ただの偶然なのですか

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「僕の歩く道」第6話の感想

2006年11月15日 | ドラマ
今回は、飼育係の古賀さんが自分にも自閉症の息子がいることを都古さんに初めて打ち明けました。古賀さんは、自分の子が自閉症だと認めることができなくて、そのことが原因で奥さんと離婚していました。
我が子に障害があると知った時、親は強いショックを受けます。絶望と不安の中で、この苦しみを分かってくれる同じ立場の人と話をしたいと思います。一番身近に居る同じ立場の人は、妻であり夫であるわけですが、二人とも気持ちが混乱しているので、すぐには我が子の障害を受け入れることができないこともあります。日頃からちゃんと向き合って会話をしている夫婦なら慰め合い支え合うこともできるでしょう。しかし、語り合うことに慣れていない夫婦の場合は、問題に触れることさえできず、お互いの心にも触れられず、孤独感の中で夫婦でいることの意味さえも問い直さなければならないのです。誰もが、家族から逃れることはできません。自分の子がこうあってほしいというエゴを捨て、世間体も捨てて、ありのままを受け入れることができたとき、道は開けるのでしょうか…。
古賀さんは、自分の息子に会いに行くことができるのでしょうか…。