続編への通過点?『SAW3』(2006年16本目)

正直なところ、このシリーズは続編が出るたびに
映像は過激になるけど、ドラマ性はキレがなくなってきたな~・・・と感じてしまう。

1作目のフラッシュバックから始まるプロローグとそれに続く
前2作のメイキングのような舞台裏まではよかったが
ケリーの最後といい新たなゲームへのつなぎがなんとなくあいまい。
強引に『3』へのシュチエーションチェンジしたようなドラマ展開。


「憎い人間をどこまで許せるか?」というゲームも
その許すまでの葛藤とか心の描写の追い込みが弱い。
1作目2作目はそこからサスペンス(緊張)がうまれていたのだが
今回は完全に映像からのサスペンス(緊張)が主役。

ジェフとリン二人のゲームがラストでリンクするのも
アマンダがジグソウの後をつげなかったのも
どれも描きかたが弱かったというか奥深さがなかった。
これを『驚愕のラスト』と呼ぶには今ひとつか。

この3作目を観終わって感じたのは
「ラストから逆算して作られたような映画」
という印象。

言い換えれば続編のための映画。

でもここまで付き合えば『4』が出れば
「どうなったか?」と観にいかざるえないかもしれない。
典型的な続編パターンだ罠。

『SAW3』公式サイト

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