三津嚴島神社ブログ

愛媛県松山市神田町に鎮座する嚴島神社の神主の記録

水無月の 夏越の祓へ する人は 千歳のいのち のぶといふなり

2020年06月01日 | 今月の言葉

当厳島神社では毎年6月30日に半年間の罪穢(つみけがれ)を祓い清めて、
本来の清らかな姿に立ち返るために夏越祭(なごしさい)を執り行っております。

私たちは本来神様から頂いた清浄な心身を持っておりますが、
ややもすると人をうらやんだり、よこしまな心を起こしたりします。

また、知らないうちに相手を傷つけたり、人に迷惑をかけたりします。

このような蓄積が罪穢(つみけがれ)となって、社会生活を乱すもととなるのです。

そこで、この罪穢(つみけがれ)を祓い清めるために、
古くから半年に一度、大祓(おおはらへ)の行事を執り行い、
これまでの生活を振り返りながら、心身を祓い清めて、明日からの生活を高めて参りました。

これが大祓(おおはらへ)であり、6月の大祓(おおはらへ)を
特に夏越大祓(なごしのおおはらへ)と申します。

今年は「新型コロナウイルス」の感染拡大予防と三密(密集、密接、密閉)を避けるため

日程:6月27日(土)~30日(火)
時間:9時~16時半まで

に行う事と致しました。
※今年は夜店はありません

今月の言葉はひな形に書いてある和歌

「水無月の 夏越の祓へ する人は 千歳のいのち のぶといふなり」

「ひな形」や「車の形代」ご希望の方は授与所にて頒布いたしておりますので、
よろしくお願い申し上げます。

 

「ひな形」の取り扱いは

①ひな形の裏側にご家族氏名・年齢を書く(ひとり一体)

②ひな形で身体をなでて息を三回吹きかけ、一晩布団の下に敷く。
 車の御形代には必要事項を記入し、一晩車の中に入れておく。

ひな形を受けられた皆様方は

「新型コロナウイルス終息」の願いも込めて

期間中にご参拝頂き、「悪病退散」の替え札と交換頂きます様、お願い申し上げます。


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