伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

信じられない、悲しすぎる

2023年11月18日 | 羽生結弦
呆然とした─
記事を上げるのを何度も躊躇った


羽生結弦official_Staff 公式
https://twitter.com/YUZURUofficial_/status/1725530863595831656



応援してくださっている皆様へ

いつも暖かいお言葉や応援、ご声援、本当にありがとうございます。
私事ではありますが、皆様にお伝えしたいことがございます。

私は、一般の方と結婚いたしました。
互いを心から尊敬し、大切にしていく覚悟を持って結婚いたしました。
それぞれを守るために様々なことを考えながら共に乗り越え、
過ごしてきました。
そんな生活の中で、 お相手は、
家から一歩も外に出られない状況が続いても、
私を守るために行動し、支えてくれていました。

現在、様々なメディア媒体で、一般人であるお相手、
そのご親族や関係者の方々に対して、そして、
私の親族、関係者に対しても、誹謗中傷やストーカー行為、
許可のない取材や報道がなされています。
生活空間においても、不審な車や人物に徘徊されることや、
突然声をかけられることもあります。
私たちは、 共に思い悩みながらも、このような事態から、
互いをなんとか守っていけるように努めてきました。
しかし、私が未熟であるがゆえに、
現状のままお相手と私自身を守り続けることは極めて難しく、
耐え難いものでした。
このような状況が続いていく可能性と、
一時改善されたとしても再びこのような状況になってしまう可能性がある中で、
これからの未来を考えたとき、 お相手に幸せであってほしい、
制限のない幸せでいてほしいという思いから、
離婚するという決断をいたしました。

これからは、お相手、 そのご親族や関係者の方々、
また、 私の親族、 関係者に対しての誹謗中傷や無許可の取材、
報道等、 迷惑行為はおやめください。
心よりお願い申し上げます。

この先も、 前に進んでいきます。
これからも、よろしくお願いいたします。

羽生結弦




ねこまさむね
https://twitter.com/nekomasamunecom/status/1725545355998347389



羽生結弦さん
彼の心は大丈夫だろうか。心配です…


ずっと続いていた誹謗中傷
ストーカー行為
あれこれ詮索する人たち
一歩も外へ出られない状態

悲しい決断

呆然として今は言葉もない


羽生さんには普通の幸せも持てないのだろうか
人並みの生活や幸せも許されないのだろうか。
さいたまではあんなに気丈にふるまっていたのに…
その間もずっと悩んでいたのだろうか


週刊誌が面白おかしく、書きたい放題書いていたことは知ってる。
それが羽生さんをより傷つけたのでは?・・・
どれだけ傷ついているだろうか、心が壊れていなければいいけれど…
こんな悲しい結末になるとは。。



京都新聞
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1149790

フィギュアスケート男子で冬季五輪2連覇の羽生結弦さん(28)が
17日、X(旧ツイッター)で離婚を発表した。
8月4日に結婚を公表したが、相手は明らかにしていなかった。
誹謗中傷やストーカー行為、過熱報道に悩んでいたとし
「未来を考えたとき、お相手に幸せであってほしい、
制限のない幸せでいてほしいという思いから、
離婚するという決断をいたしました」とつづった。



過熱報道・・・
無責任に好き放題に人の人生を俎上に乗せるだけでなく、
つけまわしてパパラッチして人を恐怖に陥れる。。
お嫁さんは一歩も外へ出られない状態で…
なんてむごいことだろうか
人の人生を狂わせてしまう報道なんて
それに乗せられたストーカーも


「これからも前を向いて進んでいきます」

精一杯の、気丈な言葉、


彼のせいではない
これは誰のせい?
やり切れない 悔しい
想像以上にひどい状態だったということだ
何もしてあげられないことがもどかしい

これ以上彼が傷つくことのないように、
心が守られるように、切に切に願うのみ─
もどかしいし、無念でもあるけれど…。







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RE_PRAYをテレビで見て・心に刺さる

2023年11月17日 | 羽生結弦

羽生結弦アイスストーリー「RE_PRAY」を
CSテレ朝テレビで放送されたのを録画で見直しているが、
現地で見た時とは当然ながら印象が違うので戸惑いもある。
現地のどの場所(席)で見るかによっても違うことに気づいた。


SS席で見ていたらリンクに投影されるプロジェクションマッピングは
殆ど見えない、らしい。
(にゃちだーやさんの動画のコメントに書いてあった)
かえって上の席の方が良く見渡せたらしい。
席によっては正面のスクリーンが見えないこともあったらしい。


楠田枝里子が今回のRE_PRAYについて文句を言っていたが…

https://www.instagram.com/p/CzftR82vLJU/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

どの席でご覧になったのか分からないが、
映像によってスケーティングが見にくかった、
左右のモニターが小さすぎて、迫力が足りない気がしました、とか…

正面のスクリーンが見にくい席におられたのだろうか?



東京ドームでGIFTを見た時、確かに「いつか終わる夢」では
照明が暗すぎてよく見えず、
羽生結弦選手の滑る姿がマッピングに隠れてしまっていて
自分の席からはほとんど見えず残念に思ったことがあった。

しかし今回はA席で見て、プロジェクションマッピングと
羽生選手の動きが連動していて、とても調和が取れていたような気がした。
マッピングの演出に羽生選手が隠れることなく、
羽生選手の姿が効果的に浮かび上がっていて美しい印象を受けた。





確かにマッピングに頼りすぎると、
主人公である羽生選手が目立たなくなってしまう懸念がある。
しかし今回はとくに前半で度肝を抜かれる演出があったし、
うまくマッピングが機能していると思えた。

2曲目の「鶏と蛇と豚」のプログラムの時、
生で見た時はロングサイドの400レベルだったので、
羽生選手がショート席の前の小さな円形のステージで
何をしているのかがほとんど分からなかった。
正面のスクリーンに姿が映っていたが、なるべく生の姿を見たいから、
目を凝らして円形ステージを見ていたが、それでも分からなかった。
ディレイ・ビューイングやテレビで見て、
やっとこんなことをしていたのかと理解したくらいだ。




テレビではアップになるのがよい点でもあるが、
それでも生で見る羽生選手のオーラというか迫力は、
映像では見せきれないものがある…。
眼鏡をかけてリンクにいる羽生選手をはっきり見て、
改めてその体から放たれる迫力に驚いたのだった。





「あの夏へ」の人にあらざるような高貴な美しさ、
リンクの真ん中で回るスピンの美しさは映像では追い切れていない…。
あのプログラムの中で、膝を折り曲げ仰向けにのけ反る部分があるが、
のけ反って手を伸ばし、そのまま起き上がる。

テレビは天井カメラからその場面を映していたが、
ロングサイドからは横側から起き上がる部分がはっきりと見え、
その時見たシーンがあまりにも素晴らしかった。
だからテレビカメラは横から撮るべきだったと思う。





後半で「天と地のレクイエム」を選んだ理由は未だに良く分からない。
にゃちだーやさんのレクチャーでなるほどそうかと思う部分もあるが、
全部は消化しきれていない。
本来ならレクイエムは鎮魂のプログラムであるから、
震災の記憶と共に滑ることが辛いのではないかと思っていたのだが。。

羽生選手のモノローグは確かに言葉足らずだったかもしれない。
言葉に関しては素人だと言っていたから。


けれども羽生選手はAERAのインタビューで、
「フィギュアスケートしかやって来なかった」、
だから「物足りない」と言っていた。

その言葉から羽生選手はもう、
ありきたりのフィギュアスケートはやりたくないのかな?と、
少し残念に思ったこともあったのだ。
しかしあの時「天と地のレクイエム」を滑ってくれて、
ジャンプ(3A)もありスピンもある王道のスケートを選んでくれたことに、
とてもうれしく思った。
滑る意味は分からずとも、従来のスケートを捨てていないことに感激した。
RE_PRAY前半では革新的な滑りを随所で見せつつ、
後半では従来のスケートも見せてくれる。
ストーリーは分からずともそれだけでうれしさでいっぱいになり、
幸せな気持ちになったのだった。
それが鎮魂の深刻な意味を持つものだったとはいえ。


第1部と第2部でシリアスなモノローグと共にストーリーが進んだあと、
アンコールでは弾けるようにレットミーを滑る。
しかも始めのポーズから。そして3Aまで跳ぶ。
そして定番のSEIMEI、ロンカプ─で盛り上げて。


革新的で実験的なプロや王道のプロや、
そしてみんなで盛り上がれる曲まで、
羽生選手が今出来る、ありったけを見せてくれたと思う。
羽生のスケートを存分に見せてくれた。
楠田のようになんで不満を言えるか分からない。

いつまで単独でこんな高難度も含めたショーをしてくれるか、
分からないのに。
時には限りがある。


宇都宮直子氏のコラムが素晴らしかった。
彼女の文章こそ羽生結弦選手に捧げたい言葉だ。


集英社新書プラス
https://shinsho-plus.shueisha.co.jp/column/%E5%AE%87%E9%83%BD%E5%AE%AE%E7%9B%B4%E5%AD%90%E3%80%80%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%92%E8%AA%9E%E3%82%8B/25277
宇都宮直子 スケートを語る 第30回
心に刺さる。

(抜粋)
 驚かされるのは、羽生の鉄人ぶりだ。
ショーは言うまでもなく、非常に完成度が高い。最高だ。
これを単独で二時間強、滑りきるのだから、
「すごい」としか言いようがないではないか。

私がいちばんすごいと思うのは、彼が過去を壊さないところだ。

 競技者であったときの栄光を、彼はまったく壊さない。
なんなく超えて、新しく美しく光ってみせる。
王者のまま、そこに君臨している。
「RE_PRAY」は、そんなショーだ。
羽生結弦が、唯一無二だと教えてくれるショーだと思う。

 終盤、リンクの中央辺りに立ち、彼は言った。
「皆さんの中に、ちょっとでも刺さるものがあったらいいなと思っています」
 ちょっとどころではない。
少なくとも、私には刺さりまくって痛いくらいだ。
生きていられて幸せ。



過去を壊さない。王者のまま君臨している・・・
宇都宮さんらしいリスペクトに溢れた決め言葉だ。
彼女は闘病されていたらしい。
生きていられて幸せというのは実感なのだろう


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Yuzuru Hanyu ICE STORY 2nd"RE_PRAY"
公式サイト
https://repray-icestory.jp/



公式X(Twitter)
Yuzuru Hanyu ICE STORY 2nd “RE_PRAY” TOUR
https://twitter.com/repray_icestory


*RE_PRAYグッズ 
-GOODS- 
https://repray-icestory.jp/goods.html

・“RE_PRAY”OFFICIAL GOODS
https://axelstore.net/series/re_pray_officialgoods/item_list.php

・ORIGINAL GOODS
https://axelstore.net/series/originalgoods


Yuzuru Hanyu ICE STORY 2nd “RE_PRAY” TOUR

*佐賀公演、横浜公演の日程
https://repray-icestory.jp/schedule.html

佐賀公演 会場 SAGAアリーナ
公演期間 2024年1月12日(金)/1月14日(日)

横浜公演 会場 ぴあアリーナMM
公演期間 2024年2月17日(土)/2月19日(月)


*佐賀公演の詳細*

-佐賀公演-
1月12日(金)16:30 18:00
1月14日(日)14:30 16:00

チケットリセール
リセール受付期間:2024年1月5日(金)10:00~1月7日(日)23:59
抽選結果発表日 :2024年1月10日(水)18時予定
受付サイトはテレ朝チケット


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https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000273.000010201.html
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期間:2023年11月17日(金)~12月1日(金)

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12月まで申し込みが出来る


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HANYU YUZURUチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UChXVX37lFVqMfYWNsDvqhdQ/videos

↓羽生結弦公式X(twitter)

羽生結弦official_Staff公式
https://twitter.com/YUZURUofficial_


羽生結弦Instagram
https://www.instagram.com/yuzuruofficial_/


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*ディズニープラスで羽生結弦アイスストーリー「GIFT」配信
ディズニープラス・スタンダードだと月額990円。
プレミアムは1,320円。自分でプラン移行の手続きが必要

ディズニープラス プラン改定のお知らせ
https://disneyplus.disney.co.jp/members/plan


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インタビューや舞台裏など30分の未公開シーンも含めた特別版

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NHKプラス 
https://plus.nhk.jp/

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https://plus.nhk.jp/local/



*羽生結弦関連テレビ*

・11/19(日) 8:00~8:30 BS日テレ 
「職業羽生結弦」の矜持 再放送

・11/26(日) 23:00〜 テレビ朝日
関ジャム完全燃焼SHOW
武部聡志特集
羽生結弦から貴重な証言も…!

・12・7(木) CSテレ朝Ch2 
Yuzuru Hanyu ICE STORY 2nd “RE_PRAY” TOUR
午後5時~埼玉公演 第2日「録画」


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スポーツニッポン新聞社
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4,620円
2023年12月07日頃




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忘れかけているが、グランプリシリーズ・フィンランド大会が始まる。
ロシア杯が開けないのでフィンランド(エスポー)で開催されるという。
関西では例によってショートプログラムの放送がなく、
日曜日の昼に男女フリーが放送される。
放送されるだけでもまだマシだ

男子は日本から佐藤駿、三浦佳生が出場する。
女子は坂本花織、河辺愛菜、、
エース坂本花織が出場するのでテレビ放送があるのだろう。
彼女は世界フィギュアを連覇していて強いが、
それでも浅田真央がいた時のようなブームはない…
お茶の間を熱狂させるほどでは残念ながらないようなのだ。
いくら強くても華というか、大衆を魅了するだけの何かがないのだろうか…

フィンランド大会は佐藤君、三浦君、頑張れ
結果によってグランプリファイナルの出場がかかる

フィンランド大会イベントページ
http://www.isuresults.com/results/season2324/gpfin2023/




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竹内栖鳳展

2023年11月16日 | 展覧会・絵


京都市京セラ美術館で開かれている
「竹内栖鳳 破壊と創生のエネルギー」展へ行って来た。

竹内栖鳳は京都ではおなじみの日本画家である。
祇園祭の「孟宗山」の見送り、
「孟宗竹藪林図」を肉筆で描いたことでも知られている。
祇園祭で毎年お披露目されるので、
あの絹地に墨で描かれた孟宗竹の迫力を直接見ることが出来た。
(近年では原画をもとに綴れ織りの見送りに変更されている)


また東本願寺前の噴水も栖鳳のデザインである。

東本願寺の御影堂門の天井画を依頼され、
膨大な天女図などの下絵やスケッチを描いたが、
天井画は様々な理由で完成されなかった。
今回の京都市京セラ美術館での展覧会でも、
東本願寺・御影堂門のための天女図のスケッチは公開されていた。


そんなわけで京都にゆかりのあるというか、京都画壇の代表であり、
巨匠である竹内栖鳳の大規模回顧展が開かれるというので、
このチャンスに是非見たいと思い、足を運んだ。




京都市京セラ美術館
https://kyotocity-kyocera.museum/

https://kyotocity-kyocera.museum/exhibition/20231007-20231203
京都市美術館開館90周年記念展
竹内栖鳳 破壊と創生のエネルギー
2023年10月7日-2023年12月3日






竹内栖鳳(1864―1942)は京都で生まれ、
日本画家・幸野楳嶺に師事して日本画を学び、
のちヨーロッパを訪れパリ万博や欧州を視察した。
(当時の京都市や京都府、政府の意向があったという)

その時のヨーロッパ旅行において西洋絵画に影響を受け、
日本画に西洋画の技法を取り入れ、
硬直していた日本絵画に革新的な画風を確立していったという。


写生を重要視し、これまでの日本画における狩野派のような、
手本をまねび、それを踏襲するだけが画業なのではなく、
自分の目で見た対象そのものを忠実に写し取ることを旨とした。

動物を多く描いていて、虎やライオン、雀、猫、そして烏など、
大量の動物画が展示されていた。

栖鳳の画法はとても迫力があり、
屏風絵もかなり大型のものばかりで、
大画面に描かれた虎やライオンがものすごい迫力で迫って来る。






ライオン(獅子)も鋭い目や毛並みなどが緻密に丁寧に描かれ、
まるでその対象の内面や性格まで手に取るように分かるかのようだった。
獅子の孤高の姿に気品さえ感じられたり、
虎は若々しい獰猛さや、野生の鋭さなどか写し取られている。




欧州に視察に行った時に見たと思われるローマ遺跡を描いた、
「羅馬遺跡図」は新発見のものだということだ。
ターナー的な静謐さがあって、西洋的でありつつ、
日本画としても成り立っていて不思議な感覚になった。


栖鳳は西洋の写実的な技法も学びつつ、
日本絵画を従来の枠にとらわれない自由な表現で革新していったのだ。


殆どの作品は写真撮影禁止だったが、4点のみ撮影可能だった。
そのひとつが「絵になる最初」(1913年)で、
重要文化財に指定されている作品だった。


モデルの女性が着物を脱ぎ、ヌードになる寸前に恥じらう様子を描いている。
頬が少し桜色に染まっているのがいじらしく感じられ、
顔を隠そうとしている手の表情が指先一本一本まで繊細に描かれ、
モデルの恥じらいを上品に表現していた。

画面の大半を占める着物の柄はモダンで印象的で、表情さえ感じられる。
下に伸びた帯の柄も効果的に描かれている。
背景に描かれている障子の模様には、
まるで浮き出ているようなレリーフ柄が描かれていて、
画面を華やかにしていた。



下絵も撮影可能だった。
太い線で描かれていて、本作の繊細さとは違う力強い描線だ。




もうひとつ撮影可能だったのは虎図で、
対になった屏風絵だった。
大型の屏風絵でこれも迫力があった。
日本画独自の繊細な線描で、忠実な写生で虎の生態を正確に描いていた。
獰猛というより、どこか品格の感じられる虎だった。




下絵も公開されていた。
同じ大きさの屏風に単色で描かれていて、
単色だけにこれも迫力満点だった。



栖鳳以前は虎や獅子(ライオン)は日本画では
想像で描かれることも多かったというが、
栖鳳においてはじめて、
生きているかのように実物に忠実に描かれるようになったという。
日本画という決まりごとや制約の多い画法で、
それはやはり革新的な技法だった。

しかし栖鳳は初期には狩野派や四条派などの伝統的な技法も学んでいた。
日本画の基礎があるからこそ、革新も可能だった。
基礎が大事なことを改めて感じた。


また栖鳳は川魚料理屋の生まれだったそうで、
そのせいで鯖や鰹などの鮮魚も多く描いていた。
とても律儀でリアルすぎるくらいだった。
動物も鶏や兎などは自分の家の庭で飼い、それを写生したそうだ。
徹底して写実に拘った栖鳳らしいエピソードだ。

他にも雀や烏の絵も沢山あった。
猿、兎、やはり動物の絵が圧倒的に多い。
兎は可愛らしくというよりひたすらリアルに捉えていた。




全体を見て、とてもダイナミックな画風だった。
そして描かれた動物に品格がある。
写実を通して動物の内面にまで迫ろうとしたかのような、
その作風のせいなのかなと思った。



最後に可愛らしい犬の絵があった。
「清閑」と名付けられた絵で、これも対象に忠実に写生したと分かるが、
これだけはまどろむ仔犬の絵にこちらも少し安らかな気持ちになった。



美術館の中庭は東山を背景に、少し木の葉が色づいていた。
よい環境の中で写生に力を尽くした栖鳳の作品を見ることが出来て、
些かせわしない気持ちでいた心が少し潤うような気がした。


(絵は撮影可能だったもの以外は公式Xより引用)



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RE_PRAYの意図・眼鏡を買ったこと

2023年11月15日 | 羽生結弦
CSで録画しておいた羽生結弦アイスストーリー「RE_PRAY」を折にふれ、
少しずつ見ている。
にゃちだーやさんのレクチャーをもとに、これはこういう意味だったのかな?
とか。
(にゃちだーやさん、連日トレンド入り)


でも、あまりRE_PRAYのモノローグの意味を深く考えすぎると、
肝心の羽生結弦の演技を見るのが疎かになってしまう。

現地のたまアリで生で見た時は、
羽生選手の演技に圧倒されっぱなしだったからだ。
その第一印象を大事にしたいと思うようになった。

モノローグの意味はこれからゆっくり咀嚼してゆこうと思う。






とくに初日に見た時には衝撃だったのでその印象が強烈に残ってる。
それを忘れたくないという思いがある。
時が経つとどんどん記憶が薄れてゆき、忘れてしまったこともある。。
それが情けない(T_T)。
それでもあの時の鮮烈だったという記憶はどこまでも残るはずだ。


何より、RE_PRAYのオープニング、
ステージ側・スクリーン前の上方の天井に四角い囲いが作ってあって、
そこが四角く光っていて、
ショーが始まるとそこに薄絹がカーテンのように垂れ下がって来る。
羽生結弦がその薄絹の中で、フードのついた白装束を纏い踊り出す。
光る羽根が降り注ぐ・・・
その最初の場面を見ただけで衝撃を受けた。

テレビ画面で見るより、現地の方が何十倍もきれいだった。
カーテンを照らすライトの光の色が薄い水色で、形容しがたいほど美しく、
その場面だけでひとつの作品だった。




羽生選手がアイスリンクに滑り出すと、大して漕いでいないのに
すーっと縦横無尽にリンクをまるで泳ぐように行き来し…
海の底を人ならぬものが泳いでいるように見えた。
夢のような光景が目の前に広がっていた。
「いつか終わる夢」で感動したことを記憶に留めたい。




演技の最後にカメラに向かい、カメラをあえて使う演出も羽生選手らしかった。



2番目の演目の椎名林檎さんの曲で
般若心経が流れて来た時は度肝を抜かれた。
「摩訶般若波羅蜜多」





リンクの中央に一直線上に真っ赤なライトが当てられて道のように見え、
その中で羽生選手が演技する。これも衝撃的だった。
もはやただごとではなかった…
始めの2プロだけで衝撃だった。

自分の席はロングサイドだったため、赤い道はリンクを横切る形で見えた。
それが衝撃的だった。
テレビは正面から映していたが、
ロングサイドから見た時の衝撃はとんでもなかったのだ。




羽生選手はスケーターでありアーティストであり、
エンターテインメントでもある、というが、
エンタメという範疇からとうに超えていると思った。

芸術選奨に推奨してもいいくらいだと本気で感じた。
もちろんMIKIKOさんの演出が素晴らしく、
羽生選手の意図を汲んだ絶妙な仕掛けがあったおかげでもあるけれど。




RE_PRAYはショーであると同時に強いメッセージが込められている。
しかし、それが社会情勢や政治というような高尚なものでなく、
誰にでもわかりやすい平易な言葉で綴られ、
パーソナルな、自分事として普遍的なメッセージを提起する。

そして答えをパフォーマーが自ら与えるのでなく、見る者に考えさせる。
メッセージはあるが、その答えは見る者にゆだねられるのだ。
その余韻があるからこそ、RE_PRAYの世界観をずっと深堀りしたくなる。

これは、これこそ、単なるエンタメではなく文学の在り方、
演劇や舞台、映画の在り方と同じだ。
RE_PRAYはその域に達している。
まるで一本の映画を見たような、
ひとつの舞台を見終えた時のような余韻と感動があった。


・・・もちろんこれをたった一人のスケーターが、
一人で演じ、ひとつの作品を作る、というのには
想像を絶する鍛錬が必要だったはずだ。
肉体を酷使してこそ作品としてそこに出来上がるのだから…。


いつまで羽生結弦がこのタイプのストーリーを演じ続けられるのか、
それは分からないが・・・
彼がそれをしたいと思う限り、体力が続く限り、
見せたいと思ってくれる限り、
あの素晴らしい作品を、見られる機会に見ておきたい・・・。


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*東和薬品のスペシャル対談
羽生結弦選手の目指すものが見えて来るような発言─


東和品質スペシャル対談#03「大事にしたいこと 共通していること」
https://youtu.be/-hbeGNfKQ3M?si=Z__M2KMuCL5OFxN-
東和薬品株式会社






フィギュアスケートを知らない人でも面白いねと思ってもらえるように、
一般の人が見ていいねと思ってもらえるようなものを目指したい。
それが今回のツアーでも目指していたものだろう。
随所にその工夫が見て取れたからだ。
スケートで出来るさまざまなこと。多彩な動き。
それが羽生選手のスケート。根本にスケートがある。
スケート一途だからこそ、スケートに根差した考えだと思う。


「東和品質」スペシャル対談 3 全文
https://www.towayakuhin.co.jp/special/2023/interview03/

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WINTER SLEEP 2023 キャンペーン第1弾
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また3種セットプレゼント対象商品をお買い上げいただいた方には
ノベルティ全3種(計3点)をプレゼントいたします。
予約受付期間
2023年11月15日(水)11:00 ~ 2023年11月20日(月)10:59

キャンペーン開催期間
2023年11月20日(月)11:00 ~ 2023年12月5日(火)10:00



うーん…。
クリアファイルは欲しいけどだいぶ散財したので今回はパスかな(>_<)
安いものでは3,990円からあるが



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Yuzuru Hanyu ICE STORY 2nd"RE_PRAY"
公式サイト
https://repray-icestory.jp/



公式X(Twitter)
Yuzuru Hanyu ICE STORY 2nd “RE_PRAY” TOUR
https://twitter.com/repray_icestory


*RE_PRAYグッズ 
-GOODS- 
https://repray-icestory.jp/goods.html

・“RE_PRAY”OFFICIAL GOODS
https://axelstore.net/series/re_pray_officialgoods/item_list.php

・ORIGINAL GOODS
https://axelstore.net/series/originalgoods


Yuzuru Hanyu ICE STORY 2nd “RE_PRAY” TOUR

*佐賀公演、横浜公演の日程
https://repray-icestory.jp/schedule.html

佐賀公演 会場 SAGAアリーナ
公演期間 2024年1月12日(金)/1月14日(日)

横浜公演 会場 ぴあアリーナMM
公演期間 2024年2月17日(土)/2月19日(月)


*佐賀公演の詳細*

-佐賀公演-
1月12日(金)16:30 18:00
1月14日(日)14:30 16:00

*佐賀公演のチケット申し込みは終わった─
・当選結果発表:11月17日(金)

チケットリセール
リセール受付期間:2024年1月5日(金)10:00~1月7日(日)23:59
抽選結果発表日 :2024年1月10日(水)18時予定
受付サイトはテレ朝チケット

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ANAトラベラーズオンラインツアー 
特別企画 機長・羽生結弦の旅路
視聴可能期間: 14日
販売期間
2023年9月27日(水)14:00〜12月17日(日)18:00
アーカイブ 5,400円
アクリルスタンド付きアーカイブ 9,000円


https://penguin.ana.co.jp/
12月まで申し込みが出来る


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HANYU YUZURUチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UChXVX37lFVqMfYWNsDvqhdQ/videos

↓羽生結弦公式X(twitter)

羽生結弦official_Staff公式
https://twitter.com/YUZURUofficial_


羽生結弦Instagram
https://www.instagram.com/yuzuruofficial_/


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*ディズニープラスで羽生結弦アイスストーリー「GIFT」配信
ディズニープラス・スタンダードだと月額990円。
プレミアムは1,320円。自分でプラン移行の手続きが必要

ディズニープラス プラン改定のお知らせ
https://disneyplus.disney.co.jp/members/plan


*ディズニープラス「GIFT特別版」
インタビューや舞台裏など30分の未公開シーンも含めた特別版

↓ディズニープラス 配信期間なら何度でも
https://www.disneyplus.com/ja-jp/home

*ビートルズのゲットバックセッションもディズニープラスで見られる


・NHKプラスの見逃し配信 「京いちにち」も見られる

NHKプラス 
https://plus.nhk.jp/

ご当地プラス
https://plus.nhk.jp/local/



*羽生結弦関連テレビ*

・11/16 8:00~ KBS京都
西川メイキング

・11/19(日) 8:00~8:30 BS日テレ 
「職業羽生結弦」の矜持 再放送

・11/26(日) 23:00〜 テレビ朝日
関ジャム完全燃焼SHOW
武部聡志特集
羽生結弦から貴重な証言も…!

・12・7(木) CSテレ朝Ch2 
Yuzuru Hanyu ICE STORY 2nd “RE_PRAY” TOUR
午後5時~埼玉公演 第2日「録画」


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*羽生結弦選手関連の書籍*

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VOCE (ヴォーチェ) 2024年1月号 [雑誌]
スカルプブラシ付録版
980円
11月22日



・デジタルTVガイド全国版 2024年1月号 雑誌 –
2023/11/24

・羽生結弦 notte stellata 写真集[3冊セット]
¥10,000
2023年11月30日頃
販売元:BS日テレ
A4判 本文各96頁×3冊
(日テレはA4クリアファイルつき)

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【 限定生産・特典つき 】
YUZURU 羽生結弦カレンダー2024 壁掛け版
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2023年12月07日頃
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YUZURU 羽生結弦カレンダー2024 卓上版
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2023年12月07日頃
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スポーツニッポン新聞社
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2023年12月07日頃



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2023年12月07日頃



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羽生結弦 「notte stellata」【Blu-ray】(オリジナルポストカード)
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2024年2月



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*ひどい乱視で、お月さんが3重くらいに見えるし、遠くが良く見えない。
が、今まで眼鏡をかけたこともなく、
コンタクトレンズも嵌めたことはなく、ほったからしにしておいた。
遠くがはっきり見えないが、通常生活に支障はないため、
だらしない性格の自分は見えさえすればいいと、そのままにしていた。

けれども、さいたまスーパーアリーナへ行くことになって、
もしかして…A席だからリンクから遠い。
このままだと羽生選手の姿がはっきり見えないのではないか…、
そう思って、とうとう一念発起して眼鏡を作ることにしたのだ…。

眼鏡屋さんへ行ったら、乱視ではなく強度の近視だと言われた。
(最近は老眼も少し入ってる)
自分の目に合ったレンズを作ってもらい、
その日に眼鏡が出来上がった。

たまアリの羽生結弦をしっかり見たいがため、
生涯で初めて眼鏡を作ったのだ。

そのおかげでA席からでも今までが嘘のように羽生選手がくっきり見えた。
眼鏡を作って良かったと心から思った。
くっきり見えたからこそ、あの感動もあったように思う。
でも今まで何を見ていたのか(>_<)
もっと早く眼鏡を持つべきだった(>_<)
でもまだ遅くない。
きっとこれからでも羽生結弦を見る機会はあるはず‼️




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スケートは生きている証

2023年11月13日 | 羽生結弦

急に寒くなり秋なのに、もう冬になったようだ。
早朝にパーカーを着て散歩していても寒くて仕方がないし、
洗濯物は乾かなくなって来た。
季節が巡るのが早すぎて気持ちが追いつかない。。


--------------

日テレで深夜に放送されたNNNドキュメント「職業・羽生結弦の矜持」、
深夜は寝ているので翌朝録画しておいたものを見た。

想像以上に凄まじい練習量に言葉がないくらいだった。
たったひとりでここまで追い込むことが出来る、
羽生結弦の精神力・気力に、どれだけ努力をしているか、
どれだけ鍛えているかに改めて気づかされ、慄かされた。




競技時代より強度の高い練習をしていて、
いつ壊れてもおかしくない、でもギリギリの練習をしないと上手くなれない─
怪我するかしないかの闘いなので毎日緊張する、と。

そこまでの覚悟でプロになったからこそ、追い込んでいるのだ。



番組はソチから平昌、北京オリンピック、
プロ宣言などの振り返りも挟みつつ、
拠点のアイスリンク仙台での練習風景を映していた。

撮影日は7月18日と7月末いうことだから、
羽生結弦が6月のファンタジー・オン・アイスに出演のあと、
テレビ出演など、忙しくいろんな仕事をこなしていた時期だ。




西川のCM撮影の日を追っていたが、
たった20秒足らずのCMとメインビジュアルの撮影に、
8時間も費やしていたという。
他のテレビ出演やスポンサーの仕事にもおそらく
それくらいの時間をかけていたと思うと言葉もない…。
そのあと少しの仮眠をとったあと、すぐに深夜練習に挑むという。

「滑らないとどんどん劣化していくので」
だからどんなに忙しくても練習は欠かさない。
そこまで彼を駆り立てるものは何なのだろう、とも思ってしまった。


北京オリンピックでミスをして表彰台を逃した時のこと─、
「夢だと思ってやっていたものが崩れてしまって
言葉に表せないほどの悔しさしかなかった」
「積み上げて来たものはすべて無駄だったと思った」

それほど悔しい思いをしていたとは…
うん、松岡修造を前にして泣いていたものなあ…、
それはそれは悔しかったはずだ。
負けず嫌いのあの羽生さんがどれだけあの北京で挫折を経験したか、、
それでも踏ん張って踏ん張って、考え方を前向きに変えて、
努力を続けたいと思ったという。
そう思うまでに激しい葛藤があったはずなのに、
常に前向きでいられる精神があるからこそ、
どんな挫折にもめげない強さが培われて来たのだ。





そしてプロに転向する時に感じた怖さ─。

「もう応援してもらえなくなるかもしれない」・・・
「羽生結弦選手から羽生結弦さんに変った時に、
終わった、と思われたくないっていうか、すごく怖かった」

「競技者としての羽生結弦が好きという方もいらっしゃるし」
「緊張感とギリギリの難易度の所でやっているからこそ
一緒に戦っている感覚だったり
競技ならではの感覚が好きと言って下さる方が沢山いらっしゃったので…」



確かに競技者・羽生結弦が好きで、だから応援していた、
という人がいるのを知ってる。
それも良く分かる…
10年以上、競技者としての羽生結弦を見続けて来て、
競技者としての羽生しか知らなかったわけだから。
試合で戦っているからこそ彼を応援していた─

だからこそ、羽生選手本人は怖かったのだ、
プロに転向することにどれだけの決意が必要だったか、
思い切りが必要だったか。
迷いもずいぶんあったのだろう。



しかし、このドキュメントで競技時代以上に自分を追い込んで、
極限まで自分を高める努力をしている羽生選手を見ると、
なんら競技時代と変わらない闘志を燃やして一途にスケートに打ち込み、
自分を向上させようとしている羽生選手を見ると、
自分はかえって頑張れと応援せずにはいられない。





練習風景ではバラード第1番、レットミー、
阿修羅ちゃんやオペラ座、そしてSEIMEIで滑る所も映っていた。
曲だけではレッツゴー・クレイジーもかかっていた。
ショーに向けてどの曲を滑るか、試していたのかもしない。
4回転も3Aも何度も跳んでいた。軸の真っ直ぐなきれいなジャンプだ。

1曲滑り終えるとすぐさまスケート靴を脱ぐ。
ショーのシミュレーションをしていたのだ。
ショーでは5分の間に衣装を着替えなければならないからだ。






練習風景では滑ったあと倒れ込む場面もあった。

あまりにも辛くてしんどくなったら
「楽しい、楽しい」
とあえてポジティブな言葉を自分にかけてもうひと踏ん張りする。
誰も励ましてくれる者はいない。孤独な練習だ。
自分を自分でコントロールしなければならない。
それでも精神力を鍛えるため、あえての追い込みなのだろう。


「競技時代は成績が良ければそれでいい、僕次第だと思ってた」
プロになって、いろんな人に支えられるようになった、
自分は出来る時に演技の質、耐久力、持久力を上げていく・・・


単独のショーでは持久力が必要だ。
競技時代より、さらに厳しい条件だ。
誰も挑戦したことのない単独アイスショーというジャンルを成功させるには、
アマチュアよりさらにハードな枷が出来たのだ。

競技の縛りがなくなって自由がなくなった、と言っていたと思うが、
そういう理由だからだろう。

「今は先は見えない、真っ暗でしかない」と言う。
しかし
「だからこそ真っ暗だからこそ無限大の可能性が広がっている。
これは強がりでもあるし、楽しくはないけれどそれでもいい、
とりあえず今を生きよう、目一杯滑り切ろう」


プロになって、単独アイスショーという新しいジャンルを切り拓いたが、
怖さも感じているのだろう、
自分がどこへ行くのかどこへ行きたいのか、行きつきたいのか、
自分でも分からないのかもしれない。
先は真っ暗でしかない・・・、
誰も歩んだことのない道を歩んでいるのだから当然かもしれないし、
体がいつまで持つかも分からない。
そういう怖さも当然あるだろう。

今前にある、やるべきことをただ頑張ってこなす。
今、やれることを精一杯やって、結果を残す。
それが何らかの評価やみんなの記憶に残ってゆく。
自分のしたこと、残したことが、
それが羽生結弦がこれから歩んでゆく道標になるに違いない。


最後にナレーションが「スケートは自分が生きている証」と語り、
back numberの「水平線」が流れた。

今まで、自分は応援するということが何なのか良く分からなかった。
平昌オリンピックでも北京オリンピックでも頑張れと思っていたはずだが、
それが応援するということだったのだろうか。

ただ羽生選手が好きで、その演技が見たい、見ていたい、
というだけの思いで見て来た。
それは応援する、というスタンスとは違うような気がしていた。

が、今こそ羽生結弦を応援しようと思い始めた。
先が見えない、真っ暗だというプロの世界、
そこを歩み始めた羽生選手をぜひ応援したい。



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*佐賀公演、横浜公演の日程
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佐賀公演 会場 SAGAアリーナ
公演期間 2024年1月12日(金)/1月14日(日)

横浜公演 会場 ぴあアリーナMM
公演期間 2024年2月17日(土)/2月19日(月)


*佐賀公演の詳細*

-佐賀公演-
1月12日(金)16:30 18:00
1月14日(日)14:30 16:00

■公式HP先行(抽選) 
・受付日程:2023年11月3日(金・祝)12:00~ 11月13日(月)23:59
・当選結果発表:11月17日(金)

テレ朝チケット
https://ticket.tv-asahi.co.jp/ex/project/RE_PRAY_SAGA


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販売期間
2023年9月27日(水)14:00〜12月17日(日)18:00
アーカイブ 5,400円
アクリルスタンド付きアーカイブ 9,000円


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*ビートルズのゲットバックセッションもディズニープラスで見られる


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ご当地プラス
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*羽生結弦関連テレビ*

・11/16 8:00~ KBS京都
西川メイキング

・11/19(日) 8:00~8:30 BS日テレ 
「職業羽生結弦」の矜持 再放送

・11/26 23:00〜 テレビ朝日
関ジャム完全燃焼SHOW
武部聡志特集
羽生結弦から貴重な証言も…!


・12・7(木) CSテレ朝Ch2 
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午後5時~埼玉公演 第2日「録画」


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*羽生結弦選手関連の書籍*

・VOCE (ヴォーチェ) 2024年1月号 [雑誌]
スカルプブラシ付録版
講談社
980円
2023年11月22日
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2023/11/24

・羽生結弦 notte stellata 写真集[3冊セット]
¥10,000
2023年11月30日頃
販売元:BS日テレ
A4判 本文各96頁×3冊
(日テレはA4クリアファイルつき)

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能登 直
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2,420円
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著者/編集: スポーツニッポン新聞社, 長久保 豊
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るるぶ編集部
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2024年2月



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今朝は珍しく5時47分まで寝ていた。
いつもは4時30頃には目が覚めてしまっていたのに。

今までがよく寝られなかったからさすがに寝てしまったのだろう。
寝坊した、と思うと同時にほっとしたりする。
睡眠障害があるのでよく寝られないからだ、、
体がどこかで寝ようとしていたのに違いない。
また明日は寝られないかもしれないが…



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