働き方改革で残業は減ったかというと・・・

実はさほど効果が出ていないようで・・・

企業の45％「残業減らず」　改革途上、110社調査（共同通信） - Yahoo!ニュース

働き方改革関連法により昨年4月に上限規制が始まった時間外労働（残業）について、主要企業110社のうち45％に当たる49社が、前年に比べ残業時間が変わらなかったり増えたりしたことが21日、共同通信社の - Yahoo!ニュース(共同通信)

企業の45％「残業減らず」　改革途上、110社調査（共同通信） - Yahoo!ニュース

そうだよなぁ・・・多分そうなるよなぁ・・・というのが本音ですね。

今時の企業からすれば"会社を守る"事が最優先ですからねぇ。

会社の不利益になる事は極力避けたい訳で・・・

だから、政府が社員にベースアップをお願いしたとしても、いざという時のために「内部留保」をする訳だし

正社員だと人員調整が厳しいから派遣や非正規を増やす訳だし。

あくまでこれらって会社存続の為なんですよね。

で、この話なんだけど、多分有休義務化したじゃないですか。

つまり会社は「休ませないと、罰金等会社の不利益につながる」から休ませざるを得ないんですよね。

ま、理由つけてどうこうしているみたいですけど(苦笑)

当然誰かを休ませると、その分の負担は別の社員が引っ被る訳で、増員なんて会社の利益にはならないから、現存勢力でどーにかしようと考える訳ですよ。

ましてや急遽社員を増やして、イチから教育するなら、今そこにいる社員のほうがある程度仕組みをわかっているし、多少はムチャもできるからそっちに頼みますわな。

で、結果残業は変わらないか、むしろ増えるという・・・ね。

以前いた食品会社の社長なんかムチャクチャ言ってましたからね。

「週40時間?関係ないわ。商人っていうのは稼いでなんぼ。社長と社員は親と子も同然だし、子供は親の言う事を聞くのも当然。国がごちゃごちゃ言おうが、親の言う事が一番子供にとっては正しい事なんだ」

何が言いたいかというと

「サービス残業は美徳。会社への忠誠心」

そういう社長さん、意外と多いらしいです。

そんな会社もコロナ騒動でやれ有休とか言ってられなくなったのも事実。

で、内部留保してたところが生き残った挙句、やっぱり政府の言う事を聞かないで、ちゃんと貯めておいてよかったでしょ?

ってなるんだろうなと。

本当にコロナが全部ひっくり返しちゃったなぁ・・・というのが本音ですね。