この映画・・・見たくないんだよね。
自分にとってはとんでもない位のトラウマイベントになったTOKYO2020なんだけど、今回もこの記録映画が制作された訳です。
今回はアスリート主体のSIDE-Aとその舞台裏に迫るSIDE-Bの二部構成なんだけど、これ・・・見たい人っているのかなと。
記録として残しておきましょうって事になるんだけど、じゃあこれを素直にひとつの映画、作品となったとしても観に行きたいかというと、ちょっとなあと思うんですけどね。
確かに前回の市川崑監督作品の時は大ヒットしたんだけど、あれは記録映画としても素晴らしかったし、とにかく映像美というか一つの作品としてキチンと成立していたんですよ。
でも、それ以上にヒットした要因としては、当時はまだテレビの普及もまだまだだったし、カラーテレビなんてとんでもない状況の中で、スクリーンにカラーで競技が見られるというポイントは大きかったんじゃないですかね。
対して、今回は別にメディアやYoutube等でも競技の模様は見られるし、そもそも大会そのもののドタバタぶりや開会式や閉会式のお粗末ぶりも含めて見たくない、思い出したくない・・・という人が意外と多いような気がする。
だってね、テレビのバラエティでも前年のラグビーW杯の時ほどは盛り上がってなかったでしょ?アスリートの出演者数もそれほど注目されてなかった気がするし・・・
そんなこんなで、この作品はあくまで記録映像でしかないんですよ。
「僕たちはコロナに負けずにオリンピックやりました!!頑張りました」
的な自己満足度の高い作品・・・でなきゃ舞台裏とかわざわざ1つの作品になんかしませんって。
マジで見たくない作品です、これ・・・