新!編集人の独り言

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紅夜叉は利用された

2007-02-01 06:07:39 | Weblog
LLPW後楽園大会。試合開始前に大向の入門テストマッチが行われた。
神取、風間がリングサイドで見守る中、大向は緊張気味にリングに上がった。
目の前にはテストマッチを風間等に説得してくれた半田の姿がある。
がんばって認められなさい、そう優しく励ましてくれた半田とは別人のように厳しい表情だ。
半田は情け容赦無く最初から大向を攻め続け、中途半端な大向の攻撃を受け流した。
結局何も出来ないまま、大向は特別ルールの5カウントを聞いた。
残念だけど約束だからね、と風間が精一杯優しい声をかける。
「お・・お願いします・・もう一回だけ、やらせてください・・・」
諦めきれず大向は再テストを土下座して風間と神取に頼み込んだ。
目に涙を浮かべ首を横に振る風間に半田が近寄ってきた。
「すみません、手加減しちゃって。今度こそ諦め切れるように潰します」
  「ああ、何か考えが有るんだろ。アンタに任せるよ」
少し怒ったような風間の横で神取が不敵に笑い、再テストを認めた。
再テストが始まると大向の緊張も取れ、積極的な動きを見せる。
ついには不恰好なドロップキックを半田の咽喉元にヒットさせる。
決して強烈ではない一撃に半田は大げさに吹っ飛んでみせた。
苦悶の表情を浮かべる半田を見て神取は「そうか」とニヤリと笑った。

半田は一度神取と風間に目をやると、すぐに立ち上がり反撃に移った。
再び大向を捕らえると難なく5カウントを奪った。
半田が何かを訴えるような表情で風間と神取を見ている。
甘い世界じゃないんだよ、と神取が大向に声をかける。
取材記者に風間はまるで用意していたかのようにコメントした。
「こんな結果になりましたけど・・この娘は私達が育てていきます」

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