病院食

今病院から帰ってきました。

お袋は肝臓が悪いと言う事で、兄貴から「精進料理の日々」とは聞いていました。
実際お袋からメニューを見せてもらっても「あー、お坊さんみたいな食事やね」と。

「あたし、豆腐あまり好きじゃないから、食事がつまんないのよね」
いや、病院食に多くは望めないし。
「食欲ないのよね」
多分、その食事が問題なんだと思う。体調云々の問題ではないな、そりゃ。

「あんた今日何食べるのよ」
「うーん、食欲ないから、マックでハンバーガーかな」
「ハンバーガー食べるの?!いいなぁ。パン食べたい。ハンバーグ食べたい」
「だって昨日ハンバーグ出てたじゃん」
「チキンのね。しかも焼いたんじゃなくて蒸した奴。あれハンバーグっていったら、それは詐欺行為だから」
「でもなんだかんだで肉食べてるじゃん」
「いいなぁ、今私肉に植えてます」

「そろそろお昼ですねぇ」
「憂鬱だなぁ。また豆腐かぁ。ハンバーグいいなぁ」
まだいうか。こちとら100円マックだぞ。それを羨ましがるかねぇ。

お袋の昼飯到着。さて、その悲惨な中身はというと・・・

ビーフシチュー!
えびとキャベツのサラダ
グレープゼリー
七部粥
のりの佃煮

めちゃくちゃ贅沢。

「何だよ、これ。メッチャクチャ贅沢じゃない。俺の夕飯より豪華だぞ、これ」
「あら、ちゃんと肉入ってる。うれしいわ」

お袋大喜び・・・

挙句の果てには
「あ、お前マクドナルドだっけ。あたしは今日ビーフシチュー」
いうか、それ・・・

ま、ヨシとしようかね・・・