「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和六年(2024)3月7日(木曜日)
通巻第8166号
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トランプの大勝は予期されていたので驚きには値しないが
支持基盤ががらりと変わっていることに注目
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トランプの支持者の46%が女性である。まったく様相が変わってきた。
51%がエバンジュリカル、また65歳以上の高齢者のトランプ支持は36%となり、都会ではなく地方居住者にいたっては14%しかトランプ支持がない(ニューヨークタイムズ、3月5日)。
リベラル、左翼はトランプ選挙妨害のために裁判で言いがかりをつけ、イメージを損傷させるばかりか、弁護士費用を枯渇させ選挙戦を不利にする作戦にでている。典型例がコロラド州最高裁判所で、「トランプは議会乱入事件に拘わったゆえに大統領選挙にでる資格はない」とした判決だった。
これに対して連邦最高裁は9名のうち3名はリベラルである。ところが9名の『全員一致』で、コロラド州最高裁判決を無効とし、「州の権限の及ばない判断」と、ほぼ門前払い。左翼判事ですら、コロラド最高裁の判断は「出鱈目」と判定したに等しい。
共和党予備選は「スーパーチューズディ」前に決着している。いまから七月の共和党大会までに焦点は「副大統領候補」を誰にするかであり、本命は党内バランス重視ならニッキーヘイリー。選挙降板をポピュリズムでいくのなら大穴はトゥルシー・ギャバートだと、小誌は予測している。
ウクライナもイスラエルも選挙争点になっていない。争点の中軸は不法移民問題に移っている。日本のメディアは、まだ「もし虎」などと、トランプが好きか嫌いかの視点で論じているが、甚だしい唐変木である。
令和六年(2024)3月7日(木曜日)
通巻第8166号
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トランプの大勝は予期されていたので驚きには値しないが
支持基盤ががらりと変わっていることに注目
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トランプの支持者の46%が女性である。まったく様相が変わってきた。
51%がエバンジュリカル、また65歳以上の高齢者のトランプ支持は36%となり、都会ではなく地方居住者にいたっては14%しかトランプ支持がない(ニューヨークタイムズ、3月5日)。
リベラル、左翼はトランプ選挙妨害のために裁判で言いがかりをつけ、イメージを損傷させるばかりか、弁護士費用を枯渇させ選挙戦を不利にする作戦にでている。典型例がコロラド州最高裁判所で、「トランプは議会乱入事件に拘わったゆえに大統領選挙にでる資格はない」とした判決だった。
これに対して連邦最高裁は9名のうち3名はリベラルである。ところが9名の『全員一致』で、コロラド州最高裁判決を無効とし、「州の権限の及ばない判断」と、ほぼ門前払い。左翼判事ですら、コロラド最高裁の判断は「出鱈目」と判定したに等しい。
共和党予備選は「スーパーチューズディ」前に決着している。いまから七月の共和党大会までに焦点は「副大統領候補」を誰にするかであり、本命は党内バランス重視ならニッキーヘイリー。選挙降板をポピュリズムでいくのなら大穴はトゥルシー・ギャバートだと、小誌は予測している。
ウクライナもイスラエルも選挙争点になっていない。争点の中軸は不法移民問題に移っている。日本のメディアは、まだ「もし虎」などと、トランプが好きか嫌いかの視点で論じているが、甚だしい唐変木である。
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