恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

映画「電車を止めるな!」

2021年02月07日 | 日記とか
たまには日記でも。
元いすみ鉄道の社長で、現在はえちごトキめき鉄道の社長鳥塚亮さんのブログで、
銚子電鉄を題材にした映画があることを知って、
機会があれば見に行こうと思っておりました。

もともとの経営難から、ぬれ煎餅を売っている銚子電鉄ですが、
そんな銚子電鉄のある意味で自虐的な要素をちりばめた映画で、
映画の製作費用500万円もクラウドファンディングで集めたとか。
出演者もほとんど知らない方々ばかり。
一部の鉄道マニア向けのコアな映画かなーなどと思いつつ、
個人的には何度も銚子電鉄に足を運んでいることもあり、
半ば怖いもの見たさで予約して行ってきた次第で。

いわゆる大規模な映画館では上映しておらず、
あれこれと公式HPで検索してちょうどよく見つかったのが、
KKRホテル東京なる都心のホテル。場所は宴会場なんです。
当然ながら映画を上映するための施設ではなく、
開場にそれとなく椅子が並べられている即席の会場。

割引料金などもなく、2000円というのは割高だなぁとは思いながらも、
こういうことでもなければ都心のホテルの宴会場にも来ませんからね。
おまけに皇居を目の前に臨む抜群の眺望はなかなかのもの。

そんな会場で10人ほどの観客の中、上映開始。
ホラーとコメディとが入り交じり、序盤はどうなるのかなぁなどと思いつつ、
ひょっとしたらこれはハズレを引いてしまったかなぁなどと思っていましたが、
後半以降の展開が非常に素晴らしく、
特にラストシーンに至る展開ではいい意味で裏切られました。
90分弱という短い上映時間ということもあり、
終わってしまうともう終わり?というぐらいあっという間でした。

映画の鑑賞券は銚子電鉄の一日乗車券として利用することができ、
映画の上映に際して記念品の配布もありました。
この記念品、上映後に開けるようにと言われ、
物自体も映画の展開に関係する粋な計らいの一品なのでありました。
ぬれ煎餅やまずい棒などの物販もあり、こちらも購入。
鉄道好きはもちろん、そうでない人も楽しめる、そんな映画でした。

経営に苦しむ中で、追い打ちをかけるようなコロナ禍。
そんな中でも転んだままではいない銚子電鉄。
こりゃー緊急事態宣言が明けたら銚子電鉄に乗りにいかねば。

恐懼謹言。
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