izumishのBody & Soul

~アータマばっかりでも、カーラダばっかりでも、ダ・メ・ヨ ね!~

やっと!「ユベール・ロベール展」に行った。

2012-05-18 14:19:21 | 日記・エッセイ・コラム
所属する太極拳の団体「日本太極拳友会」の交流演武大会も、5月12日(土)に無事終了!
陳式扇ー陳式自選ー陳式剣ー陳式自選ー陳式2路ー陳式剣(フォーメーション版)と、6回も出番があったので、疲れたぁ~。。。。


放送担当ではあったが、席に座る間もなく、急遽前日に助っ人を頼んで、お陰でなんとか乗り切り。。。
交流大会では、同じ会の仲間である84歳の女性が若手のトップ選手2人と一緒に24式太極拳の表演をしたのだが、若さに引けを取らない、ゆったりと味わいのある表演を見せて感動的。
歳に合わせたその人なりの動きが出来るという、太極拳の良さをあらためて再認識した。


昨日(木曜日)は、夜に、西馬込で、いつもの小学校の同級生の「梅六三会」の集まり。
その前に、上野の西洋美術館で開催中の「ユベール・ロベール展」を観に行った。


ユベール・ロベールは、大好きな画家の一人。
今回は、赤いチョークの素描を中心とした展示で、そのデッサン力には目を見張る。
イタリア留学中に描かれた廃墟や、高い梢の樹木や、そこにいる人たちの姿は、観る者の想いを遥かな時へ誘う。
サブタイトルにある通り、まさに「時間の庭」である。


赤いチョークが醸し出すまろやかな雰囲気は、写真でいえばセピア。
描かれたのは18世紀だが、そこに描かれているのは、もっと昔のローマ時代の神殿の遺跡や建物の廃墟、生い茂る大木や流れ落ちる滝を背景とした、自然と一体化した人の営み。。。。
どこまでが現実で、どこからが想像なのか区別がつかない世界が様々な夢を広げる。


外に出れば、5月の午後の陽射しに木々の梢が揺れて、瑞々しい樹木の香りが流れてくる。
イチョウの木が大きく枝を広げて、溢れる緑の葉をつけている。
一瞬、ユベール・ロベールの絵の中にいるような、錯覚にとらわれる。


都会は自然から遠くなる一方だと思いがちだけど、木々は葉を伸ばし枝を広げ、時季になれば花は咲き、実り、やっぱり時間は刻々と淡々と過ぎていく。

人知を越えた何か大きな存在の下に、人も自然も動かされているのだと、去年の3.11以来いつも心にある畏敬の念を、また思い出す「ユベール・ロベール展」でありました。 


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