沖縄・台湾友の会

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主要各国の中銀、金備蓄を増やしていた    2022年は現代史でまれな金購入拡大の年だった

2023-01-07 07:07:48 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和五年(2023)1月6日(金曜日)
       通巻第7579号  
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 主要各国の中銀、金備蓄を増やしていた
   2022年は現代史でまれな金購入拡大の年だった
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 FTX倒産で暗号通貨市場には闇が押し寄せた。
 債券、為替市場の乱高下によって財務バランス上、米国は7200億ドルを失い、英国は2000億ポンドをうしなった計算になる。この列にスイス、豪州、EUのバランスシートを合計すると1兆ドルとなる(ゼロヘッジ、23年1月4日)。

 一方で各国の中央銀行は金備蓄を顕著に増加させていた。
 「現代史でまれな金購入が中央銀行によってなされた」。一ヶ月で673トン買われたこともあれば22年第三四半期には400トンが買われた。とくにトルコ、UAE、インドが活発に金購入に動き、外貨準備に占める金備蓄を増やしていた。

 こうした動きは何を示唆するのか?
 ちなみに最新の各国の金備蓄一覧である(22年10月。WGC速報)

 米国   8733トン
 ドイツ  3355
 IMF  2814
 イタリア 2451
 フランス 2437
 ロシア  2299
 中国   1498
 スイス  1040
 日本    846
 インド   786

 産金量はかつて南アフリカだった。
近年は産金世界一を争うのはロシアと中国である。
 デジタル人民元を実験中の中国が、金本位を宣言するにはまだまだ備蓄量は不足しているものの、ここにロシア、インド、南ア、ブラジルのBRICSが足並みをそろえ、金に裏打ちされた「BRICSコイン」を発行するという計画が存在している。

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