ただの偶然なのですか

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ドラマ「Tomorrow」第7話の感想

2008年08月20日 | ドラマ
田中実さんが医師役でレギュラー出演しているドラマです。
6話目までは毎回十数秒しかお姿を拝見できませんでしたが、7話目にしてやっと実さんの演技を堪能することができました。
『警視庁捜査一課9係』にご出演のときも医師役でしたが、同じような白衣姿なのに今回はまったく別人のようです。
田中実さんのキャラクターの演じ分けの上手さには、いつも感服させられます。
表情や話し方はもちろん、体のくねらせ方とか手で演技したり、本物の役者さんだと思います。
第7話では、医師としての使命感と私情との間で葛藤する演技が素晴らしく、揺れ動く心情がとても伝わってきました。

ドラマ全体のストーリーは、潰れかけた地方の市民病院を再建しようと、竹野内豊さんが演じる医師と菅野美穂さんが演じる看護師の二人が中心になって奮闘するヒューマンドラマです。
重いテーマを扱っているのですが、医学に素人の私が見ても「そんなの、あり~?」と思えるような、偶然すぎる事故やウルトラC級の緊急オペの数々など突っ込みどころが満載で、リアリティに欠けているような気もしますが、ドラマだからいいのでしょうかね…。
医療にはお金がかかるという現実と、目の前の患者を助けるという人道的な使命。この二つのテーマのぶつかり合いが、あまりに極端すぎるような感じもします。
ヒューマニズムだけでは解決できない医療の現実問題の数々について、最終回までにどう落とし所をもっていくつもりなのでしょうか…。




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