J1とJ2が先週末開幕しました。長く苦しいシーズンの始まりです。最も嬉しくて最も悔しい週末が繰り返されます。
今年こそJ1昇格を掴み取りたいファジアーノ岡山の今季を占う第1節と第2節、昨季J1クラブの2チームとの戦いに昇格争いを優位に立てるかどうかを占うことができると思っています。
それを踏まえて、J2第1節の各試合の結果を確認したいと思います。
【J2第1節】
*2/18(土)
甲府 1-2 山形
いわき 2-3 藤枝
群馬 0-0 秋田
清水 0-0 水戸
磐田 2-3 岡山
山口 1-0 大宮
長崎 0-1 千葉
*2/19(日)
東京V 1-0 金沢
町田 0-0 仙台
徳島 1-2 大分
栃木 1-1 熊本
昇格争いに絡んでくるであろうチーム同士の対戦が多く組まれた第1節、その注目カードでもチームごとに明暗が分かれました。また、その他の昇格争い有力クラブの試合結果にも悲喜こもごもと言ったところでしょうか?
まず、2/18(土)の試合から、
山形は甲府に追い付かれた直後にPKで勝ち越し、アウェーで勝利しました。清水は水戸を相手にシュート17本を浴びせましたが、枠内シュートは4本でやや精度を欠いた感じです。水戸も引かない戦いでスコアレスドローに終わっています。磐田と岡山の対戦は点の取り合いになりましたが、岡山が逃げ切り勝ち。ファジの幸先はまずまず良さそうです。長崎は千葉に「0-1」の敗戦。主導権をなかなか奪えず終盤は1人多くなりましたが追い付けませんでした。
続いて、2/19(日)の試合の振り返り、
町田と仙台の対戦は全体的に押し込んでいた町田ですが決定力不足が気になるところでした。仙台は劣勢の試合をスコアレスドローに持ち込んだのでややプラス材料かと思います。徳島と大分の対戦は、試合終了間際に試合が大きく動きました。後半44分に徳島が追い付きますが、後半アディショナルタイム3分に大分がサイド勝ち越しました。
第1節はアウェーチームが優勢に終わったように感じます。開幕戦のホームの大声援はチームにとっては大きな後押しになりますが、プレッシャーになることもあったり、メンタルは微妙に揺れ動きますね。
順位を確認する前に今季の昇格・降格のレギュレーションです。
J2 試合方式および勝敗の決定
90分間(前後半各45分)の試合を行い、勝敗が決しない場合は引き分けとする。
●勝点
勝利:3点、引き分け:1点、敗戦:0点
●年間順位の決定
リーグ戦が終了した時点で、勝点合計の多いチームを上位とし、順位を決定する。
ただし、勝点が同じ場合は、以下の順によって順位を決定する。
【1】得失点差
【2】総得点数
【3】当該チーム間の対戦成績(イ:勝点、ロ:得失点差、ハ:総得点数)
【4】反則ポイント
【5】抽選
※ 抽選は、昇降格チームの決定等、理事会が必要と判断した場合のみ実施される。
※ 大会日程は現段階での予定のため、変更になる場合があります。
J1・J2の入れ替え
①J1における年間順位最下位のクラブがJ2に降格し、J2における年間順位上位2クラブおよびJ2における年間順位3位から6位のJ2クラブが参加するJ1昇格プレーオフに優勝したJ2クラブがJ1に昇格する。
②前号の定めにかかわらず、J2における年間順位1位または2位のJ2クラブの中でJ1クラブライセンスの交付判定を受けられなかったJ2クラブがあった場合、次の通りとする。
・当該J2クラブはJ1に昇格できず、J1における年間順位最下位のクラブはJ2に降格しない。
・J2における年間順位1位または2位のJ2クラブのうち、J1クラブライセンスの交付判定を受けたJ2クラブが1クラブである場合、当該J2クラブとJ1昇格プレーオフから1クラブがJ1に昇格する。
・J2における年間順位1位または2位のJ2クラブがいずれもJ1クラブライセンスの交付判定を受けていない場合、J1昇格プレーオフから2クラブがJ1に昇格する。
③第1号の定めにかかわらず、J2における年間順位3位から6位のJ2クラブの中でJ1クラブライセンスの交付判定を受けられなかったJ2クラブがあった場合は、次のとおりとする。
・当該J2クラブはJ1昇格プレーオフに参加できない。
・J2リーグ戦年間順位7位以下のJ2クラブが繰り上がってJ1昇格プレーオフに出場することはない。
J2・J3の入れ替え
①J2における年間順位の下位2クラブがJ3に降格し、J3における年間順位の上位2クラブがJ2に昇格する。
②前項の定めにかかわらず、J3における年間順位の上位2クラブのうちJ2クラブライセンスの交付判定を受けていないJ3クラブがあった場合は、当該J3クラブはJ2に昇格できない。この場合において、J3における年間順位3位以下のJ3クラブがJ2に昇格することはない。
③J3における年間順位の上位2クラブのうち1クラブのみが前項に該当した場合は、第1項の定めにかかわらず、J2における年間順位の最下位のJ2クラブのみがJ3に降格する。
④J3における年間順位の上位2クラブのいずれもが第2項に該当した場合には、第1項の定めにかかわらず、J2・J3間の入れ替えは行わない。
来季から、J1・J2・J3の各カテゴリーが全て20チームずつの攻勢となります。J1昇格のチャンスが若干だけ拡がります。ただ、自動昇格に関しては昨季までと同様に2チームとなりますから、狭き門をこじ開ける為にも2位以内に入らないといけません。そうです、「J2の頂」を目指さないと辿り着けない高みなのです。とにかく勝ち続けることが必要ですね。
【2023 J2リーグ第1節終了時点 順位】
①藤枝MYFC
試合数 1 勝点 3
1勝0分0敗
得点 3 失点 2
得失点差 +1
①ファジアーノ岡山
試合数 1 勝点 3
1勝0分0敗
得点 3 失点 2
得失点差 +1
③モンテディオ山形
試合数 1 勝点 3
1勝0分0敗
得点 2 失点 1
得失点差 +1
③大分トリニータ
試合数 1 勝点 3
1勝0分0敗
得点 2 失点 1
得失点差 +1
⑤ジェフユナイテッド千葉
試合数 1 勝点 3
1勝0分0敗
得点 1 失点 0
得失点差 +1
⑤東京ヴェルディ
試合数 1 勝点 3
1勝0分0敗
得点 1 失点 0
得失点差 +1
⑤レノファ山口FC
試合数 1 勝点 3
1勝0分0敗
得点 1 失点 0
得失点差 +1
⑧栃木SC
試合数 1 勝点 1
0勝1分0敗
得点 1 失点 1
得失点差 ±0
⑧ロアッソ熊本
試合数 1 勝点 1
0勝1分0敗
得点 1 失点 1
得失点差 ±0
⑩ベガルタ仙台
試合数 1 勝点 1
0勝1分0敗
得点 0 失点 0
得失点差 ±0
⑩ブラウブリッツ秋田
試合数 1 勝点 1
0勝1分0敗
得点 0 失点 0
得失点差 ±0
⑩水戸ホーリーホック
試合数 1 勝点 1
0勝1分0敗
得点 0 失点 0
得失点差 ±0
⑩ザスパクサツ群馬
試合数 1 勝点 1
0勝1分0敗
得点 0 失点 0
得失点差 ±0
⑩FC町田ゼルビア
試合数 1 勝点 1
0勝1分0敗
得点 0 失点 0
得失点差 ±0
⑩清水エスパルス
試合数 1 勝点 1
0勝1分0敗
得点 0 失点 0
得失点差 ±0
⑯いわきFC
試合数 1 勝点 0
0勝0分1敗
得点 2 失点 3
得失点差 -1
⑯ジュビロ磐田
試合数 1 勝点 0
0勝0分1敗
得点 2 失点 3
得失点差 -1
⑱ヴァンフォーレ甲府
試合数 1 勝点 0
0勝0分1敗
得点 1 失点 2
得失点差 -1
⑱徳島ヴォルティス
試合数 1 勝点 0
0勝0分1敗
得点 1 失点 2
得失点差 -1
⑳大宮アルディージャ
試合数 1 勝点 0
0勝0分1敗
得点 0 失点 1
得失点差 -1
⑳ツエーゲン金沢
試合数 1 勝点 0
0勝0分1敗
得点 0 失点 1
得失点差 -1
⑳V・ファーレン長崎
試合数 1 勝点 0
0勝0分1敗
得点 0 失点 1
得失点差 -1
1試合を終えた時点で順位や昇格を語る必要はありませんが、1試合1試合の積み重ねが大きな差を生むのですから、目の前の1試合に勝つことは非常に重要なことです。
清水戦は現地でお会いしましょう。