恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

2/13(土)二楽劇場in高円寺

2021年02月13日 | 噺とか
高円寺演芸まつりのイベントの一環で行われている、
林家二楽師匠による紙切りのイベントです。
これで第6回とのことですが、私はこれで5回目の参加。
通常だと夏に内幸町ホールで本家の「二楽劇場」があって、
そのスピンオフ的な感じでこの高円寺のお寺で開催されるのですが、
コロナの影響でそちらは中止に。
約1年ぶりの「二楽劇場」となりました。

開口一番「平林」  八楽
注文紙切り     二楽
          ~芸者さん、桃太郎全員、春一番、長屋の花見~
紙切りストーリー  二楽

前座の八楽さん、このイベントでは恒例の前座さん。
昨年は「初天神」でグダグダになってしまいましたが、
今年は伯父である桂小南師匠に教わったという「平林」でした。
伯父と甥の関係だけあって声色のモノマネがうまいですね。
おつかいに行くのが定吉ではなく、権助というパターン。
こういうのもあるんですね。
中身は・・・まぁ、それなりでございました。

続いて二楽師匠。
ご注文紙切りと題して普段の寄席と同じように切り抜かれます。
鋏試しはオリンピック需要をにらんで「Japanese芸者」の練習をしているので、
いつ外国人から注文されてもいいように、と。
髪を切っている最中のトークも寄席のものとは異なり、ほぼアドリブ。
IOCの森会長騒動に関する件にはじまり、
彦いち師匠と仕事で出かけた旭川空港での珍事など、
紙切りのみならず、トークも絶好調なのでありました。

紙切りストーリーも今年の新作ですかね。
ひょっこりひょうたん島に始まり、笑いあり涙ありの名作でした。
途中、OHPが消えてしまうアクシデントや、
音楽が出てこないなどのハプニングもありましたが、
それも全く気にならないぐらいのクオリティでした。
年々パワーアップさえしていると思います。

コロナの影響でやや客席も少なめかなと思いましたが、
それでも程よい人数で大いに盛り上がりました。
ぜひ今年の夏は内幸町ホールでの「二楽劇場」が開催できるといいのですが。

恐懼謹言。

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