新!編集人の独り言

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値下げ競争の結果・・・

2013-11-17 12:43:05 | Weblog
儲けが出なくなっちゃった・・・
http://www.j-cast.com/2013/11/17188926.html

280円という価格のそもそもって言うのは吉野家が戦略的に「他チェーンの体力消耗」を図って実施したという記憶があります。
すると松屋もすき家も防衛策として同じ価格、または近い金額で対抗したと。

ただ、結果的に消費者は「何だ、牛丼って280円で食べられるんだ」という意識になっちゃいました。
吉野家が一番最初にTVCMをやってメジャー化した時の価格が確か300円だから、当時より物価が上がり、人件費も上がっている中、今の価格って当時より安いんですね。

つまり、この280円という価格は「適正価格」ではない訳です。

ところが280円という価格に慣れてしまっている消費者からすれば適正価格にしちゃうと「何だよ、値上げかよ」という客離れの恐れがある為、簡単に価格を戻せない。
新しい商品を投入しても期間限定の為、定着するものは少ない。

結果『感謝セール』という名目で価格を下げて売るしかないという事になる訳です。

ただ、松屋は今回すき家の挑発には乗らなかった様子ですね。
やはり適正価格に戻していく方向で動くようです。

さて、以前にも書きましたが、今の牛丼での儲けって多分物凄く少ないんですよ。
今牛丼チェーンを支えている優等生っていうのが卵だったり味噌汁だったりする訳です。

街中で1個10円位で仕入れた卵を50円で販売するという・・・どんだけの利幅だってことです。
おしんこセットを頼むと牛丼の儲け分の少なさをカバーする利幅になるよう計算されている訳です。

ちなみにマクドナルドでセットをやたら薦めてくるのも同じ理由。
ポテトとドリンクの原価はかなりお安い(笑)

ところが・・・このセットを頼む人も少なくなっているようです。
牛丼単品では儲けが少ないから売れば売るほど損をする。
だから、すき家は牛丼よりもトッピング牛丼をメインに売っているし、松屋は定食みたいな利幅のある商品を全面的に宣伝しています。

ところが吉野家はどうしても「牛丼」のイメージが強いので、色々やってもうまくいかないんですね。

だから今回一番厳しい戦いになるのは吉野家でしょう。

あれかもしれませんね。
いつぞやの時みたいにしばらく牛丼中止して豚丼なりで試行錯誤してみるのも手かもしれませんね。
多分牛丼は吉野家って考えている人多いだろうから、その時は行列するだろうし。

自分は並ばないですけど(笑)

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