今度こそ、新しい時代へ!  井上ちあきblog

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11/28 北条地区の説明会

2008-12-07 | 教育
いよいよ最後になりました。
北条地区での説明会が健康福祉会館で開催されました。

まずは、内容は議論することになりますが、
こうした統廃合というタブー視されやすい
課題にとりくみ、11校区(10箇所)を説明してまわられた
取り組みに対して、教育委員会の事務局の皆さんには
本当にお疲れ様でした。
体力的に大変だったというだけでなく、意見交換を次の段階
に生かしていただきたいと願います。

さて、ここでの主な質疑は・・・

*パイロットスクールはいつから始めるのか
*専門家がそうして言うのであれば納得せざるを得ないが・・
*北条と富田を足すと600人くらいになるが、
  先生の負担が増えて目が行きとどかなくなるのでは?
*富田からの道のりでは、わっしょいの目が届かないのでは?
*統合後の人数で教室数が足りるのか?
*廃校施設はどうするのか?
   教育長 ⇒ 売却・転用など難しい問題
*北条鉄道と使った通学を考えてはどうか
*北条小の人数が増えて、東小を作った
  そのときにはすでに将来人口減になることはわかって
  いたのではないのか?
*子供の視点に立っていない
*企業誘致などの人口対策と平行してやるべき
*少人数学級が良い、という方向性になっていきているのではないのか
*まず耐震工事をさきにやってくれ
*パイロット校がなぜ必要なのか理解できない


ですぎたこととは思ったのですが、受け入れ校の「学校名」
「校歌」「校章」こうしたものに変更はあるのか?と
お尋ねしました。もちろん他の校区の説明会でも
事務局から吸収ではなく統合なので、こうしたことも当然
検討しなければならないこと。とコメントがあったとおりです。

こうしたことで粗をみつけようということではなく、出来上がる
ものと事前のイメージが違うことが良くないということです。

受入れ側とて、大きく変化があるということは想定する必要
があります。


いよいよ、明後日、火曜からは一般質問、そして総務委員会と
集中的にこの問題についても議論の対象となります。
是非ご注目ください。

この一ヶ月、教育委員会とともに全会場をまわりましたが、
総じて、頭から統廃合反対を唱えるつもりはありませんが、
説明を聞く側として「納得感」の薄いものであったといわざ
るを得ません。


それは①財政が厳しいから、統合したいという割には
    数字の情報提供が少ないこと。
    ⇒ この案にいたる検討段階で数字を検証しているのか
      疑問に思われてしまう。
      また、他の選択肢と比較検討した形跡が見えない。
   ②なにより、子供達にとってよいのかどうか、
     教育委員会の理念が全く見えない。
     ⇒ だからパイロット校にも全く具体性がない
   ③人口減対策としての宇仁への新設校としながら、
    他方、人口減少地域の学校を廃止する、また
    耐震済みの校舎を使わないなど矛盾する点が多い
    のがこの現行案
   ④それもこれも、市長部局の描く市の将来の姿が見えない
    ので、周辺地域においてはその将来に不安をいだいてしまう
   ⑤まずは、子供達にとっての教育・教育環境のために何を
    目指すのか?これと市の将来ビジョンとをあわせて
    共感することをめざさなければ、提案されたものは
    その場しのぎの矛盾をはらんだものとなり、
    議論は枝葉が中心となって、結局妥協点を見出すことが
    できないでしょう。

議会での議論については、またご報告します。

取り戻せ!加西の未来
井上ちあき

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