ファルコンＳの傾向

今回は少し趣を変えて。

ファルコンＳ
まず御託は良いので、これまでの坂のある中京１４００ｍで３着した馬のどのあたりが向いたかをコメントします。
２０１２年（重馬場）
１着ブライトライン＠今ではダートの強豪ですが、この馬はここまでマイルから２０００ｍを使って、坂のあるアーリントンＣでジャスタウェイの７着があるのですがこれが０．３差、５００万は１８００芝で勝っていてスタミナ十分で坂もこなす、ラジオＮＩＫＫＥＩ２歳Ｓでも５着していて地力は申し分なし、あとはスピードに対応できるかでした、終わってみると上がり最速で勝利。
２着レオンビスティー＠この馬は未勝利を１４００Ｄを上がり最速で勝利、その直後の中山オープン１２００芝は先行抜け出しで勝利、シンザン記念は８着とさえず、本番は１２番人気で大駆けでした、ダート１４００で上がりの良い勝ち方ができるならタフさはあるし坂も克服済みでした。
３着この馬は７月の京都で勝てず、北海道の１２００ｍを差して２勝して、中央に戻ると京王杯２歳Ｓでレオアクティブの２着、朝日杯ＦＳでアルフレードの６着、ともにレオアクティブには先着されたものの、このレースではレオアクティブが内の悪い馬場を通ったせいでこっちが上に。

２０１３年（良馬場）
１着インパルスヒーロー＠新馬は２着もその後東京１４００芝を２連勝、出遅れて差し切りと、２番手で抜け出し余裕の勝ち方と器用さと地力はありました、ただこの馬は急坂のコースは未経験で、経験を凌駕する力があったということでしょうう、実際その後のＮＨＫマイルＣ２着でした。
２着カシノピカチュウ＠この馬は中京を考える上で面白い馬です、というのもこのレースまで９戦、１２００Ｄを新馬勝ちも、その後は芝ダートといろいろ使って、中京の１４００芝を１７番人気でラインミーティアの２着、東京で３着のあと、藩士１４００し芝で４着も上がりは最速、とにかく坂では他が苦しむ分伸びてくる、というタイプで先行も差しもするというのは１着の馬と同じ感じ。
３着エールブリーズ＠この馬はカシノに比べるとフワっとした感じ、新馬はコパノリチャードの２着のあと順当勝ち、関東遠征のひいらぎ賞はまくって出て４着、勝ったのはマイネルホウオウでしたが、その後シンザン記念は７着、そして京都１４００で上がり最速でプリムラブルガリスの２着、次の阪神１４００芝は出遅れて追い込み、カシノほどではないですが追い込んでました、人気になかなか応えない馬で、５番人気もここでは３着に、地力はあったということでしょう。

ということで、これを傾向にまとめると、まだたたき台ですが。
①地力か差す脚そしてタフさは必須、ただしスピードを見せていないのは危ないかも。（レベルの高いレースでそこそこ来ているか圧勝がある、差し脚は上がり最速とかそのあたりに注目、タフさはダートや厳しいレースでしぶといとかを見ておくと）
②１４００以上での５００万以上での実績は必要。（５００万３着以内くらいは欲しいが）
③勢いか急坂コースの適性が必要、過去のレースをよく見ること。（勢いは連勝とか強いとこに善戦続きとか、急坂は中京、阪神、中山あたりを見る）
⑤坂でないコースでの勝負付けを鵜呑みにしない、過去のレースを総合して向くか判断。

曖昧ですが、２年しかデータが無いので、カチっとすると例外が簡単に出て来るので、来ないは雰囲気でｗ。
行く馬はそこそこいるし、今日の中京の感じだと遅くなっても結局直線で地力の勝負になるので、そこで本領が試される感じ。
あと、中山と阪神は今時計のかかる馬場だけにさらに顕著に傾向にひっかかる可能性も。
では予想。
◎タガノグランパ＠決め手も地力も脚質も不問、全て揃って今回は勝利経験のあるコースで差せる、これに勝る馬がいるか、という問題になってくる。
○ショウナンアチーヴ＠中山で決め手が生きるように坂は苦にしないし、スピードも決め手も上位、からまつ賞の切れ味なら◎を脅かすかも。
▲カラダレジェンド＠まだ未知な部分も多く、センス抜群ならここも通用するだろうし、凡走する可能性も結構ありそうな馬、この馬についてはもっと考えようかと。
△サトノルパン＠前走の決め手は凄い、ただスピード面で不安が、追いかけると伸びがもう一つになるレースも見られて、距離は向きそうも、中京は意外とコースも狭いので。

他は軽く、差しに徹すると恐いタガノブルグ、逃げも坂コースは崩れていないウインスプラッシュ、前走京都１４００も上がり最速は注意、２着の新馬のメンツがハイレベルなビアンコカンドーレ、前走の決め手に一応注意のテーオーソルジャー、あたりまで。
２年連続で二桁人気が来てるので、ウイン、ビアンコあたりは絡めておいても良いかも？
自分は一応紐に入れます。
あとはごちゃつくことも多いので紛れは頭に入れておくべきかも？
多少の紛れも考えるべきでしょうね。

では。