんだが生クリームにブレンドされている。

皮のカステラはかなりソフト、もう食感も味も『ワッフル』そのもの。
ずんだ感も強烈ではなく、「ずんだテイスト」っていうくらいの軽さ。
甘さもしつこくなく、どこまでもソフトで軽やかな仕上がりのどらやきだ。

ここのお菓子はあっさりした甘さのモノが多いのだけど
妙に飲み物と一緒に食べたくなるのが不思議。
お茶屋さんだけにそこらへんは計算された味なのかな?

このどら茶んはお茶だけではなく、コーヒー、紅茶にもよくあいそう。


喜久水庵のHP

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山形の大地の恵み:さがえ屋の【だだちゃ豆せんべい】(みちのくスイーツ列伝NO25)

                       
東北地方の真ん中、南北に背骨のように連なる奥羽山脈。
この壁のような山々で東北は太平洋側と日本海側に分けられる。

日本海側と太平洋側では同じ東北でもけっこういろいろな違いがある。

お菓子の世界でもそれは同じ。
自分の感じでは太平洋側では小麦粉をつかったお菓子が多い。
それに比べて日本海側はなんといっても米菓だ。

太平洋側の代表的なせんべいである盛岡の南部せんべいは麦粉。
それに反して日本海側の新潟、山形、秋田は圧倒的に米のせんべいが中心。

なんでなんだろうな?
宮城だって米どころなはずなのに・・・これだけは不思議でならない。
しいて言えば太平洋側の大名が西洋好みだったのかな?
伊達政宗は間違いなくそうだけど。

この【だだちゃ豆せんべい】はその名のとおり
日本一美味しいといわれる山形県の庄内地方の枝豆『だだちゃ豆』が
入っている。




このせんべいは味噌味なのだが、外見には豆せんべいのような
形としての豆は残っていない。
でも一口かじれば口いっぱいに『だだちゃ豆』の風味が広がる。

これはかなり強烈!
みかけは何の変哲もないせんべいだけに意外な味がすることに驚く。
食後味噌のしょっぱさより豆の濃厚さが残るところが素晴らしい。

近くのスーパー(藤崎スーパー)の名店街で5枚入り315円だった。

さがえ屋さんのHPです

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観るミステリー小説:相棒Ⅴ第5話【悪魔への復習殺人】

この話は前シリーズであるシーズンⅣの第4話【密やかな連続殺人】
第5話【悪魔の囁き】の完結編にあたる作品。
(あらすじはこちらの相棒公式サイトで)

この三話のスタートともいえる【密やかな連続殺人】の
人間の心の闇の部分に魅入られた快楽殺人犯村木重雄は
演じた小日向文世の熱演もあり、オレにとっては相棒シリーズの中でも
強烈な印象が残る犯人の一人だ。

続く【悪魔の囁き】では「ミイラ取りがミイラになる」のことわざのように
犯人村木のカウンセリングを担当していた精神科医師の助手安斉が
その村木の闇の部分に自分の持つ闇の部分が共鳴して目覚め
自ら快楽殺人者に変貌するという内容で、この連続の話は
人間心理や精神構造の謎を扱ったサイコミステリー色の強い作品で
とてもインパクトがあった。

そのような人を殺すことに魅入られた快楽殺人犯が精神鑑定で無罪になり
実刑に処せられないことは現実の社会でも多い。

今回はそのような経緯で不起訴になった安斉が
彼が殺した被害者の家族に復習されるという内容なのだが
精神的な欠陥を持った人間が犯した犯罪をどう裁けばいいのかという問題を、
真犯人探しの謎解きをしながら浮き彫りにしていく。

心に闇を持った人間→その人間に影響され自分の闇の部分が共鳴し目覚めた人間→その人間の犯行により精神が傷ついた人間が犯した犯罪。
それらの犯罪の連鎖に対する精神科医と刑事の物語。
ここまで一つの素材を掘り下げるのも相棒ならではではないだろうか。



人間はたしかに生れながらに残虐な部分を持ち合わせていると思う。
オレも子供の頃はトンボの羽をむしったりしたものだ。
でもいつしか、倫理的な思考が身につき「残酷」と思う感情や
生命の価値観などが備わってくるのだが、どこかそれが欠落した人間。
いやその残虐性はもしかしたら誰の心にも休火山のようにように
潜んだままなのかもしれない。
前作まではその恐怖を訴えてくる内容であった。

その本能的な攻撃性や残虐性を満たすことの喜びが理性を超えてしまう人間。
そんな人間が罪を犯しても不起訴で終わってしまうことの是非。

さらにそのことによって傷つけられて精神を病んだ被害者の遺族が
犯罪を犯した場合は罪に問えるのか?
今回、犯人探しの後ろに置かれたこのテーマをは重い。

快楽殺人を犯した安斉にも普通の人間の心、精神科医の卵としての心も同居
しており、最後は逃げることもせずまるで自ら罪を償うように
被害者の遺族の手にかかり命をおとしてしまう。

「安斉さんは優しい人でした」と真帆がいうのを聞いて
誰もがちょっとしたことで闇の世界に堕ちていく危うさを知る。
逆に言えば闇の世界に入っても完全には人間の心を失わないということなのか。

精神の異常と正常の境界線をどこに引くのか、
人間の持っている闇の部分に対し自分の無力さを痛感する美咲の
医者を辞めたくなる気持ちも理解できる。

しかし、人間がこんなに謎だらけの精神構造を持っている生き物だからこそ
美咲先生のような優秀な精神科医師が必要だと右京は思ったのだろう。
なぜなら刑事は起きたことにしか対処できない。

そんな想いがこめられた
「もう二度とこんな事件は起さない。そういう気持ちで、
続けることはできないんですか?」
この右京の言葉は美咲医師の心を動かしたのだとオレは連想。

サイコミステリー三話の締めとしては、あっさりしていた気もするが
全作品に係わった美咲医師の仕事をとおしてラストを締めくくったのは
よい落としどころだったと感じる。


今回も前作に続き亀山夫妻が活躍。
美和子夫人はフリージャーナリストとして
ドラマでの存在感がだんだん強まってきたな~

1時間モノにしては大きなテーマを扱うからよけいに
観終った後にいろいろ考えてしまう。
自分のなかで納得するまでやや時間がかかる。
もう一度頭の中でドラマをたどると感想が変わることもある。

それが相棒のいいところなのかもしれない。
でもそろそろシーズンⅤでも連話モノがほしいな。








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紅葉(泉パークタウン)



この前の日曜日、まだ泉パークタウン全体では
紅葉はこれからという感じだったけど
ここ寺岡山だけは、木の種類が違うのかかなり紅葉が進んでいた。

ウオーキング中にふもとの寺岡二丁目公園の調整池に映る紅葉が
あまりにキレイだったのでケータイのカメラじゃだめと
家に戻りデジカメを持って撮った一枚。

右にへらブナ釣りをしている人がいてそこを強調したかったのだけれど
池の全景も写したかったのでこの構図にしたが、
やはりこのサイズだと釣り人が小さいな~。

家から5分の紅葉スポットで今年は紅葉が見納めになりそう。

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仙台菓子処モリヤの【ゆべし】(みちのくスイーツ列伝NO24)

オレは甘党だけど、お菓子がなければ生きていけないってほどでもないし
三度のご飯よりお菓子が好きというほどでもない。

でもブログにお菓子のことを書くようになってから、
とてもお菓子が好きなになった。
食べるのが好きとか、作るのが好きとかじゃなくただ好きなのだ。

ただ食べるだけなら、美味しい、まずいという感想だけだけど、
ブログに書くようになったことで、もっと深く観察するようになり
お菓子がとても面白く感じられるようになってきた。

特に自分の住む東北のお菓子というのは、
やはりこの地方のいろいろな歴史や文化、地理的条件、農作物などと
連係しているのでより自分の地元やルーツを知ることができて
それがとても面白い。

このゆべしを作っている『モリヤ』という和菓子屋さんは
仙台駅よりやや南の方にある連坊という町にある。
お土産用のお菓子を作っているような感じではなく、
生活の中で食べられる和菓子を作っているといった感じのお店である。
(追記:仙台駅ビルのエスパル地下のお土産店街にも出店しているのが判明
和菓子好きの人のお土産にこのゆべしはおススメです)


昔、自分が幼かった昭和40年代には仙台市の中心部付近の町には
こういった和菓子屋さんや餅屋さんがたくさんあった。
今のパン屋さんやケーキ屋さんより密度が濃いくらいに点在していた。
最近はかなり少なくなったし、大きい和菓子店の支店だけがあちこちに
増えているのが現状だ。

でこの『ゆべし』を買ったのはそのお店ではなく、
山形が本店のスーパー『ヤマザワ』の泉店にテナントで入っている
お茶屋さん『大原』の店頭。

やはりお茶屋さんていうのは和菓子の需要もあるらしく、
「モリヤさんのは美味しいから取り扱っている」とお店の方が説明してくれた。
このスーパーには仙台銘菓の有名なお店も出店していて
そちらでも「ゆべし」や「どらやき」が置いているのに、
こちらで買うモリヤファンも多いとのこと。

肝心のゆべしだが、『手作り和菓子の店』と銘打っているだけあって
不細工という意味ではなく、温かみを感じる手作り感のある四角形をしている。

中には東北のゆべしの特長であるクルミが入っている。
これは、元々ゆべしの語源はユズの入った餅ということらしいのだけど
東北ではユズは手に入りにくいので、クルミを使うようになったようだ。
そういえば、これまで自分が食べた宮城、山形、福島、岩手のゆべしには
みなクルミが入っていた。

食感はもちもちプリプリ。
そしてクルミがイッパイ入っていて非常に濃密な味である。
中心街や名店街とかではなく、下町の和菓子屋さんで
この味が普通に売られているとは仙台もまだまだ奥の深い町だなと思う。

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パークタウンの秋

団地と里山の境にある遊歩道の紅葉もだいぶ進んできた。
もう少しで見ごろになりそう。

ちょうど1年前の記事と同じ内容になりそうだけど




今年も我が家の庭の柿の木が実をつけた。
甘柿ならすぐに収穫するのだろうけど、
渋柿だとついつい取り入れが遅くなる。

そろそろ取り入れないと熟して落ちてくるか野鳥のエサになるので
今日1時間以上かけて取り入れ。



もう気分はDASH村って感じ。

何が良かったのか不明だけど、昨年68個だったのが
今年はなんと268個、さらに野鳥のエサに5個ほど残したので
実際は270個以上の大豊作となった。
でも形は昨年に比べてちょっと小ぶり。

半分は渋抜き、半分は吊るして干し柿になりそう。
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