おじさんのスポーツおたく奮戦記? 第2章:issanの諸国漫遊記!?

岡山のスポーツチーム、出身選手、岡山に関係する人々などを勝手に応援するissanの日本国内漫遊記 !?

J1昇格に希望を持ち続け、戦い続けましょう! 努力はきっと報われます(昭和感!?)

2024年06月05日 08時38分20秒 | サッカー

ファジゲートに興味深いインタビューが載りましたので、引用したいと思います。

「昇格への鍵は堅守の継続と夏の補強」 IPUサッカー部・桂秀樹監督に聞く後半戦の注目ポイント
https://www.sanyonews.jp/article/1562310

※以下、引用です。

❛J2のリーグ戦は次節の鹿児島戦で折り返しを迎え、後半戦に突入する。ファジアーノ岡山は開幕7戦無敗と好スタートを切ったものの、けが人が相次いだ4月以降は苦しいチーム状況で踏ん張る展開が続き、勝ち点30(8勝6分け4敗)で6位。DAZNでファジアーノのホーム戦解説を務めるIPU・環太平洋大学サッカー部監督の桂秀樹さん(54)は「甲府、仙台を破った2連勝がいい影響を与えている」と分析し、「チームに根付いている守備の継続と、グレイソン選手が離脱した後のトップに夏の補強で誰を取るかが、自動昇格圏(1、2位)、J1昇格プレーオフ圏(3~6位)に入る鍵になる」と指摘した。ここまでの戦いぶりを振り返りながら、後半戦に向けた今後の注目ポイントを聞いた。(川口剛)❜

◆鈴木選手の離脱 攻守に影響

―前半戦の戦いぶりをどう見ますか?

各ポジションを的確に補強し、選手層が厚くなりました。キャンプからの準備も含めて非常にいい状態でスタートしたと思います。今シーズンは3-4-3のフォーメーションをベースに戦術を構築し、力のある3トップが前線でハイプレスを掛けて高い位置でボールを奪い、そのままゴールに向かう戦い方が浸透していて、開幕戦は栃木に3-0で快勝。7戦負けなしで最高の開幕ダッシュに成功しました。

選手層について言えば、昨季のレギュラー選手が控えに入ったことで、効果的に選手交代のカードを切れました。試合後半の最後になっても、チーム力が落ちるどころか、よりパワーアップして、相手を攻め立てたゲーム展開もできていました。

―4月以降はけが人の影響もあって開幕当初の勢いが消え、白星が遠のきました。

特に感じたのは、主力だった左サイドバックのDF鈴木喜丈選手の離脱です。3バックの左を任された鈴木選手は、守備での粘り強さで相手の攻撃を抑えていただけでなく、攻撃にも積極的に参加していました。ボランチもできる選手なので、中盤で中に入ったり、左サイドの前線まで攻撃参加したりしていました。けがで離脱後は、本山遥選手を配置したり、選手を左右入れ替えたりしながら試行錯誤をしていたように思いますが、鈴木選手のような役割ができる選手がおそらくいなくて、攻守両面で機能しなくなったのだと思います。

※出典:ファジゲート

◆「左でチャンスを作って右で仕留める」 

―左サイドから相手を崩して得点するパターンが使いづらくなったこともあるのでしょうか?

それを語るには、MF末吉塁選手にも注目しないといけません。ドリブルが得意で、スピードのある末吉選手が左WBで出場することが多いですが、鈴木選手が出ていた時は、お互いがサポートする関係が生まれていました。相手チームが末吉選手を止めようとすると鈴木選手がフリーになり、鈴木選手を警戒すると、末吉選手のマークが緩くなって、突破しやすくなります。ファジアーノとしては左から相手を崩せば、ターゲットになるグレイソン選手、ルカオ選手らに加えて、右サイドにいる身長185センチの柳貴博選手にクロスを上げて、チャンスをつくれます。

残念ながら逆のパターンはそうはいきません。右サイドで柳貴博選手が駆け上がって、クロスを出すこともできますが、末吉選手(身長166センチ)だと相手DFに阻まれる可能性が高いと思います。河野諒祐選手もクロスを上げるタイプ。左に仕留める選手がいないのです。「左でチャンスをつくって右で仕留める」はファジアーノにとってよく設計された形だと思います。鈴木選手が負傷から戻ってくれば、攻撃のバリエーションが増えると思います。

前線からプレスをかけて、高い位置でボールを奪いたいが、それがうまくいかなくなり始めたのが4月に入ってからでした。どのチームもファジアーノの特徴を分析して、少しずらしてボールを前に運ぼうとか、蹴ってしまおうなどの対策をしてきたことも不調の一因になったと思います。4月唯一の白星を挙げた熊本戦は、ボールをつないでくるチームなので、ファジアーノのプレスがかかりやすいことがフィットしたのではないでしょうか。

―けが人で苦労した前半戦になりましたが、どんな理由が考えられますか?

けがには大きく分けて筋肉系と関節系の2種類があります。筋肉系のけがは、どのチームもGPS(衛星利用測位システム)で走行距離などをチェックし、練習量を調整して予防していると思います。一方、接触などによる防ぎようのないけがもあります。こればかりは、はっきりしたことは言えないです。

序盤、けが人が多く出たことで、勝ち点を少し落としたかもしれません。でも、粘り強くチーム力を維持している印象です。甲府戦、仙台戦で勝てたことは、すごく大きいと思いますね。

―勝利した甲府、仙台戦で感じた変化はありますか?

今季は、特に守備意識が根付いています。2、3月は2失点でリーグ最少失点でした。今回グレイソン選手が抜けたことで全体の守備意識がより高まっていると感じました。相手にボールは持たれているが、「最後のところでは得点させないぞ」という戦いをしていると感じます。ボール支配率をみても、ほぼ相手チームが上回っています。相手が少し前がかりになってきたところで相手の背後にスペースができると、ルカオ選手や齋藤恵太選手が単独でも相手ゴールへと向かっていきます。プレーの粗さはありますが、そこに勝機を見出したとみています。

◆注目は夏の補強 トップに誰を取る?

―今後の活躍を期待する選手を教えてください。

まずはFWルカオ選手でしょう。真面目に頑張るパーソナリティーは、チームメートからも信頼されていると思います。これまでは途中交代で比較的短時間のプレーだったので、得点は大雨だった横浜FC戦(4月3日)のPKだけにとどまっていました。グレイソン選手の離脱でトップを任され、甲府戦(5月19日)でゴールが生まれたのはとても良かったと思います。

浦和から育成型期限付き移籍したMF早川隼平選手にも注目です。岡山に来て早々、ゴールもしっかり決めました。左利きで技術の高い選手です。

岡山にとって、早川選手が入るシャドーの位置は非常に重要なポジションです。トップ(グレイソン選手、ルカオ選手、齋藤恵太選手)と2シャドーの3人の関係は攻撃ではより大切になります。ターゲットとなるルカオ選手や齋藤選手がいかにボールを収めて、その間にシャドーの2人が素早くサポートに入れるかがポイントになるからです。

岩渕弘人選手、田中雄大選手、木村太哉選手が激しいポジション争いをする中、移籍後すぐに試合に出て結果を残せるのは実力がある証でしょう。若い選手だけにどれだけ活躍できるかは未知数でしたが、チームは岩渕選手、田中選手、木村選手に、もう一人プラスしたかったのかなという印象です。クラブとしてはグレイソン選手がいなくなったため、夏の移籍期間にルカオ選手、齋藤選手に加えて、もう一人トップの選手を加えたいと動いているのではないでしょうか。
「昇格への鍵は堅守の継続と夏の補強」 IPUサッカー部・桂秀樹監督に聞く後半戦の注目ポイント

右サイドのMF柳貴選手は走力に加え、高さもあります。セットプレーなどでも非常に力を発揮しています。仙台戦(5月26日)では、木村選手のクロスに対して、逆サイドまで走り、最後ヘディングで押し込みました。ああいう動きができるサイドの選手はなかなかいないです。攻撃でも守備でも、右サイドで非常に重要視されている選手だと思います。

目立ちにくいですが、2ボランチの一角を担うMF藤田息吹選手のプレーも光っています。攻撃時はいつの間にかゴール前や相手の背後に走っていたり、守備の時は相手がクリアしたボールの先にいたりします。「ゲームを読む」能力が高く、自分が何を求められているのか理解したうえでプレーできるインテリジェンスの高い選手です。前と後ろをつなぐ2ボランチの動きにも注目していきたいです。

◆ボールを持たない方が力を発揮しやすい

―1日のアウェー千葉戦は惜敗でしたが、退場者が出て数的不利となった後も果敢に戦っていたと思います。9日のホーム鹿児島戦でリーグ戦は折り返しを迎えます。後半戦に向けた注目ポイントを教えてください。

まずは夏の補強です。自動昇格圏、プレーオフ圏に最後まで残るため、どんな選手を獲得してくるのかは気になるところです。中でもグレソソン選手が抜けたトップの選手をどう埋めてくるかはサポーターのみなさんにとっても関心事だと思います。

もう一つは守備面でしょう。調子が戻ってきたのは、相手にボールを持たれても、しっかり守備を構築する意識が徹底されているからです。

ただ、ブロックが下がり過ぎると、ボールを奪う位置が低くなります。さらに攻撃面ではロングボールを配球するような単発の攻撃になってしまいます。うまくいけばゴールに向かえる状況をつくれるのですが、すぐ相手ボールになって、攻められる時間が増えるリスクがあります。「相手にどれぐらいボールを持たせるかを良しとするのか」はありますが、GKブローダーセン選手を中心に全員が体を張って守っています。割り切った守備も一つのポイントになります。

あとは、強いチームには守備で頑張って勝ち点3を奪うが、下位チームにはポロっと負けてしまうことが例年ありますよね。ボールを持ててしまうがゆえに、攻めあぐねてしまい、前がかりになり守備が薄くなって、カウンターでやられるのはありがちなパターンでした。ボールを持たない方が、岡山の力を発揮しやすいのではと感じることもあります。「ボール支配率=勝利」ではないことは、チームでも共有されているはずです。

 ―後半戦でファジに期待することは?

3年目の木山隆之監督はもちろんですが、クラブとしてももう一度プレーオフ、その上の昇格圏を狙っています。木山監督は堅実に、勝てる手段を現実的に考えるタイプ。今季は負傷者が多く出てきた中でも、現実路線を見極め、最善の策を選択していると思います。今でも十分にプレーオフ圏内に入る力はあります。堅守を継続した上で、夏の補強がうまくいけば、十分期待できると思います。勝ち点の取りこぼしをせずに、上位をキープしながら、多くのファンやサポーター、県民の皆さんがシーズンの最後まで楽しめる試合をしてほしいですね。

(かつら・ひでき 徳島県生まれ。1992年に大阪体育大から横浜フリューゲルスに入団。93年シーズンに天皇杯優勝、川崎フロンターレでプレーしていた99年にJ2初代王者を経験し、2003年に現役を引退。08年から環太平洋大サッカー部監督を務める。)


一つ一つに肯ける非常に面白いインタビューだと思います。流石によく見られているなと感じました。個人的にも意見が一致する部分が多くて心強い限りです。

私が常々「ボールを持ってはいけない。相手に持たせるべき」とファジ=ポゼッション否定の願望には、「それは違う」というお考えの方もいらっしゃることでしょう。
しかし、現状の戦力でJ2を勝ち抜いていくために必要なことは「徹底する」ことだと思います。その答えが、あるチームでは「ポゼッション重視」かも知れません。一時話題となった徳島ヴォルティスの「ポジショナルサッカー」も人とボールが連動して動く理想的な形でした。それでも、指揮官が代わるとサッカーのスタイルは変わってしまうのも「Jリーグあるある」です。

現状のファジにとっての理想形は、「とことんボールを持たない」サッカー。言い換えれば「肉を切らせて骨を断つ」スタイルです。その為、大怪我を負うリスクは常にあります。しかし、致命傷を受けなければ立ち上がることができます。「極限まで相手にボールを持たせて、奪ったら縦に速く」を実践し続けることが今後の戦い方の幹になる部分ではないかと考えています。

桂監督の分析の中にもそれと同じようなお言葉があり、少し安堵しました。

これからも、ひたすらファジの昇格、更には日本一を目指す戦いを応援し続けたいものです。私の命のある限り・・。

よろしくお願い申し上げます。


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