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「ウルトラマンメビウス」第44話「エースの願い」の感想

2007年02月19日 | お気に入り
「優しさを失わないでくれ。…たとえ、その気持ちが何百回裏切られようと。」
なんと重くて酷な願いなのでしょう…。
こんなにも身勝手な人間を、ウルトラマンは命がけで守ってくれている。
それでも「人間が好きだ」と言ってくれる。

今回は、卑劣なヤプールの心理戦と、身勝手なヒルカワによって、
暗黒面の力を見せつけられました。
暴力や悪意は、優しさや愛の十倍くらい強いのではないかと、日々のニュースなどでも感じられて、暗澹とした気持ちになりますが…。

でも、「離れていても心はいつも繋がっている」のですね。
そう信じる力が勇気になるのですね。
悪意に立ち向かうためには、大多数の善意ある人々が勇気を出すことが必要だと思います。

そして、北斗星司さんと南夕子さんの心もずっと繋がっていたのですね。
映画を見たときも思いましたが、ヒーローは何歳になってもヒーローですね。
北斗星司さんは、使命感に燃える姿が、若い頃よりさらにヒーローらしくて、内面の熱いものが感じられました。
南夕子さんも、内面の優しさが顔に表れていて、お二人とも素敵に歳を重ねられたことが感じられました。

そして、次週は「たくらみ」…。

ミライくんの「僕達は何のために戦ってきたんだ…」の言葉が胸に刺さります。
人間に失望しないで欲しいですが、ミライくんが痛々しくて見ていられません。
このままでは、ミライくんが殉教者になってしまいそうです…。