最近の京都

7月はフィギュアスケートにとっては
新シーズンの始まりなのだそうだ。

グランプリシリーズのアサインが決まり、
各フィギュアスケートのブログはその話でもちきり。
羽生はスケカナとNHK杯。
真央はスケアメとフランス杯。
さと子さんはカナダとNHK杯。
さと子は日本ではトップだったからN杯なのかな。
真央はフランスとは相性がいいらしいので良かったのでは。
しかしメドベと当たるのか。
ちょっとつらいか。

そんなことはさておき。


7月に入ると、
京都は町がすべて祇園祭一色に染まっている…はず。
全然関係のないヨドバシビルでさえ、
一日中祇園囃子（録音テープ）
を流している…はず。
四条通も、アーケードの飾りつけを含めて、
やはりすべて祇園祭モード…のはず。

7月1日から稚児のお千度などもう行事が次々とあるので、
これからはスーパーでも祇園囃子が響き渡る…はず。


京都では、いろんなことが起こっていた。

まず南座が耐震不足で使えなくなった。

京都で唯一の芝居小屋が…。

南座で行われる予定だった玉三郎と鼓童（字は？）の公演は、
京都駅ビル内の京都劇場に変わった。
例年南座で行われていた五花街競演の「都の賑わい」
という踊りは、祇園甲部歌舞練場に変更になった。
そのほかロームシアター京都に振替のものもある。

そして、年末の顔見世は、
先斗町歌舞練場で行われるとのことだ。
何とか顔見世は行われるらしい。
南座よりは狭いらしいが。
南座もそんなに広くはなかったと思うのだが。

だけども今年は南座の前にまねきが上がらない、
のは何とも寂しいことだ。
年末の風物詩として、
毎年普通のように眺めていただけに、
その普通がなくなることは、
こんなにも気持ちが落ち込むものなのか。

今年だけなのだろうか。

耐震不足、という報道が出ただけで、
耐震補強のための工事に入ったという話は聞かない。
放置状態なのではないのだろうか。
来年、南座で
ちゃんと顔見世が出来るようになるのだろうか。
それまでに補強が出来るのだろうか。
何か不安がいっぱいの情報である。


京都市美術館も古くなって来たので改築するという。
外観はあまり変えず、明治に出来たものを踏襲し、
常設展示できるスペースを増やすという。

ここは3年間、工事に入り、その間休館するという。
市美術館にはもう何年も行ってないが、
3年間というのは長い。
おもに海外の画家の作品を、
東京から流れて来たものを展示していたな。
いざ閉館となると寂しいこっちゃ。


京都迎賓館が通年公開される、
というニュースもあった。

これまでは非公開で、
海外の要人が来るときだけ使う場所だった。
使うのは年に1、2回だけ、それ以外は放置状態だったので、
これは良かったのではないだろうか。

試験公開という形で、春に抽選で市民を無料で招待し、
公開され、好評だったので、通年公開の運びとなった。
入場料は1200円。
って、やっぱり取るんかい、金を。
…まあしょうがないか。

京都迎賓館は御所の中にあり、
現代の伝統工芸作家が技術の粋を尽くして、
隅々までを飾り付けた。
現代工芸の作品を見るという点でも
重要な場所なのではないだろうか。
行ったことがないから知らないけど。


それとともに、桂離宮、
修学院離宮の公開の条件も緩和される、
と聞いた。

ともに宮内庁の管轄だったはず。
天皇の離宮なのでね。

これまでは往復はがきなんかで応募して、
行く日にちも向こうから決められていたような気が。
ともあれ行くのにはとてもハードルが高かったと思う。

調べたら、オンラインでも参観申し込みが出来るようだ。
http://sankan.kunaicho.go.jp/order/index.html
でもやっぱりハードルは高そう。


昨今の観光客の増加で、
いろいろと京都も対策を考えているのだ。

イスラム系観光客のために、お祈りの場所を設けたり、
ハラル系？の食事を出すカフェが増えたり。

伏見稲荷では洋式トイレを採用した、
というニュースもあった。
外国人観光客向けの通訳の出来るタクシーを駅に配置したり。

観光対策のために、結構攻めているのだな、京都も。

円高のため、これからは外国人は減ると予想するけれど。


由々しきことは、二条城のバス駐車場の問題、
仁和寺前のコンビニ、駐車場設置の問題、
そしてあの下賀茂神社のマンション
問題などがあるのだが…。
それらはまたいずれの時に。




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