沖縄・台湾友の会

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河南省豪雨被害、死者302,行方不明50名以上と発表   無策の救援活動に省長、市長らの責任を問う声が満ちている

2021-08-29 20:29:39 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和三年(2021)8月3日(火曜日)弐
通巻第7005号
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 河南省豪雨被害、死者302,行方不明50名以上と発表
  無策の救援活動に省長、市長らの責任を問う声が満ちている
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 映像は凄まじいものだった。地下鉄車内の浸水、幹線道路の河川化。そして道路のトンネル内に閉じこめられた数十台のクルマ。しかもほとんどがSNSで投稿された映像や画像で、世界中に実像が流れた。
 7月17日から20日にかけて河南省を襲った豪雨は家屋倒壊三万戸、避難民1300万、経済的損失が82億ドルという。

 8月2日になって当局は「正式」の数字を発表した。
死者302,行方不明50(このうち、鄭州市内だけの死者292名、行方不明47名)。

中国は伝統的に災害や事故を隠蔽する。唐山地震のときは、いかなる対外発表もなかった。唐山地震は1976年7月28日、中国は毛沢東の文革終息期だった。犠牲者は中国のその後の発表で24万人、米国は衛星写真などから死者は65・5万人とした。鎖国中だったが、発電所建設のため日本から派遣されていた日立製作所の社員3名が含まれていた。

災害につきものの強盗、追いはぎ、死者がしている貴金属や時計が盗まれた。日本は神戸、東日本津波などの未曽有の災害時、助け合うという習慣があるが、中国では救援より先に追いはぎ行為がある。四川省地震でも、犠牲者の数字や「消えた都市」については一切の報道がない。

今回の鄭州大水害報道でも、隠蔽体質が強化され、現場で取材していたAFP記者は撮影したフイルムを没収された。BBCの報じた内容を、当局は「フェイク」と言い切った。
 


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