友人の画家、榎本香菜子さんから展覧会のお知らせ。場所は初台(ほとんど行く機会がない新宿方面だ!)。今回は他の出展者との企画展で、タイトルは「一枚の手紙、もしくは書物へ」。
広々と風にうねる草地や、少年や、迷路、あるいはウサギのシリーズ、あるいはゴチック風なコラージュなど、どこか乾いて懐かしく、記憶の奥深くを覗き込むような作品を制作している榎本香菜子が今回選んだ書物は、ジャン・コクトーの「恐るべき子供たち Les enfants terribles」。蜜蝋転写画に添えられた高橋洋一 訳による「Les enfants terribles」の一部と相まって、独特な世界を表現している。
東京は6月21日まで緊急事態宣言だし、と、作品の一部をデータ添付して送ってくれた。添えられたテキストと共に眺めると、作品のイメージはさらに深く広がる。
■「一枚の手紙、もしくは書物へ」
【出展者】浅野勝美/石田洲治/榎本香菜子/北見隆/多賀新/建石修志
会期:6月6日~19日(水曜定休)
会場:画廊喫茶 Zaroff
http://www.house-of-zaroff.com/ja/gallery_2nd/now/index.html
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