新入社員33

基本的に価格というのは1アイテムに1つ・・・の価格と言う訳ではありません。
多く買ってくれるお客さんにはサービスとして通常の価格より少し安く提供する事があります。

これが前フリです。

営業で回っていると、本部から電話が・・・・
こういう時は大抵トラブル対応
電話に出ると事務のおねいちゃんが困った感じで・・・
「どうしよう、●●に特価情報渡しちゃったらしいのよ」
「だれが？」
「新人くん」
「げっ」
つまりあんまりうちから買ってくれない店に大お得意先の見積書をボクちゃんが渡してきたって話。
●●からすれば普段購入している額と違う額の見積書が来た訳だから、そりゃ質問するわな。
「で、どうやって答えたの」
「営業から連絡しますって答えた」
「丸投げかい（苦笑）」
「ごめんね～」

まあ、いいですよ。渡したもんはしゃあない。
期間を切って出しているから、「いやぁ、期間限定の特売ですっ」って言い切ればいいんだし。
でも、一応新人くんに注意しておかないとなぁ。
んで連絡よ。
「お前さ、伝票に配っていいってマークついてるだろ」
「いや、ついてますよ」
「うそだぁ、あそこはついてないよ」
「いや、ついてますよ▼マークが」
「タコ助！配っていいマークは＊マークだって。何度も教えたろ」
「あ・・・・そうですか」
「おいおい、もう一ヶ月も経過してるんだぜ」
「・・・・・」
「ん？」
「・・・すみません、他にも配っちゃいました」
「何を」
「いや、見積書です。▼とか●とかついているところ」
「わっ、マジ」

つまりこの手の対応が後3件はある訳で・・・・
「もういい、お前はその見積書もう配るな。後始末も俺がやる。タッチすんなよ、絶対」
「・・・・・」

あーあ、仕事が増えたよ・・・・