今度こそ、新しい時代へ!  井上ちあきblog

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どう思いますか?学力テスト

2008-10-02 | 教育
昨日の神戸新聞の記事に
「学力テスト 市町村別結果 13知事が公表賛成」
とありました。
兵庫など多くの知事は「市町村教委の判断を尊重する」
とありますから、文字づらでは兵庫も加西市教育委員会が
公表するならどうぞ、ということなのだろう。。。
新聞の書くことはそのまま真に受けるとえら目にあいますが。

学力テストとは 昨年40数年ぶりに復活をして
今年2回目が行われた「全国学力・学習状況調査」です。

私としては、昨年からこうした指標を公表すべきと
考えいますが、教育委員会サイドからは「学校はもと
より市町村にしたとしても過度な競争が生じる恐れ
があるとして公表にいたっていません」

昨年は県内でも神戸市や西宮市でも市全体の成績としての
正答率は公表されたようです。

また、福山市でも公表された上で、詳しい分析と対策
がHPにもアップされています。

本来は学校別の正答率を、その学校のPTAには公表
して良いと思いますが、そこまで行かずとも
市としての正答率は公表されるべきだと思います。

子供たちに対する学校教育を学力テストの正答率で
すべてが計る事ができないことは当たり前という
認識に立った上で、また学力が子供、そして人生の
すべてではないことは理解していますが、、、

学力の定着を判断する上で一つの指標とすることができると思います。

教育委員会サイドとしては議会答弁の中で「概ね良好
な結果」と回答しましたが、これでは不十分といわざる
を得ません。

良い結果なら胸をはって、さらに子供たちの学力向上に
取り組む方策を練る必要があり、悪いなら悪いで
どこに問題があるのか、学校と家庭が問題を共有する
必要があります。

市単位の成績を公表することで危惧される「過度な競争」
とはなんでしょうか?

多くの先生が日々懸命に取り組んでいらっしゃることは
私なりに理解しているつもりですし、子供の学力は
学校以上に家庭環境に要因するものも多いと言われます。

しかし、現状がどうだという以上に、義務教育期間に到達
する学力というものが子供たちの将来にとって、大きな
礎になることは現実です。
義務教育だから平等になどという神話は、高校受験を受ける
間際になってもろくも崩れてしまいます。
そして大学、就職と、より広い社会の同世代と競いあって
いくことになります。
そして生涯収入の差という現実に結びつく現実から
目そむけて、結果だけを子供たちに負わせるわけにはいきません。
もちろんいろいろな人生がありますから、その選択は自由ですが
選択の可能性を広げてあげるためにも、掛け声だけの「学力向上」
ではなく見える形として成果を検証する必要があります。

そのカンフル剤の一つが、市の成績公表ということにならないのか
と思います。


先生という世界の中の秘め事にするのではなく、
課題を家庭と共有することが大事なのではないかと思います。
こうした率直な姿勢が学校「対」家庭という対立軸ではなく
学校「と」家庭という信頼関係を強くする要因に
なるのではないでしょうか?


なかなか、ブログでは意を尽くせませんが、
この問題には賛否のあるなか、皆さんはどのように思われますか?


取り戻せ!加西の未来
井上ちあき










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