きらきらみちのく号は「横浜」を出発。
あるんですよぉ、下北にも「横浜」が。
「ねえねえ、中華街ってどこぉ」
「言うと思ったよ、そのオヤジギャグ」
いや、ほら、縁起物だからねぇ・・・
ここから終点大湊までは約30分。
窓は陸奥湾と白い砂浜が絶妙の景色を奏でております。
「いやぁ、これはいい景色だねぇ」
「東京のほうでは見られない風景だよなぁ」
そんな横で売り子のおねいちゃんがアイスを売っている訳でして(笑)
売り子のおねいちゃんもいなくなり、車内が静かになった時、車内放送が。
「二号車のイベント広場にて津軽三味線の実演があります」
そう、この列車はジョイフルトレイン。色々な催し物があります。
「どうする?」
「俺はいいや。だって凄く混むだろ」
「でも、実演なんて見られないよ」
「人ごみイヤなんだよね。行ってこいよ。俺はのんびりしてるから」
という事で、相方をおいて自分だけ2号車へ。
すっげー人。
そりゃあそうだよなぁ。今まで3両に分かれていたお客が一気に二号車に集まったようなもんだもんな。
その人がごった返した通路をかわいそうに立ち往生してます。
お客さ優先ですから、人が通るたびに
「すみませぇん」
「すみませぇん」
ま、ま、謝る必要もないんだけどねぇ。
戻るタイミングは最悪でしたな(苦笑)
さて、その肝心の三味線ですが・・・・
正直なところ・・・・ねぇ・・・・
いや、あのゆれる列車内で三味線を実演する事自体が厳しいかなと。
で、ちゃんとひけるだけでもこの人レベルが高いんだと思うけどね。
何枚か写真を撮って席に戻ると、相方は窓の景色を眺めてる。
「何感傷に浸ってるの」
「ん~?別にぃ。それよりどうだったの?」
「すげぇ人だったよ」
「だろうなぁ(笑)」
ここでこの後の行程を確認。昼飯でひと悶着(苦笑)
「昼飯はちゃんとしたものがいいなぁ」
「パン」
「下北まで来てパンはないだろう」
「パン」
「大湊に自衛隊御用達のカレー屋があるんだよ」
「パン」
「メンチカツが乗ってて、中にチーズが入ってて、ドロンと溶け出すの。アランドロンカレーっていうんだよ」
「パン」
「俺はアンバタなぞという気色の悪いものは食わんぞ」
「下北名物アンバタが今日の昼飯」
「なぜにパンにこだわる」
「名物だから。下北のパンは一味違うから」
「認めねぇ。じぇったい認めねぇぞぉぉぉ」
などという、周りからすりゃあ『どっちだっていいじゃねえか』的な罵りあいをしてたら、アッと言う間に下北駅に到着。
団体さんはここで恐山行きのバスに乗っていきます。
「ほらぁ、下北の駅まで戻るんだよぉ。アンハダ食べる為だけに」
「苦しゅうない。誤差範囲だ」
「大湊ならアランドロンカレーが食べられるのに」
「わかんないよ。チーズの代わりにあんこが入っているかもしれないよ」
「そんなカレーあるかい」
「わかんないよ。アンバタが下北の名物なんだから、アンコロカレーとかあるかもしれないよ」
「ねえよっ」
と言ってる間に大湊に到着。さあ、いよいよ今回の旅行がスタートします。
次回に続く。
あるんですよぉ、下北にも「横浜」が。
「ねえねえ、中華街ってどこぉ」
「言うと思ったよ、そのオヤジギャグ」
いや、ほら、縁起物だからねぇ・・・
ここから終点大湊までは約30分。
窓は陸奥湾と白い砂浜が絶妙の景色を奏でております。
「いやぁ、これはいい景色だねぇ」
「東京のほうでは見られない風景だよなぁ」
そんな横で売り子のおねいちゃんがアイスを売っている訳でして(笑)
売り子のおねいちゃんもいなくなり、車内が静かになった時、車内放送が。
「二号車のイベント広場にて津軽三味線の実演があります」
そう、この列車はジョイフルトレイン。色々な催し物があります。
「どうする?」
「俺はいいや。だって凄く混むだろ」
「でも、実演なんて見られないよ」
「人ごみイヤなんだよね。行ってこいよ。俺はのんびりしてるから」
という事で、相方をおいて自分だけ2号車へ。
すっげー人。
そりゃあそうだよなぁ。今まで3両に分かれていたお客が一気に二号車に集まったようなもんだもんな。
その人がごった返した通路をかわいそうに立ち往生してます。
お客さ優先ですから、人が通るたびに
「すみませぇん」
「すみませぇん」
ま、ま、謝る必要もないんだけどねぇ。
戻るタイミングは最悪でしたな(苦笑)
さて、その肝心の三味線ですが・・・・
正直なところ・・・・ねぇ・・・・
いや、あのゆれる列車内で三味線を実演する事自体が厳しいかなと。
で、ちゃんとひけるだけでもこの人レベルが高いんだと思うけどね。
何枚か写真を撮って席に戻ると、相方は窓の景色を眺めてる。
「何感傷に浸ってるの」
「ん~?別にぃ。それよりどうだったの?」
「すげぇ人だったよ」
「だろうなぁ(笑)」
ここでこの後の行程を確認。昼飯でひと悶着(苦笑)
「昼飯はちゃんとしたものがいいなぁ」
「パン」
「下北まで来てパンはないだろう」
「パン」
「大湊に自衛隊御用達のカレー屋があるんだよ」
「パン」
「メンチカツが乗ってて、中にチーズが入ってて、ドロンと溶け出すの。アランドロンカレーっていうんだよ」
「パン」
「俺はアンバタなぞという気色の悪いものは食わんぞ」
「下北名物アンバタが今日の昼飯」
「なぜにパンにこだわる」
「名物だから。下北のパンは一味違うから」
「認めねぇ。じぇったい認めねぇぞぉぉぉ」
などという、周りからすりゃあ『どっちだっていいじゃねえか』的な罵りあいをしてたら、アッと言う間に下北駅に到着。
団体さんはここで恐山行きのバスに乗っていきます。
「ほらぁ、下北の駅まで戻るんだよぉ。アンハダ食べる為だけに」
「苦しゅうない。誤差範囲だ」
「大湊ならアランドロンカレーが食べられるのに」
「わかんないよ。チーズの代わりにあんこが入っているかもしれないよ」
「そんなカレーあるかい」
「わかんないよ。アンバタが下北の名物なんだから、アンコロカレーとかあるかもしれないよ」
「ねえよっ」
と言ってる間に大湊に到着。さあ、いよいよ今回の旅行がスタートします。
次回に続く。