少し時間ができて連雀亭へ。
落語を、とも思いましたが、
今日は講談中心の日でした。
間に浪曲もあるそんな顔付け。
全員が女流の方ということもあり、
客席はかなりの盛況でした。
なお、連雀亭は客席でのマスク着用必須。
世の中が脱マスクになっていますが、
その狭さゆえでしょうかね。
カバンの中にマスクがあってセーフ。
駕籠幽霊 紅佳
身代わり音頭 小そめ
木村重成の最期 いちか
駕籠幽霊は葛飾北斎のストーリー。
調べてみると青空文庫にもあるんですね。
世界観にどっぷり浸らせてもらいました。
小そめさんは浪曲。浪曲自体久しぶり。
というか、そこまで頻繁に聴いておらず、
いつも新鮮な気持ちで。
身代わりで殺された男のために、
木曽路を下って男の代わりに子の父の代わりをするという、
二重の意味での身代わりの話。
落語とも講談とも違う演芸、いいですね。
トリのいちかさん。
名前は各所で伺っていますが、
聴くのは初めてかも。
大坂の陣を題材にした難波戦記から、
木村重成のエピソード。
歴史好きながらこの人物を知らず。
青柳との色恋と別れ、
そしてそれらを解する家康のエピソード。
今年の大河ドラマの主人公でもあります。
いちかさんの人気の一端を知ることのできる一席でした。
馴染みのない講談や浪曲に親しむ機会もいいものですね。
終演後、演題が掲示されておらず、
ネットでアップされている情報を参考にさせていただきました。
待ってたら掲示されたんですね。
コンパクトに楽しい時間を過ごしました。
恐懼謹言。