izumishのBody & Soul

~アータマばっかりでも、カーラダばっかりでも、ダ・メ・ヨ ね!~

映画「我が教え子、ヒトラー」で気功を見る~!?

2011-01-31 14:19:51 | 日記・エッセイ・コラム
風邪気味で熱っぽいまま、ぼんやりと「我が教え子、ヒトラー」を観ていたのであった。
今までにもこのタイトルを番組欄に見ることはあったが、ヒトラー~?イヤだ、で素通り。
昨日は好き嫌いを言ってる元気もなく、コタツに入って朦朧うつらうつらしながら、目はテレビ画面に。


1944年、敗色濃厚になり自信を無くしていたヒトラー。
新年の演説を撮影して、プロパガンダ映画を製作しようとする宣伝大臣ゲッペルスは、世界的に著名なユダヤ人の俳優グリュンバウム教授を収容所からつれてきて、ヒトラーの演技指導を行わせようと画策する。。。。


監督は、実際にヒトラーの演技指導を行ったという人物の自伝からインスパイアされてこの映画を作ったという、ユダヤ人。そこからして、もう普通のヒトラー映画じゃないことが分かるね。
これは、ヒトラーを揶揄するコメディ(とはいえ大笑いするワケではない)なのである。


で、映画の中で、自信喪失したヒトラーに、グリュンバウム教授は、まず軍服を脱いでジャージーに着替えさせ、体のなかから自我を解放することを指導する。
「~立って、ゆっくり息を吐いて、体がどんどん伸びていきます。。でも浮き上がらないで。。。足は地面にどんどん沈んでいきます。。。。~」
って、これはまさに太極拳でもやってる基本功!気功だよね~!
体の中と外を繋げるとか、全身をひとつにまとめるとか、解放するとか、上に伸びていくけど下にも沈んでいくとか、力を抜いて膨らんでいくとか、しきりに言われている操作じゃないですか!
『太極拳には気功の修練を常に頭に入れておくこと』と本にも書かれているが、ヒトラーもやったのか~!


そういえば、20代の頃に、頸椎を痛めてかかっていた先生は、東洋医学の整体治療のような方法だったけど、「これは戦争中にドイツ人に習ったんです」と言ってたっけ。
ドイツのシュタイナーも、"丹田"の観念と共通する認識を示している、というのを読んだことがあった。
東洋と西洋と、離れていても、同じようなことやってるんだね~。
太極拳というと特殊な東洋の概念、のような気がしてしまうけど、案外、世界共通のものなのかも。
なんといっても同じ人間。同じ身体だものね。。。


というわけで、ぼんやり見ていた「我が教え子、ヒトラー」も、なるほど~、と引き込まれてついつい力が入って見てしまった。
おかげで今日もまだ、頭がぼ~んやりしている。。。

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