沖縄・台湾友の会

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イーロン・マスクと宇宙人(その2)     子供を増やせ、それが文化を守るのだ

2023-12-22 23:56:27 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和五年(2023)12月19日(火曜日)
        通巻第8056号 
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 イーロン・マスクと宇宙人(その2) 
   子供を増やせ、それが文化を守るのだ
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 12月16日にローマで開催された政治祭典の主賓に招待されたイーロン・マスクは、
 「日本と同様に、イタリア人はもっと子供を産まなければ存亡の危機に直面するゾ」と警告を発した。
それは「イタリア文化を守るため」だ、とした。なんだか『文化防衛論』風である。

 日本の高齢化人口は欧米と並ぶか、超えていて(なにしろ長寿であり、そのうえ「生命は地球より重い」というのが戦後の死生観だから、植物人間でも生かしている)。
 いまや日本の最大の産業は介護。日本の先行きは暗い。先進国の出生率が低下し続ける中、現在、日本では10人に1人が80歳以上だ。

 ちなみにCIA推計による2023年の先進国出生率は、
 日本が1・29,イタリアは1・24、香港1・23,シンガポール1・17,韓国1・1,台湾1・09となって北東アジアでは日本の出生率はまだマシ。(直近の統計では韓国の出生率は1・00を割り込んだ)。

 イーロン・マスクは合法的な移民には賛成だが、(彼自身、南アから米国への移民であり、しかも南ア、米国、カナダの三重国籍)それだけでは先進国の人口減少問題は解決しない。(文化防衛という議論が欠落している、と指摘している)

 マスクは子沢山で、11人の子供がいる。
「私のアドバイスは、新しい世代を築くために必ず子供を産むことだ。そうしないと、イタリア、日本、フランスの文化が消滅するだろう」。

「私たちはこれらの国がなくなる危険にさらされている。出生率の低下による人口崩壊はが地球温暖化よりも危険だ」

 ▼Xへの広告ボイコット? あれは『WOKEウィルス』だ

 さて旧ツィッターを買収したXとしたが、左翼の執拗な妨害で広告主が集まらない。
 この点をイタリアでも記者団から聞かれた。
「最近の広告主のソーシャルメディア・プラットフォームからの流出原因は米国に感染し、イタリアに向かっている『WOKEウィルス』症状だ、それは会社にとって短期的な問題だ」とさらりと答えた。

 WOKE企業とはバドワイザー、ディズニー、スタバ、そして大谷選手が移籍するドジャーズ球団など、「意識高い系」などと言われ、LGBTに深い理解をしめる広告を流して社会の顰蹙を買っている。

マスクは、「すでに広告主がXに戻ってきている。ブランド広告主は常に自社のブランドを心配している」とした。
このイタリアのフェスティバルで次に演壇に立ったのは英国首相リシ・スナック氏だった。過去の主賓はスティーブ・バノンやハンガリーのオルバン首相らだった。


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