新!編集人の独り言

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となりの38度線

2006-12-12 05:18:08 | Weblog
前回の締め出しからしばらく時間が経過したある夜。
この日も小雨が降る肌寒い気温でした。

時間は・・・夜10時30分くらい・・・

「どうもすみません!俺が全て悪いんです」
聞きなれない男性の声が通路側から聞こえた。

状況はすぐ次の母親の言葉でわかった。
「うちの門限10時なんですよ。こいつには言っておいたはずですよ。次はどんな理由があろうと許さないってね」
「いや、俺が悪いんです。彼女に責任はないんです。俺が時間忘れてて・・・本当にすいませんでした」
「だから、どんな理由もないから、謝らなくていいですよ。無駄な行為ですから」
淡々と話す母親。しかし、その淡々とした話し方は冷徹な雰囲気をプンプン匂わせていました。
「いや、今回は自分が悪いんです。彼女許してもらえませんか」
母親は長女に向かって、淡々とこう言い切りました。
「お前、卑怯だな。こうやってアリバイづくりか?こういう姑息な行為、あたしゃ大嫌いなんだよっ。言ったよな。二度目はないってよ。今回二度目だよな。一晩外で反省しろよ」
「いや、本当に彼女のせいじゃないんです。自分のせいなんです。すいません」
「だから、あんたがどれだけ謝ってもムダだからさ」
「おい、お前も謝れよ。」
「・・・・すみませんでした」
「ここで形だけあやまっても、お前はまた門限破るだろ?だったら謝んなくてもいいって。好きなだけ夜遊びしてろよ。な?遊んでればいいだろ?朝帰り容認してやるよっ」
「いや、そんな事言わないでください。俺、どうすればいいんですか」
「謝らなくていいって、何度も言ってるでしょう。とにかく今日はこいつを中には入れませんから。それじゃ」

バタン!!!!!

えっ!第三者が介入して、それで結末がこれ????
多分彼氏であろう男が長女に向かって言う。
「もう、俺達が悪いのは事実なんだからさ。ひたすら謝るしかないよ。もしあれだったら仲間集めてみんなで謝るからさ。お前も意地はってないで心から謝ってよ。ちゃんと話し合わないとダメだよ」

おっ、この男いい事いうじゃんか。
声からすれば20代前半くらいでしょうか?その割にはしっかりした口調で自分でも好感がもてそうな話し方で、しかも説得力があるんですよ

「だって、あいつは話し合いなんてしないよ」
「お前のそういう反発がおふくろさんを怒らせてるんじゃないのか?とにかく今日は俺達が悪いんだから。俺も一緒に謝ってやるから、な。」
「・・・・うん」

続きはまた次回・・・

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