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中国、チベットとインド国境すれすれに新幹線を完成   ニンチ(四川省)からラサ433キロを時速160キロの「復興号」

2021-07-29 22:32:08 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和三年(2021)7月7日(水曜日)
通巻第6977号
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 中国、チベットとインド国境すれすれに新幹線を完成
  ニンチ(四川省)からラサ433キロを時速160キロの「復興号」
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 7月1日、「川蔵鉄道」のラサ行き新幹線が開通した。
四川省ニンチという地方都市から9つの駅、47のトンネル、121の橋梁を越えて、時速160キロの「復興号」は、433・5キロ先のラサを目指した。
 ラサはチベットの首都、標高4000メートル。

 このルートはインドのアンナチャル・ブレデッシュ州との国境に沿って計画されていたが、?地、山岳、峡谷がつづく高原という地理的環境から難工事だった。
 「川蔵鉄道」の開通により、1000万トンを年間運べるという。ただしニンチから四川省の省都・成都へは、もっと難工事で工期が遅れている。もし、成都からラサへ、新幹線が完成すれば、従来の48時間の鉄道旅は13時間に短縮される。

 この川蔵鉄道の開通という事態にインドの警戒は尋常ではない。
イントと中国の国境は3488キロ。とりわけアンナチャル・ブレデッシュ州との国境では軍事衝突が絶えず、過去にも戦闘を繰り返した犠牲者が夥しい個所である。
インド軍は、この川蔵鉄道を軍事力増強の一環として、兵站に活用される脅威と認識している。

 すでに鉄道ファンには、青海省の西寧からラサをこえてシガツェまでに「青蔵鉄道」のほうが有名だ。酸素ボンベをつんで、四千メートル?地を驀進するルートと、この度の南の新幹線ルートである。
 このニュースを如何に聞かれたのだろうか。ダライ・ラマ猊下は7月6日に86歳の誕生日を迎えられた。
 


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