「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和2年(2020)6月19日(金曜日)参
通巻第6545号
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米中外交トップ、ハワイで七時間の会談も実りなし
コロナ、人権、香港、ウィグル、貿易。そして台湾問題で激突
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小誌6月15日(6737号)で予測した通りに、米中外交トップの秘密会談がハワイで行われた。会談は七時間にわたった。
ポンペオ国務長官は、コロナ感染拡大の責任問題から貿易不均衡、そしてチベット、ウィグルの人権抑圧。香港の自由を圧殺する安保条例などを痛烈に批判し、防戦する楊潔チ国務委員は、「台湾は不可分の中国領土」「香港の内政に干渉するな」などと従来の主張を繰り返した。
合意したのは「対話の継続」だけ、せっかくの会談も、なにひとつ成果のないものとなったが米中の対立点が改めて浮き彫りになったとも言える。
トランプ大統領は同日、議会が可決していたウィグル民主人権法に署名した。
令和2年(2020)6月19日(金曜日)参
通巻第6545号
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米中外交トップ、ハワイで七時間の会談も実りなし
コロナ、人権、香港、ウィグル、貿易。そして台湾問題で激突
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小誌6月15日(6737号)で予測した通りに、米中外交トップの秘密会談がハワイで行われた。会談は七時間にわたった。
ポンペオ国務長官は、コロナ感染拡大の責任問題から貿易不均衡、そしてチベット、ウィグルの人権抑圧。香港の自由を圧殺する安保条例などを痛烈に批判し、防戦する楊潔チ国務委員は、「台湾は不可分の中国領土」「香港の内政に干渉するな」などと従来の主張を繰り返した。
合意したのは「対話の継続」だけ、せっかくの会談も、なにひとつ成果のないものとなったが米中の対立点が改めて浮き彫りになったとも言える。
トランプ大統領は同日、議会が可決していたウィグル民主人権法に署名した。